はじめての最後#10
September
アース・ウィンド・アンド・ファイヤー
Do you remember?
The 21th night of Septermber?
から始まるこの曲を知っている人は多いと思う。
私自身も大好きな曲だ。
あの映画の冒頭で流れる、あのシーンも大好き。
昨日ふとティックトックを流し見していると流れてきた。
え?
9/21の夜を覚えてる?だと?
歌詞を気にしたことなんか、今までなかった。
だけどこの曲が流れてくると、Do you remember ~と鼻歌が出てきてしまう。
なんならその時はちょっと変顔つきで歌ってしまう。
って程度の曲だったけれど
いきなり気になった歌詞がどんどん流れてくる。
私の脳内で変換される英語は、もう随分と離れていて追いつかない。
気になって和訳をしっかり読んでみた。
笑われてもいい覚悟で言うが、彼とのメッセージやりとりの1番初めの日付が見たくて、急いでスクロールした。
まさに彼と私が初めてふざけあって、恋に落ちたのは
9月21日だった。
….落ちたのは私だけかもしれないけど。
この曲の言っていることが怖いほどリンクした。
(痛いこと言ってんなーとは自覚している)
曲の中では、9月から12月に月日が経ち、あの日の自分たちを忘れないでと歌っている。
きっと、12月に私も同じ気持ちになってしまう。
この地を去った彼を…泣きながら彼を想うのだ。
突然
この明るい曲を聴く度に、一生彼を思い出す呪いにかかってしまった。
今まではまったく響かなかった曲が
こんなに胸が締め付けられる曲になるなんて。
恋はすごい。
人は結局いつも、物語でも歌でも芸術でも、人を愛したり恋したりした時の心を表現し続けている。
文化は違えど、それは世界中どこでも同じでしょ。
そのことに、凄さを感じる。
苦しくて、思考を邪魔して、迷惑とさえ感じる、この気持ちは、あぁ生きているなぁ、と改めて今夜の私に実感させる。
今日はひとつもメッセージを入れずに済んだ。
明日もこの調子でがんばろう。
彼は今頃きっとがんばっているはず。
邪魔をしたくない。嫌われたくない。
今日が終わるまでに、1秒でもいいから私のことを思い出してくれますように。
儚い夢だけど…
疲れているであろう彼を思いながら、すこぶる元気な自分が、なんか嫌。
食べてないから便秘だな。よし、ちょっとマシ。
ネイルでもするか。
Septemberを聴きながら。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?