おさき農園 物語 18
今回は、販売先と販売方法について記事にしていこうと思います。
今後、私がぶどう農家としてステップアップするためにとても大事な内容となります。
果物は収穫時期が訪れればストックできず、すぐに販売する必要があります。
販売先は、直売所や道の駅・スーパーやJAの販売店、最近ではネット販売などがあります。
どのような方法で消費者に届け、安定した収益を得るのかが大切となります。
💡販売先の種類(メリット&デメリット)
🌟市場出荷🌟
市場出荷には、JAへの出荷、地元市場への出荷が含まれます。
昔から、多くの農家さんが出荷しています。
価格は相場に左右されるものの、規模が大きく販路としては最も安定しています。
個人で販売すると、運送会社を通したりと様々な手間が発生します。しかし、色々な農家さんから野菜を1か所に集めてまとめて消費地に送ることになるので手間がいりません。
✨メリット✨
手間が少なく、持ち込むだけでお金になる
品質で金額がきまるので新規就農した農家さんの野菜でも、綺麗ならベテラン農家さんと同じ金額で売れる
❌デメリット
相場に左右されるので赤字になる可能性もある(収入に波ができる)
品質の選定があるので、傷がついているものなどは断られてしまう(B品の販売ができない)
手数料が高い(JAや市場が関わってくるので中間マージンが多くかかってきてしまう)
自分で値をつけれない
✨小売店✨
小売店の販売には、直売所、スーパー、道の駅、八百屋などが含まれます。
最近では、消費者が近くのスーパーで購入せずに、直売所等で採れたてで新鮮な野菜を購入する傾向にあります。その影響もあり、道の駅や直売所、スーパーでの地場コーナーなどが増えてきています。
販売するときの手数料は、市場出荷に比べて安くすみます。また、八百屋やスーパーなどでは、買取で販売することもあるので売れ残りの心配がありません。
しかし、様々な小売店へ持ち込みになるため配送や販売するためのパック詰め、ラベル貼り等の手間が発生します。
✨メリット✨
手数料が少なく手取りの部分が多い
消費者が見ることができる
ロットが小さくても販売が出来る(少量多品目でも販売しやすい)
❌デメリット
配送の手間があり、売れ残りは取りに行く必要がある
パック詰め、ラベル貼りをしてからじゃないと出荷出来ない
他の生産者などライバルも多い
【ECサイト(ネット販売)】
コロナをきっかけにネット販売に力を入れる農家さんも増えてきました。
食べチョクやメルカリ等、オンラインサイト、アプリも近年、利用者も生産者の登録の数も伸びています。
生産者から消費者まで直接届くこととなるので、生産者にとっても購入された方の生の声が届くのはモチベーションに繋がるのではないでしょうか。
また、販売価格も自分で決めることができるので、販売が出来れば売り上げは高くなります。
しかし、小売店に比べても、ライバルが全国の農家さんになるので販売は簡単な話ではありません。SNSを使った自分たちの認知活動や野菜自体のブランディングなど取り組まなければいけないことが多くあります。
✨メリット✨
言い値で全国の消費者に届けることができる
消費者の生の声を聞ける
気に入って貰えればリピートに繋がる
❌デメリット
出品すれば売れる訳ではないので、認知活動などやらなくてはいけないことが多い(SNS発信)
クール便での配送、梱包作業など手間がかかる
生産者から消費者へ直接届くので品質を注意しなければいけない(クレーム対応)
このように販路の方法は沢山あります。
販路はないのではなく、自分で見つけに外に出ることが重要になってきます。
農家さんが自ら営業をする時代が来たといえるでしょう。
また、JAの安定した販路も決してなくならない重要な役割を担っています。
1つの販路に絞るのではなく、販路もリスク分散することで収入を安定させることに繋がるかと思います。
私もこれからは、個人で売る力を付けていきたいと動いています。
そして、今後、挑戦していきたい販路がひとつあります。
それは、
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