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ノンキャリ外交官ヒロじいのお話(その13:最終回:高齢者のみならずみなさんのためのYouTube英語勉強法)

高齢者ヒロじいのズボラ勉強法
ヒロじいは毎日一体何をやってるのでしょうか?ヒロじいの英語、スペイン語同時勉強法の話を中心に紹介させていただきます。高齢者ですのでずぼらです。手間ひまかかりません。もちろんお金もかかりません。ですから、ボケ防止のみならずきっと英語を少しでも上手くなりたい、スペイン語の勉強もやってみたいという人たち、若い人、学生さんたち、いや小学生のみなさんにも役立つお話かもしれません。

やっぱり読むことが大事なのかな
実はヒロじいは、読むこと、読書に毎日多くの時間を費やしてます。年金生活者なので時間はありますが、買い物、掃除、ゴミ出し、食器洗い、ベランダの掃除、ばあさんの運転手などなどいろいろやってますが(やらされてますが)、5〜6時間は読書、勉強、YouTubeに当てられます。

英語とスペイン語は、とにかく声に出して読むことが大事。ボイスメモにとって自分の英語やスペイン語がいかに流暢か確認しないとダメです。滑舌が悪くなります。

興味ある分野は広めです。外務省時代からの習慣にもなっている世界の動き、世界経済、安全保障関係、歴史関係に加え、昨年は源氏物語関係などなどでした。その次ぐらいが、外国語、語学関係という感じでしょうか。ヒロじいにとっては英語とスペイン語です。それと昨2024年はNHKのBS、大谷くんの出る試合に相当時間を取られてしまいました。

合間、合間にiPad、iPhoneでYouTubeを見ているというのが今の私の日課です。noteに記事を書き始めたのは、12月25日のクリスマスからです。書くのは全然苦にならないので、夜中に目が覚めた時に書いてます。

いろいろなことに関心を
そんなズボラで、いい加減なヒロじいの勉強法は特別なものではありませんが、いろいろなことに関心を持ち続けることが、語学の勉強になるようです。

ヒロじいの今の最大の懸念はやっぱり世界情勢です。イスラエル、ヨルダン、シリア、イラン、まだまだ緊張してます。毎朝日経新聞電子版と紙の新聞を両方で読む。新聞代は有料ですが、あとは、YouTubeと毎朝無料で送られてくるABCニュースサマリーを聴いて、ニューヨークタイムズのデイリーブリーフィングにさっと目を通す。基本ただそれだけがルーティンです。年金生活者ですのでできる限り無料で済ませます。

すぐにチェックしてiPadのメモに!
ウクライナ、ガサ、中国、北朝鮮、台湾有事。皆さんも気にされていると思います。YouTubeで面白そうなものがあればニュースをチェックをする。すると、新しい単語とか言葉に出くわします。スペイン語で何というのかなと調べます。以前も述べましたが、どこに書いたかわからなくなるようなメモやノートはもう作りません。

利用しているのはiPhoneのメモだけ。この機能でメモ取り、単語帳、写真、読書録、サイトの貼り付け、資料やURLのコピーなんでもokなので便利です。暇に任せてYouTubeで新しい英語やスペイン語のサイトを見て、面白そうなものをさらっと見ます。Voice of Americaはニュースだけでなく、英文法から日常会話まで全部教えてくれます。冒頭の写真の左が毎朝見てるABCニュース、右がVOAです。

役にたって便利なYouTube
興味を引く話題であれば何でも歓迎ですが、いくつか役にたちそうなYouTubeを挙げておきます。有名なスティーブ・ジョブズや、オバマ大統領の伝説のスピーチをはじめ、有名人の英語力チェックというのもありますし、日本の政治家で一番英語ができるのは誰なんていうのも出てきます。公立小学校で初めてのイマージョン教育が進行中、最短で英検1級に合格する方法なんていうのもたくさん出てます。

また、故三島由紀夫の英語とか、植田日銀総裁の素晴らしい英語が聞けるYouTubeもあります。面白いです。他人の英語力を知っても何の得にもならないと思うのですが、日本の政治家や芸能界の皆さんの英語力チェックといったお節介なものもあります。自民党の総裁選挙があって、石破内閣が発足しましたが、石破さん、河野さん、小泉さん、いろいろな人の英語をチェックしているサイトもあります。東大ハーバード組の林芳正前外務大臣、茂木敏充前幹事長、上川陽子前外務大臣、小林鷹之前経済安全保障大臣。この4人は文句なしにベラベラです。お上手です。ですが、大事なのはご自分の英語力ですよ!

