初韓国滞在記④〜ソウルでの生活〜
新しい滞在先のお宅では、みなさんそれはそれは良くしてくれました。
週末には、ソウル観光へ。
定番のソウルタワーへ連れて行ってくれたり、車で遠出もしたり。
この遠出については、また別に書くかもしれない。
平日はみなさんそれぞれの生活があるので、私は一人でソウル観光。
ケータイがないので、おそらく地図?を片手に移動していたのか、もしかするとそれすらなかったかもしれない。
事前に調べることもあまりできていないので、手探り状態だったはず。
ハングルだけは読めていたので頑張って読んで移動していたのかも。
幸いアヒョン駅近くには繁華街が続いていて、地下鉄乗ったり徒歩だったりで、イデやホンデ、ソウル駅あたりを歩いた。
東大門、南大門、梨泰院、江南の方まで足を伸ばしたこともある。
ありとあらゆる有名どころは全部行ったと思う。
そういえば、今はどうなんだろう?
あの頃は南大門、梨泰院の偽ブランド店前を通ると本当に腕を引っ張られて店の中まで連れて行かれ、目の前にカバンを差し出されて「ほら、これ⚪︎⚪︎のニセモノ!安いよ」と無理やり買わそうとしてきた。
ちょっとでも逃げようとするものならまた腕をがっちり掴まれて、「こっちがいい?」と違うカバンを目の前に出されたりして。
目の前すぎてよく見えないし!
日本人特有のあやふやな態度をとっていたら、買うまで抜け出せないくらいの勢いだった。この頃、相手のことは気にせずはっきり断る、思い切り逃げる!を身につけた気がする。と同時に、相手を傷つけまいとする日本人としての気遣いもなくしたような?気もするが。
流石に今はここまではないかな。数年前に南大門や梨泰院に行ったことはあるけど、なかったと思う。
この頃は毎日外を歩き回った。相当な歩数いっていたと思うが、若かったからできたに違いない。若いって素晴らしい。
そして3週間経つ頃にはソウルの地下鉄や街などの位置関係、それぞれの街の特徴などなど、ほとんど把握した。
街で使う実践韓国語も日に日に上達していった。
「これいくらですか?」「これください」「ひとつ(ふたつ)ください」
「ありがとうございます」「トイレはどこですか?」などなど…。
そういえば韓国語の数字、これもまた本当に複雑。おまけに発音も難しい。
『固有数詞(ひとつふたつ…)』と『漢数字(いち、に…)』これが複雑に絡み合っている。
「いくらですか?」と聞いても返事を聞き取れなければ意味がない、ということに気づき、必要に迫られてひたすら実践しながら覚えていく。
時間、年齢、価格、日付など。これはテキストを見ながらただ覚える、は私には不可能だったと思う。実践から入れたから覚えられたのだと思う。
長くなったので次に続きます。
初韓国滞在記⑤へつづく