公務員試験のこと 前編
①私の状況
まず、私は民間企業、他の公務員試験と併願せず、地元自治体のみの単願→合格しました。
これについて、色々な考え方があると思います。
私としては、
・なるべく利害関係が生じにくい土地
家業を営んでいるため利害関係者が多い地元
ではなく、隣の自治体を受験しました。
・家から通いやすい場所
残業、災害対応などで緊急の呼び出しがある
時でも、ストレスなく「帰るぞ!」「行く
ぞ!」と思える距離感を重視しました。
・転居を伴う異動がないこと
国家公務員、都道府県庁職員を選ばなかった
理由はこれに尽きます。
夫も地元で働き異動がない職業のため、私た
ちにとっては重要なポイントでした。
・住民の生の声を市政に反映させている自治体
感覚的な話になるので、参考にならない気も
しますが、、、
自分の住む土地はリーダーシップによって
次々と新しい事業が決まり、我々住民が知る
のは事業が始まってから(という印象)。
他方、受験した自治体は既存・新規事業とも
に、住民の生の声を聞き、ブラッシュアップ
や検討を丁寧に進めている(という印象)。
私は現在、ユーザーに近い距離で、反応を
日々もらうことでやり甲斐を感じているた
め、後者に共感し「こっちで働きたい!」と
強く思いました。
②公務員を選んだ理由
・異動によって様々な分野の業務を経験できる
大都市で企業や公務員として働いている方か
らは「当たり前じゃない?」という意見が出
てくるかもしれません。
しかし、今回転職するにあたり、周りの民間
企業で働く男性・女性の様子を観察したとこ
ろ、採用されたら退職するまで営業・事務・
経理のいずれかの仕事をやり続ける。
特に家族がいる場合、転勤がないためずっと
同じ営業所のメンバーと仕事をする。
といった働き方がほとんどであることを知
り、「自分には合わなそうだな」と感覚的に
思いました。
→私は特定の分野だけでなく、文系・理系、
様々な分野のことを知り業務経験を重ねたい
と思っています。
地元では小さな会社・営業所が多いため、人
間関係に変化がないこともデメリットとして
感じてしまいました。
・土日祝日は休みであってほしい
現在は曜日で出勤が決まっているため、祝日
でも仕事に行かなければなりません。
パートナーと休みが合わず、帰省や旅行に行
けないことがストレスでした。
もちろん、公務員は休日出勤が多い課もあり
ますが、基本的には代休が与えられるように
なっています。
・モチベーションを保てるような制度がある
ハローワークなどで地元の民間企業について
調べると「退職金なし」「ボーナスなし」
「育休なし」と書かれており「うーん」と思
うことが多くありました。
最初に勤めた団体が福利厚生がきちんとした
職場だったため、自分のなかで「こうあって
ほしい」という基準・価値観が知らず知らず
のうちに形成され、重視するようになったた
めだろうと推察しています。
長くなりそうなので、次の記事で、勉強・対策や試験を終えた気持ちなどを綴りたいと思います。
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