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中国人の友人
語学堂で色んな国の人に出会いました。
中国、フランス、ドイツ、ポーランド、カザフスタン、ウズベキスタン、モンゴル等。
ざっと思い出すだけでこれだけの国の人がいました。
こうやって色んな国の人と交流できるのは語学学校ならではですよね。
そこでわたしが1番仲良くなったのが、なぜか中国人の女の子、Rちゃん。
わたしより一回りも年下の子です。
交換留学で来ている多くの中国人とはちがって、大学編入予定という形で語学堂にきていました。
中国人は中国人同士でよくつるみますが、Rちゃんは他の中国人とあまりつるんでいませんでした。
語学堂時代はみんなであそぶ仲だったのですが、語学堂が終わると大体が帰国してしまいます。
最終的にはRちゃんとわたしだけが残りました。
Rちゃんはそのうち大学生になり、卒業後はそのまま韓国で仕事をしていました。
わたしが韓国で働いていた間や、結婚してまた韓国に住んでいた間、Rちゃんもずっと韓国にいました。
定期的にカフェでお茶したり、ランチ行ったり夕飯を食べに行ったり、小旅行に行ったり。
家も近く(徒歩3分)に住んでいたので、暇があったり、なにか話したい事があったりすると、すぐ会えるのが最高でした。
Rちゃんが大学生の頃は、家の近くのコンビニでアルバイトをしていたので、仕事帰りに寄ってちょっとだけ話して帰るとかもありました。
あのストレスだらけの旅行代理店の頃は、帰り道にRちゃんと5分でも話せるのが、いい気分転換になってありがたかったです。
12歳も年下とは思えないくらいしっかりした賢い子で、気も合うし、2人でよく語り合いました。
お互いの国のことだったり、歴史のことだったり、韓国のことだったり。
普通に恋愛の話や、悩み、これからのことだったりも。
国も違うし、年齢も12歳も違うし、韓国という第三国で出会って、お互い外国語(韓国語)でしか意思疎通できないのに、こんなに友人関係を築けるなんて。
いつの間にか大切な友達になっていました。
そのRちゃん、中国に帰りたくない、ずっと韓国に住みたい、と言いながらも(中国のここが嫌!を、さんざん聞かされました)、年齢的に2年前とうとう中国に完全帰国しました。
そして中国で貿易会社に就職し、韓国語を使う仕事をしています。
そして去年、結婚して出産も。現在は育休中だそうです。
そんなRちゃんが完全帰国した際、わたしにこう言ってくれました。
「ゆゆゆがいなかったらわたしの韓国生活はつまらなかった。ゆゆゆがいてくれたから楽しく過ごせた、ありがとう」と。
ジーンときました。私ももちろん同じことを思ってはいたのですが、Rちゃんもこう思ってくれていたのは知らなかったので、こうやって言葉にして相手に伝えるのは大切なことだなと改めて感じました。
なので、それからの私は、ポジティブな感情は感じた時に相手にすぐ伝えるようにしています。
友達相手に多少の恥ずかしさはあるのですが。
鬱陶しがられる時もありますけど。
でも突然伝えることができなくなる、ということもあるので、言える時に言っておかないとね。後悔したくないので。
そんなRちゃんとは今は中国のSNS(ラインのようなもの)でやり取りをしています。
つい先日、Rちゃんと久しぶりに電話をしました。
海外と無料で通話できるなんて、ほんとSNSさまさまです。
最後に会ったのは6年前くらいです。
その後コロナ禍に突入してしまい、やっと明けたと思ったらRちゃんが中国に帰国してしまい、会えずじまいです。
なので今年こそは、韓国で会おう!!と2人で計画中なのです。
実現しますように……。
国を超えた友情に乾杯!!
※トップ画像は、Rちゃんと2人で行った、『コーヒープリンス』というドラマの撮影地です。主人公のイソンギュンの家として出ていました。
現在は「サンモトゥンイ」というカフェになっています。