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初めてのnote
はじめまして。読んでくれる人がいるか分かりませんが、手を止めてくれたあなた、読んでくれてありがとうございます。
青森で農家をやってる者です。
この初投稿は県外研修の帰りのバス車内で書いてます。写真は岩手山。初投稿とか言っておいていきなり青森じゃない土地からお送りしてます。
高速道路から見える風景。田んぼが広がってビニールハウスが並んでて、青森から研修先までずーっと続く同じような風景。日本各地に同じような風景が広がってると思います。でも同じように見えて実はそれぞれの農家の想いがこもってる。農家も十人十色。それぞれどんな想いでこの風景を守っているのか。ぼーっとそんなことを考えながらこれを書いてます。
普段仕事をしていると、目の前の作業のことだけでなく、明日のこと、来週のこと、来年のこと、もっと先のこと、ごちゃごちゃと考えてしまうタイプで。頭の中は常に思考のごった煮状態。ポジティブもネガティブもごった煮。人に話すことで整理もできましょうが、こんな煮物はとても食卓には出せないなと。
最近は農業に関して様々な話題がネット上で見られるようになりました。農業って特殊です。農薬とか肥料とか、この時代の価値観と農家のリアルな生活のギャップとか…十人十色、農家の数だけ農業があるので、農業とはこんな感じです!って1つの正解が存在しないんじゃないか。生業としてすごく特殊だと思います。だからこそ、SNSなんかで見るような農業を取り巻く議論も、個人的には蜃気楼のような、雲を掴むような、実態があるようでないものに見えるときがあります。
正解はないけど、参考例はたくさんある。それが農業でしょうか。農家の参考例の1つとして、こんな考えの若い農家もいるんだなって思っていただき、読んでくれた人が農業を考えるときにふっと思い出してくれたら嬉しいです。
ごった煮から自分の考えの輪郭を取り出してみたいと、冬に向かっていく東北の風景を見ながら思い立って書き始めてみました。そしたらやっぱり、自分は農家の端くれとして誰か一人にでも少しでもいいから農業を知ってもらいたいんだっていう輪郭が出てきました。どうやら書くって大事みたいです。
農業に想いを馳せる小さなきっかけになるようなnoteを目指そうと思います。ちゃんと続けることができればの話ですが…