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008 ふくべこミーティングに参加してきました

2023年10月28日。福島県郡山市で開催された発達障害当事者会ふくべこ主催のふくべこミーティングに参加して参りました。

当日朝、戦争でも起きたのか!?と錯覚するくらいの雷に起こされ、7時に出発するも、大雨&渋滞で30分遅刻…。
先を読めないADHDみが炸裂しました。
今回は私含め5人でのミーティング。
初めましての方もお久しぶりの方もいらっしゃいました。
皆さん境遇と程度は違えど、生きづらさの根っこに共通点が多いことが分かりました。

発達障害、生きづらさの根源

様々なお話を伺う中で、自分の中で「こうなんじゃないかな?」と考えていたことに対して、ある程度の確信を得ることができました。
それは、発達障害(特にADHD)の生きづらさの根源は、

未来を思い描く能力の欠如

ここから様々な生きづらさの要因に繋がるのではないか?ということです。
これは、将来の夢とか大きな事柄ではなく、数日後、数時間後に起こりうる未来を想像することが難しいということです。

○時間を守れない
○忘れ物が多い
○失くし物が多い
○お金の管理ができない
○部屋が汚い


「未来を思い描く能力の欠如」である程度説明ができると考えました。(長いので「未来力」とします。)
もちろん全ての発達障害当事者に当てはまることではありません。
中には時間をきっちり守れるし、忘れ物も失くし物も少なく、お金の管理もキッチリできて、部屋もキレイな当事者の方もいらっしゃると思います。
また、生きづらさの要素は「未来力」以外にも多数存在します。
しかし、こと自分に当てはめて考えると、この考え方で自分の中の「生きづらさの正体」に対して腑に落ちる部分が多いのです。
「不注意」は「未来力」の欠如により起こりうるのは想像しやすいですが、「衝動性」についても当てはまると思います。
通常であれば、今この行動を取ったらこのような未来が待っている、という想像のもと、その行動に対してのリスクとメリットを天秤にかけて行動を決定するものですが、未来を思い描けないからこそ、「今、この瞬間」に考えたことが行動に出てしまう。
自らのこれまでの行動を省みると、この「未来力」の欠如が全ての生きづらさの根源であることが分かってきました。

未来力はどうすれば鍛えられるのか?

正直これは死ぬまでついて回る課題だと思います。
そもそもこの力が弱いからこそ発達障害としての生きづらさが湧き上がっている訳ですから。
だからこそ、当事者会に参加することが重要となってくるのです。
今回のふくべこミーティングでは、各々様々な生きづらさを抱えていらっしゃる方々がいらっしゃいました。
その悩みを共有することで得られる最大のメリットは、

自分の問題が何かを見つめ直すことができる

これに尽きます。
発達障害の特性は、人それぞれ種類も度合いも様々です。さながら、アンミカさんの言う「白は200色あんねん」という言葉のように、当事者の方が200人いれば、200通りの特性があります。
だからこそ、自分への解決策は自分で見つけることが生きづらさの解決への最短ルートとなるのです。
だからこそ、発達障害当事者会に積極的に参加してほしいのです。
自らを見つめ直すには、様々な生きづらさのサンプルを集める必要があります。
ネットの情報からサンプルを集めるのも良いですが、やはり生の声を聞くことで得られる情報量は計り知れません。なぜならそこには発言をした方の「感情」ごと受け取ることができるのですから。

自分もまだまだ発展途上です。
まだ自分の中で「未来力」がどうすれば身に付くかが見えていません。
そもそも「未来力」の鍛錬以外の方法もあるかもしれません。
だから、これからも当事者会に積極的に参加していきたいと思います。
自分の経験が誰かの未来に繋がって欲しいという思いもありますがそれよりも、誰かの経験を自分の未来のための糧にしたいという思いが強いです。
これを読んでくれた発達障害当事者の皆さん、是非お近くの当事者会に足を運んでみてください!
特に福島県の皆さん!!
福島県には「発達障害当事者会ふくべこ」があります!!是非皆さんのお話を聞かせてください!

長文失礼しました。ここまで読んでいただきありがとうございました!!

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