けむり

大人の女が感じるリアルな恋を書いています。 現在進行形の想いをリアルタイムに綴ることは…

けむり

大人の女が感じるリアルな恋を書いています。 現在進行形の想いをリアルタイムに綴ることは自分への慰めです。 不快な気持ちにさせる文章が含まれてたらごめんなさい。 アドバイスなどコメントをいただけたらとてもうれしいです。

最近の記事

はじめての最後#20

ティックトックから流れてくる “男が沼る女3選” とか “脈アリ男性の行動5選” とか 流れてきたやつを食い入るように観たら オススメに次々と….. 勝手にチョイスしてくれるのは、私が興味ありそうと思われた訳で。 どれをみても、当てはまらないし。 一般的には当たるのかもしれないが、私のだいすきな彼はちょっとおかしいから当てはまらないはずだ、と 思おうとしている沼られていない痛い女は私です。 今日は男の面会に行った。 2週間ぶりに見た男は相変わらずだった。 2人で最後に観た映

    • はじめての最後#19

      勢いとノリがいいのが私の長所だったのに。 言えないよ。 たったひとこと、おでん食べる?の言葉が。 自分に自信が無いから? 彼の気持ちに自信が無いから? 断られるのが怖いから? おでんが美味しいかわからないから? おでん、好きなのか? 違う。 いや違わない。 全部そう。けどさ どうせ、どうにもならない。 どんなに好きでも、どうにもできない相手だから。 これ以上思い出を作るのは、自分で自分の首を絞めることだから。 理由なんかなんでも良くて、ただ、会いたいだけで。 ただ会いたいだけ

      • はじめての最後#18

        もし○○だったら。って考え始める時って、今の自分から逃避したくなっている証拠だろうか。 もし 私に待っている男がいなくて、 もし 彼に遠距離恋愛中の彼女がいなくて、 もし …それ考えてどうすんだ? 未来がないってわかりきってたことを始めておいて 未来を夢見たくなるなんて。 今さえ楽しければそれでいい、そんな風に思えるのならそう思いたい。 だけど、何をしていても、いつも頭に心にとだいすきな彼が現れ始めると 「この渋滞を一緒にいたらどんなだったかな」 「このお料理、彼は好きかな

        • はじめての最後#17の続き

          遅くまで営業しているアジアンダイニングCafe&bar的なお店に到着し、誰もいない店内で2人座った。 平日の夜遅く、貸切状態。 店内には大きなテレビがあって、いつも音声なしの古い洋画が流れている。 今夜はトップガン。 懐かしい映画の若かりしトム・クルーズ。2人とも相手役の女優さんの名前が思い出せなくて笑った。 「この人綺麗だよね。いかにも典型的な外国人美女って感じで」 確かに大変美しい人だった。 「この後この2人やっちゃうんだよ」 と子供みたいに言う彼。 「じゃあそのシーン来

        はじめての最後#20

          はじめての最後#17

          昨日彼と久しぶりに2人で会えた。 あんなに盛大に大泣きして、振られた終わったとドン底の悲劇のヒロインを振りかざしていたというのに。 我ながら呆れる。 そしてまた彼に会える私は、天にも登る気持ちで順調に狂っていく。 たまたまハロウィンだったから🦖の着ぐるみで待ち合わせに向かうと決めたが。 急遽、駅ではなく彼の会社に迎えに行くことになってしまった。 被り物はどうしようかと迷ったけど、もうよる9時を過ぎているし、人にも会わないだろうとタカをくくって決行することにした。 意外にもパ

          はじめての最後#17

          はじめての最後#16

          明日は彼との約束の日だ。 今回は無事に会えるのだろうか。 生理が予定より早めに到着した。 「……..」 生理がちゃんと定期的に来ていると言うと まだ来てていいねと言われる歳になった私だが。 わざわざ今日来なくていいじゃん、と悪態つきたくなる日もある。予定より早いだろ。 という訳で 元々セックスの期待はできない明日の予定だったけど、確実にそっちの線は消えた。 だから明日はハロウィンを楽しむことにする。 予定通り会えるかも不安な中 🦖の全身着ぐるみをポチった。 これを着て行くし

          はじめての最後#16

          はじめての最後#15

          前に投稿した内容でいくと 彼とのことは諦めるつもりだったのだが。 酒が抜けて冷静になった私は、結局、、、1日置いて彼に連絡してみた。 往生際が悪い。 何気なさを装ったメッセージを。 でもそこにはハッキリと、今週会いたいという思いを込めた。 やっぱり、もう一度2人で会いたい。 他所の女の人と、楽しそうに酒を飲みはしゃぐ彼を見ることが、地獄のようだったけれど… 落ち着いて思い出してみた。 そもそもあの店で、この2年の転勤中に築いた彼のあの店での立場があって。 そこへ私も顔見知

          はじめての最後#15

          はじめての最後#14

          ニコラシカを2杯飲んで、昨日の私は盛大に酔っ払った。 行きつけのbarのマスターによると、彼はあの後 吉瀬美智子似さんと無事に連絡先交換をしたらしい。 1日経って少し冷静になっていた私だったが その情報を耳にして、やっぱり動揺してしまった。 そしてニコラシカを飲もうと決めた。 彼はあの人と… もう私に会おうとする時間は、彼女との時間に変わるのだろう。 彼からの連絡は、きっとなくなっていくのだろう。 彼を想う気持ちを、どこにぶつけたらいいか 探さないと。 昨日マスターに 「

