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ノンキャリ外交官ヒロじいの英語の話(その12:コミュニケーション力で世界が平和に!)


「コミュニケーション力こそ語学の力」についてです。語学はやっぱり世界平和の決め手にもなるというお話です。非常に重要なテーマですので話し出すとキリがありませんが、今回は要点のみに留めたいと思います。

訪日外国人を歓迎しよう!
手弁当で何度も日本に来てくれている中国人、韓国人、ロシア人、イスラエル人の観光客。コロナ前のレベルに回復し、たくさん来てくれています。ヒロじいがいつも思うのは、たとえば、すべてのイスラエル国民が好き好んで戦争を始めたわけじゃない。戦争をやると決めたのは、政治家、トップの方たちです。イスラエル人も、日本が大好きだからやって来てくれる。ただ好きだから、これだけが外国人観光客の訪日理由です。誰も嫌いな国に観光旅行に行こうとは思わないのです。

ロシア人もウクライナと戦争中ですが、観光でたくさん日本にやってきてくれます。どこの国の国民も日本が大好きな人が日本にやって来る。これは紛れもない真実です。

欧米だけじゃありません。台湾、香港、上海、マレーシア、インドネシア、ベトナム、ネパール、モンゴル。こういった親日国だけでもありません。みんな来る人、来る人、手弁当で、旅費を払って、レストランでお金を使ってくれています。ただただ日本を知りたいと思って日本に来てくれる。これだけでありがたいじゃないですか。直接、街中でいろいろな国の方と話してみて思うのですが、コミュニケーションさえうまく取れれば、どの国の国民とも共存できるんじゃないかって思えてくるのです。これが、ヒロじいの率直な思いです。この10年、おもてなし観光ボランティアなどを色々やってきましたが、これこそ本当の外交なのじゃないのかなとさえ思えてくるのです。ますます日に日に実感できるようになってきています。

JICA海外移住資料館
少し話が変わりますが、平和共存のための最高のお手本とは何でしょうか?ヒロじいは、海外の各地にある日系人社会だと思うのです。いろいろな理由があって、大きな夢を持って新天地を求め日本から海外へ出ていった人、それぞれの受け入れ国で苦難を乗り越えて、受け入れ国に貢献して、それぞれの国に融和、融合して日本人コミュニティを築いてこられた姿というのは、本当に素晴らしいと思うのです。日本人の移住、移民の歴史をすべての日本人、世界中の人々に知ってほしいと思います。ヒロじいは昔、外務省で世界中の日本人海外移住者の担当もしてました。横浜みなとみらいにある国際協力機構JICAの海外移住資料館の建設も私が主担当時代に実現できたという経緯もあります。そういうことで、今の海外日系人社会にもう一度、光を当てて注目してもらえれば嬉しいです。

JICAの公式Webページの写真です。iPadが英語設定になってます。ご容赦ください。

国民に選ばれたいくつかの国のリーダー、政治家のみが、相手と話し合おうともせず、対立を深め、互恵・共存の道を閉ざし、ミサイルの撃ち合いを求めたがるのは、なぜなのでしょうか?

私は外国語の勉強、何が楽しいかというと、誰とでも外国の人たちに気楽に話しかけることができて、その人の話す内容が理解できて、コミュニケーションが可能になる。これが楽しかったから勉強したんじゃないかなと思えてくるのです。

コミュニケーション力って?
「コミュニケーション力」というと難しい響きもありますが、まずは誰とでも日本語で会話できるようになる。日本語でいいのです。日本語で会話できない人は、外国語では絶対に会話できません。日本人同士でも会話のできない人は、外国人とも絶対に不可能なのです。

最近、朝の挨拶も日本人はあまりしなくなってきましたし、パーティーやレセプションでも自己紹介、他己紹介すら非常に苦手です。日本語以上に外国語は絶対にうまくなれない。日本語ができなくては、外国人とのコミュニケーションはとてもおぼつかない。ヒロじいには絶対真理に思えるのです。日本語以上に外国語は絶対に上手くなれません。スピーチを日本語でできない人が、英語でスピーチできるはずないじゃないですか。相手の言うことをきちんと理解できさえすれば、必ず相互理解が生まれます。知らなかったことや誤解してたことがわかってきます。きっと文化や習慣の違いも理解できるはずです。

相互不信を相互理解に!
世界中の紛争の原因は相互不信、疑心暗鬼によるもの。明らかにコミュニケーション不足です。長い間話さないでいるとろくなことありません。友達同士でも、親戚同士でも、恋人同士でも同じです。日本の総理はもっと金正恩と話さないとダメなんです。やっぱり長い間話さないと疑心暗鬼や相互不信の芽が生まれ、攻めてくるのではないかと思ってしまう。何を言ってもわからない相手とは議論しても始まらん。これではダメなのです。特に政治家の皆さんはと、ヒロじいは言いたいのです。

外国と一切交流しない田舎の村長さんであればいいのかもしれませんが、国際交流や外交に関わる政治家、国会議員にはなってほしくないのです。世界の安全保障や互恵と共存の話をし出すと長くなってしまいますが、詳しくは、今もう一冊本を書いてますので、そちらの方に譲らせていただきたいと思います。

語学で我が身を守る!
外国で我が身を守るもの。それも語学です。語学という武器は非常に安上がりです。最新鋭戦闘機やミサイル開発のように何億、何兆もかかりません。おもてなしをするにも、海外で我が身を守るにも、必要な武器。これが語学なのです。つまり外国語で我が身が守れる。すべての国民に語学という武器を装備させる。これこそが日本政府の責任だとヒロじいは思うのです。

外国が日本のように安全だと思っていたら大間違い。いくら日本のパスポートを見せて「私は日本人だ」と訴えようとしても、喋れなければズドン。何も伝わりません。「助けて」と叫べなかったら首絞め強盗です。病気になっても、事故にあっても、盗難届やフライト変更。自分の思いを伝えられる。これだけで素晴らしい。こういうレベルのコミュニケーション力は難しくありません。簡単なことだと思うのですが、なぜこういうことを義務教育で教えてもらえないのでしょうか。

ぜひ有益なコミュニケーション力とは何かについて考えていただきたいのです。今回のお話は大変大事なお話ですので無料とさせていただきました。

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ヒロじい
これまで多言語学習、独学支援ブログYou can 2020-24(youcan2020.com)10年近く自主運営で維持してまいりましたが、少しでもご支援、暖かいご声援をいただけるのであれば、今後の活動充実のため最大限有効的に活用させていただきたく思います。