YouTubeで何でも勉強可能です

錆びついたヒロじいのスペイン語と英語
私は退官して10年になりますが、スペイン語も英語も相当錆びつきました。どうにか維持できているのは多言語学習支援サイトYou can 2020 (youcan2020.com) というブログを英語とスペイン語混じりで10年近く書き続けてきたからかもしれません。それと東京オリンピック、パラリンピック、都庁案内。あちこちで多言語ボランティアとして活動を続けてきたことも有効だったのでしょう。

やっぱり語学は、毎日触れる、声に出す、読むを継続することが大事です。しゃべる、書くですが、幸いヒロじいはこの2つも得意なのです。

孫たちと勉強
孫たちの写真で恐縮ですが、4人とも米国にいます。1番上はもう大学生になっています。孫4人のうち、これまでに3人は別々の機会に日本にやってきています。1番下はまだ2歳なのでこれからです。とにかく、日頃の会話は全部FaceTimeか、LINEか、Messenger。

聞き取りがもう大変。泣き叫んでるか、喧嘩してるか、大人しいときは食べてるときだけです。日本の子どもと全く一緒。写真は3歳の頃の保育園の様子ですが、難しそうな単語が並んでます。長方形、楕円、六角形、八角形、ひし形。みなさんの英語力は3歳の子どもにもかなわないのではないですか?

全部お分かりですか?
スシロー、東大寺、丸亀製麺で!

とにかくディズニーが大好きですから、『アナと雪の女王』、『Elsa&Anna』、『Little Mermaid』、ディズニー作品を観ずして孫たちと語ることなかれ状態です。ディズニーを見ずしては会話もできません。歌は全部テイラー・スウィフトばっかり。こちらもなかなかついていけません。

ディズニーは素晴らしい英語教材です

ただひとつ言えることは、ディズニー作品はやっぱり教材としても素晴らしいということ。英語がきれいで聞き取りやすいです。日本の子どもたち、日本語吹き替えだけで楽しんでいるのは何とももったいない話です。一昨年、日米家族全員でアラスカディズニークルーズに行ったときに、このディズニー映画、相当船内で見せられました。昨年の夏に先ほど言いました7歳の女の子が来たのですが、気に入らないことがあると喚き散らす。お腹が減ってくると機嫌が悪い。何でもNo, noばかり。Hey No No Girlと名付けてやると、相当嫌な顔をしてました。それでも、ジャパニーズスナックとアイスキャンディーとサイダーを餌にやっと打ち解けられる関係になれました。すし屋で高級いくらばっかり食べるのにはちょっと困りました。丸亀製麺の冷やしたぬきも大好きでした。

孫たちとも相互理解
英語しか喋らない子どもが相手でも、とにかく相互理解が大事なんです。うまいものは何でも食べさせる。これが大事だということに改めて気づきました。諦めては喧嘩勃発ですが、最後はすっかり仲良しになれました。左がスシローでマグロと背比べ。真ん中、東大寺です。1番右は丸亀製麺です。ヒロじいの話、すっかり長くなっちゃいました。

まとめです
いろいろ長々と話しすぎました。まとめましょう。

1つ目:何より楽しく。語学・英語、イマージョン生活へ!
お好きなタイミングで無理せずひたすらインプットを増やす。これが1つ目です。

2つ目:外国語に触れる時間を大事に!
これが2つ目。生きた外国語教材は映画、テレビドラマ、歌、もちろん、本も、読書、どれも有効です。

3番目:とにかくたくさん聞いて、目で見て、口を動かす!
これが3つ目です。時間もYouTube動画もたっぷりあります。具体的な私からのおすすめは、とにかく易しい英語からもう一度やってみようです。リスキリングの前に、redo、retryです。気楽に聴けるEnglish Through Storysがおすすめです。できれば、お気に入りの英英辞書をぜひ一冊お読みいただければと思います。

