留学前〜アルバイト時期〜
二度目のオーストラリアからの帰国後、アルバイトを探してひたすらお金を貯めることになった私。何やってんだろ、とツッコミながら、少々自己嫌悪にも陥りつつ…。
この頃、適当に見つけたメインのアルバイトの他に、掛け持ちで韓国語を教えるというアルバイトも始めることになります。
時々通っていたカフェのオーナーから「ここで語学教室を開きたいから、韓国語を担当してくれないか」と言われました。私もまだまだ人に教えるほどではなかったので迷いましたが「ハングルを読めるようになるだけ、簡単な挨拶や旅行で使える韓国語くらいならOK」と返事をして、約1年間3人〜4人の方を相手に教えていました。
ハングルを読むところから。反切表の説明、母音と子音の読み方練習、パッチムの練習。みなさんやはり発音でまず「難しい〜」と混乱されることが多いですね。
そのあと簡単な挨拶や、旅行で使えるフレーズなどなど。
私も教えるという仕事は初めてだったので、手探りでした。
毎回準備するのに、授業の倍以上の時間がかかるので結構大変だったのですが、一応お金をもらっているのでしっかりしなければ…と思い頑張りました。
終わったらその日受けた質問や、教えるのが難しかったところなどを覚えているうちにささっとメモをしておいて、次回に役立てるようにしていました。
その資料はまだ残っていたので、なんと現在も役立っています。捨てないでおいてよかったー。
メインのアルバイトと、カフェでの韓国語のアルバイトを掛け持ち、という生活を約1年続けて、ある程度貯まったかな、と思えるところまで来ました。
そして29歳、周りの友人たちはそろそろ家庭を持って落ち着きはじめているというのに、そんな時期に私は韓国へ留学に行くことになりました。
でも、念願だったはずです。やっと大好きな韓国語を本格的に学べるんだ、と。ちょっと遠回りをしてしまったけど。
いろんなことを手放してこの道に向かったのだから後悔はしないでおこう。