目くじらを立てない
仕事や家事の合間に、時間を見つけては松浦弥太郎さんのエッセイを読み進めています。
「自分が大切にしている人生の軸はなんだろう?」と頭のどこかでずっと考えていて、それをクリアにしたい気持ちの表れだろう、、、。
そう思いながら、気持ちの赴くまま図書館に通っています。
自分の転職活動のきっかけは、非正規雇用として働くなかで、「自分の食い扶持は自分で稼ぐ」ということの大切さ、重要性を痛感したためですが、、、
もうひとつ、心のどこかで、同じ職場の先輩の様子を見て「40代半ばを過ぎて、こんなにすぐ他人に目くじらを立てる人に、自分はなりたくないな」と思ったことが理由だと思っています。
ユーザーに近い立場で、その反応をすぐ見聞きできる職業柄、「この方はちょっと、、、」と思うことが全くない訳ではありません。
しかし、周りの先輩方が「今の人、おかしいよね?マナーがなってないよね?あり得ないよね?」と、ほんの少しのことで目くじらを立てたり、批判したりする様子を見て、「そこまで言わなくても」と思うことが年々増えていました。
特に、自分が経験したことがない立場(お子さんが3人以上いる家庭、ひとり親家庭など)の方に対するバッシング(「児童手当もらいすぎ」「手当が手厚すぎ」など)を繰り広げる姿を見て、「この環境に居続けることで、私自身も信条や芯がぐらついて視野が狭くなってしまうのでは」と怖くなりました。
そんな思いを抱くようになり「もっと様々な年代の方と働きたい、世の中を知り、自分にとって身近な地域の歯車となれる仕事をしたい」と思い公務員試験に挑戦することに決めたのでした。
目くじらを立てず、思い込みや先入観を持たず、冷静に事実を受け止め、自分の責務を果たせる、、、そんな30代を目指していきたいなと思っています。
特に、自分が経験したことがない物事・立場を憶測で語ったり、批判することは絶対に避けていきたいです、、、。
経験している当人にしか、大変さ、やりがい、嬉しさなどの悲喜交々は分からないと思うから。
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