外務省が東京にあったから
私が京都を離れ長年東京にいた理由は、外務省が東京にあったから。これからは琵琶湖のほとりの大津京で残された時間を利用し、今日はお話できなかった分も含めて、究極の語学下手の日本人に合ったヒロじいの語学勉強法と、みんなで世界の平和を考えるヒロじいの孫たちに残したい安全保障のお話という本を書いてみたいと思っています。ヒロじいがお話した内容は本当にお恥ずかしい、当たり前のことばかりだったかと思います。

私のおすすめというのはあくまでもひとつの選択肢です。間違っていることもたくさんあると思います。何かヒントがあればご自分なりのやり方で、今からでも決して遅くはありません。何かに挑戦されてみるのがいいのでは思います。お話した内容で、私がお答えできることでしたら喜んでご質問にお答えします。どんどんコメントしていただければ幸いです。

孫たちに伝えたい
考えてみれば、人生、常に山あり谷あり。求不得苦、自分の欲しいものが手に入らないと苦しいものです。なかなか英語が上手くならないと情けなくなってきます。でも、自分の能力、無力さを悲観しても始まりません。決して投げない。ただそれだけで、案外道が開ける。決して諦めない。こういったことを少しでも孫たちや若い人に伝えたい。同時にヒロじいのこれまでの人生は、外国語、語学とのご縁があったからこそ可能だったのかなと思えます。

試験についての心構え
すべての試験は、始まりです。スタートラインに立つための最低限の知識、脳力を試すためのものです。ですから試験をゴールにしてはいけません。ましてや人生のゴールにしてはいけません。合格したからといって自慢にもなりません。それぞれの専門分野の駆け出しにすぎません。ですが大切な一つの通過点です。成長のための一つの通過点なのです。本来、すべての試験は満点が取れる自信があって受けるもので、最低合格ラインを気にするようではダメなのです。わからないところがあるのに、お医者さんや弁護士になられては困るのです。

目標の試験に通過するかしないかを決めるのは自分です。受験する資格があるかないかを決めるのもあなたです。ど忘れや早とちりで失点することがあるかもしれませんが、わからないところがあるのに受験するのはダメなのです。交通法規がいい加減で運転免許を取られては困るのです。停止線オーバーで停車している人、交通法規勉強してませんね。追い抜きpassと追い越しovertakeを区別させる日本語も困ったものですが、法律は法律なのです。

決してTOEICで満点が取れても留学先で、在外勤務で、プレゼンも、ディベートも、ディスカッションも卒論もスラスラとは行きません。ここを勘違いされませんように!採用試験や初任給に差が出ることはあるかもしれませんがCEOになれるわけではありません。

ヒロじいの現役時代の写真
最後にヒロじいお気に入りの言葉を書いておきます。下の写真の左は、スペインのABC紙の第一面に載った私がアスナールスペイン首相と陛下の通訳をしている時の写真です。右は、真面目にオリパラで多言語通訳をしていたときの写真です。視覚障害100メートル、200メートル、400メートルのゴールドメダリスト。男性は伴走者です。女性が3つ世界新記録を持っているキューバ人のアスリートです。

決して遅すぎることなし。習うより慣れろ。誰にもどこにでもチャンスあり。

マーク・トウェインの言葉
Mark Twain, the writer of “The Adventures of Tom Sawyer” said that, “Twenty years from now, you will be more disappointed by the things that you didn’t do than by the ones you did do.”

あなたたちは、20年後、自分がやってしまったことであれこれ後悔するよりも、なぜあのときやらなかったんだろうとより後悔することになりますよ。『トム・ソーヤーの冒険』を書いたマーク・トウェインの言葉です。私は本当にこのとおりだと思います。今から、皆さんも20年後の自分が後悔しないように精一杯勉強してみませんか。絶対に後悔することのないようこれからの日々を送っていただければと思います。拙いヒロじいのお話にお付き合いいただきありがとうございました。今回も無料記事とさせていただきました。

20年後93才になるヒロじいからのお話でした。(完)

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ヒロじい
これまで多言語学習、独学支援ブログYou can 2020-24(youcan2020.com)10年近く維持してきましたが、如何せんボランティア、年金生活者ですので、今後は多少なりとも収益を考え、今後の活動費に使わせていただきます。