#未来のためにできること・その2
■意識高い系の男女
よし子: 「ねえ、信也くん。私、最近SDGsの活動にハマってるんだ~。未来のためにできることって大事だよね?」
信也: 「へえ、SDGsか。それって今どき誰でもやってることじゃん。俺なんて、AIを活用した環境モニタリングシステムの開発に参加してるんだぜ。」
よし子: 「あら、そう。私はね、地元の企業と協力して、プラスチックフリーの商品開発プロジェクトをリードしてるの。もう100社以上が参加してるのよ。」
信也: 「へぇ~、地元限定か。俺のプロジェクトは国連と連携してて、グローバルに展開してるんだよね。世界中のデータを分析してる。」
よし子: 「まあ、すごいわね。でも私、先月ノルウェーで開かれた気候変動サミットで基調講演したのよ。各国の環境大臣たちの前でね。」
信也: 「ふーん、政治家相手か。俺は先週、シリコンバレーのトップIT企業のCEOたちとミーティングして、次世代の環境テクノロジーについてブレインストーミングしたんだ。」
よし子: 「あら、素敵ね。ところで私、来月からアマゾンの奥地に入って、新種の植物を探す探検に参加するの。もしかしたら、気候変動に効く新薬の原料が見つかるかもしれないわ。」
信也: 「アマゾン?俺なんて来週から国際宇宙ステーションに行って、地球温暖化の新たな観測方法を実験してくるんだぜ。」
よし子: 「宇宙ステーション?私のグループでは火星での植物栽培計画を立てているわ。未来の食糧問題を解決するために。」
信也: 「はぁ?火星?古いな。俺たちは既に太陽系外惑星での生態系構築シミュレーションを始めてるよ。」
よし子: 「ふん、所詮シミュレーションでしょ。私は現実世界で行動してるの。」
信也: 「理論なくして実践なし、だろ。お前の活動、ちゃんと科学的根拠あんのか?」
■結論
私たち人類が地球の未来のためにできること。
それはズバリ、「よし子と信也のマウントの取り合いを見守ること」です。
才能あふれる若者たちにがんばってもらいましょう。