          はじめての最後#14

          はじめての最後#13

          こんなに早く、このお話の結末を迎えるとは… これで彼とのことがおしまいになる気配だ。 今夜いつものbarで久しぶりに彼の顔を見て少しだけ一緒に話すことが出来た。 今夜も先日の吉瀬美智子似さんが来ていた。 私も友人と。 その後彼はやってきた。 隣に座ってもらったが、しばらくしたら ちょっと…と言って彼は吉瀬美智子似さんの隣に移動した。 ずっと彼女は彼に目配せと手振りで、コッチおいでとしていた。 それに応える形で、行ってしまった。 連絡先を交換しようと吉瀬美智子似は迫っていた。

          はじめての最後#13

          はじめての最後#12

          どうにかなりそうな夜を迎えていた昨夜。 その後3時間ほどした頃、彼はまたメッセージをくれた。 最初にくれた「第1関門」のくだりから、まだ数時間お仕事をしていたらしい。つまり最初のメッセージは仕事の途中でくれたということ。 一旦、幸せに溺れていいですか。 大好きな人が仕事中に私を思い出してメッセージをくれた…その心はわからないけど、でも、人間の脳内で起きた衝動で携帯を持ってメッセージをするという行動になったという事実は、私を幸せ沼の底まで、重りを鎖で繋がれてゴボゴボと沈める。

          はじめての最後#12

          はじめての最後#11

          今日も連絡はなし。 これから何回この書き出しで始まることやら。 学者とか研究者ってのは、頭脳の中がどんな風に動いているのか?私みたいな煩悩のかたまりのような女には全く想像もつかない。 秋晴れの今日、母親業と会社員の1日を過ごした。 明日は金曜日。 いつもの友人と飲みに行く予定だが、明日はいったいどんな夜になるんだろう。 彼は今夜何時に仕事が終わり、何を召し上がるのか。 ジムに行って汗を流す時間と体力はあるのかな。 遠距離恋愛中の恋人さんには電話するだろう。 2番手の私のこと

          はじめての最後#11

          はじめての最後#10

          September アース・ウィンド・アンド・ファイヤー Do you remember? The 21th night of Septermber? から始まるこの曲を知っている人は多いと思う。 私自身も大好きな曲だ。 あの映画の冒頭で流れる、あのシーンも大好き。 昨日ふとティックトックを流し見していると流れてきた。 え? 9/21の夜を覚えてる?だと? 歌詞を気にしたことなんか、今までなかった。 だけどこの曲が流れてくると、Do you remember ~と鼻歌

          はじめての最後#10

          はじめての最後#番外編

          もうひとつのストーリー。 今日はエビマヨを作り、さつまいもご飯を作り… ブルーノマーズをお供にノリノリで食事の支度をしていた。 いつもの友人から着信。 「アイツがご飯いこって。今日こそはけむりもいっしょに行こ」 アイツとは… 実は、私の男が収監されてから今回の恋に出会う前、初めに心動かされた人がいた。それがアイツだ。 でもそれは、恋ではなかった、と思う。 アイツは既婚者で、元はと言えば数年前に、私の顧客を通じて軽く飲みの席で同席した5つ年下の男。 男が居なくなった後、友人と

          はじめての最後#番外編

          はじめての最後#9

          明後日会う約束だった。 でも、なくなった。 「ごめん 無理 やること多すぎて 泣きそう」 だって。 異動前だもの、やることが多いのでしょう。 泣きそうという文字を見てガチ泣きしたのは私だ。 そもそも私から、行くのか?と訊ねた返事がこれ。 やっぱり脈ナシかなぁ、これは。 ただ、普通の会社員や自営業者とは違う人だし、そもそも毎日三重生活の日々の上、異動前とくればキャパオーバーしても不思議では無いけど。 だから一旦、忙しくて会えないことは納得した上で… でも言いたい。 彼に会うた

          はじめての最後#9

          はじめての最後#8

          檻の中にいる男の面会に行った。 罪悪感を引きずりながら、けれども、男に少しでも笑顔になれる時間を作ってあげたくて。 うつつを抜かしている私は、今月の面会が今日で3回目だとは気が付かず、男を驚かせた。 「また来週くるね」 「もう3回来ちゃったよ?」 「え?」 …こんな大切なことに気が付かなくなっていることに 自分でも驚いた。 彼に出会うまでは、男の面会へ行く道のりも長く遠く感じていたが、このところ色々と思いを過ぎらせて走る道のりは、随分早く到着すると感じている。 寧ろ「もう着い

          はじめての最後#8

          はじめての最後#7

          愛してる男のこと。 来週に面会に行こうと思う。 檻の中での生活は未経験の私には計り知れないものだけれど、男の話しや私調べによると、当たり前だが慣れるまでは大変なものらしい。 下界と離れる時間が増えていけば、その世界でも順応してはいく様子はうかがえる。 男は身内が当てにならない系の人。親兄弟は私の許容範囲外の人であり、これを機に絶縁してもらわない限り私たちの将来はないものと思っている。 面会の回数は、等級のようなもので決まりがある。 その限られた面会回数を、ほぼ私ひとりで使って

          はじめての最後#7