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冬グルメ!カニ、鍋など旅先で食べたい全国のおいしいもの特集

食べ物がおいしくなる冬。特に野菜や魚介類には、冬に旬を迎えるものがたくさんありますね。
大地の恵みを受けてまるまる育った野菜や、プリっと締まった魚介を温かメニューでいただくのは最高!
地域の歴史を感じる味付けや食材にも興味津々です。冬旅のお目当てにふさわしい魅力的なご当地グルメをご紹介します。

タラバガニ・毛ガニ / 北海道

北海道の冬の味覚と言えば、やっぱりカニ! 特にタラバガニと毛ガニはその代表選手です。
脚を広げると1mを越えるというタラバガニは、大迫力の存在感。ジューシーな身がぎっしりつまり、食べ応え抜群です。
“北海道のカニ”のイメージの強い毛ガニは、繊細な身と濃厚なカニみそが特徴。地元の人々からも好まれています。
ゆでガニや焼きガニをはじめ、さまざまなカニ料理があり、居酒屋やホテルのレストラン、料亭……と、どこでも食べられるのもうれしいところ。旅の予定や気分に合わせて、好みの場所を選んで味わいたいですね。

日本酒・南部美人 / 岩手

冬は日本酒がおいしい季節。岩手を旅したら、美食とともに楽しみたいのが銘酒「南部美人」です。
明治35年創業の老舗酒蔵が醸す南部美人は、岩手の酒米「ぎんおとめ」などを用い、地元二戸市の名勝「馬仙峡」の伏流水で造られるお酒。
やわらかで上品な味わいにスッとしたキレのよさがあります。
国内のみならず海外でもさまざまな賞を受賞し、現在世界39か国に輸出されているというグローバルな“SAKE”。
世界に挑戦する酒蔵の心意気も、お酒とともに楽しみたいですね。蔵見学は要予約で、シンプルコース(1,650円)からプレミアムコース(5,500円)まであります。

せり鍋 / 宮城

近年、宮城で注目度急上昇中のご当地グルメ、「せり鍋」。
せりは宮城県の特産品で、全国トップクラスの生産量を誇ります。
煮立てた出汁に鶏肉や鴨(カモ)肉を合わせ、たっぷりのせりを入れますが、驚きはせりの根っこまで入っていること。
「根っこなんて食べられるの?」とためらってしまいそうになりますが、この根っここそがせり鍋のうまさの秘密! 強い香りと軽い苦味で、せりの魅力を最大限に味わえます。
茎や葉はしゃぶしゃぶのようにサッと出汁にくぐらせて、シャキシャキさわやかに。旬のせりを心ゆくまで堪能できます。

寒鱈汁(かんだらじる) / 山形

1月上旬から2月上旬ごろの“寒の時期”に獲れる真鱈(マダラ)は「寒鱈(カンダラ)」と呼ばれ、山形の冬のごちそうです。
「寒鱈汁」は別名「どんがら汁」とも呼ばれる郷土料理。
“どんがら”とはあらのことで、骨ごとぶつ切りにした鱈の身にくわえ、頭や内臓などのあらまで入れて煮込むことからこの名が付いたそう。
スープはみそ仕立てで、脂肪分たっぷりのあぶらわた(肝)を溶かします。仕上げには、磯(いそ)の香りがただよう岩のりをそえて。
引き締まった身や濃厚な白子、コクのある出汁など鱈のすべてを味わいつくす豪快な一品で、体の芯から温まります。

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