戦争を考える 051 民間軍事会社?
傭兵と聞くと、日本では、時代錯誤的な単語に思えるが、いまだに世界各地で活躍?している。歴史的には、地中海周辺での活躍が名高いようで、塩野七生氏の著作群には、度々登場するので、ご興味があればご一読いただくとして、いよいよ日本にも、民間軍事会社が、必要な世界情勢になってきたのではないのだろうか?
法整備は、たいへんかもしれないが、神学論争みたいなことは止めて、積極的に検討していただきたい。まずは、海外での活動は禁じるが、固有領土内での活動は認める。主に、陸上自衛隊を補完し、海上自衛隊、航空自衛隊の範囲は除く。人員は、自衛隊、海上保安庁、警察庁、消防庁での勤務経験者に限定。日常業務は、各発電所、空港、港湾等の重要施設及び離島の警備。有事の際は、日常業務に加えて、可能であれば、情報収集、予備自衛官の支援等が考えられる。小火器等の携帯は離島に限定し、他は、緊急時に対応できるように、近接した場所に保管する。第三セクターでもいいし、出来れば、各組織のグレーゾーンによるポテンヒットを防げれば理想的だろう。
自然災害発生時でも、自衛隊、災害救助隊(もしあれば)をサポートできるし、民間もしくは半官半民なので、機動的なのではなかろうか?何が言いたいのか?要は、発想の大転換を訴えたくて、こんな空想的で夢物語?みたいなことを言っているにすぎない。
もはや平和な時代は終わった。一国平和主義は、ついに幻想となった。平和の維持には、それだけの意志、勇気、コスト、武器が必要なのだ。核保有をタブー視する人たちは、まさに思考停止、時間停止状態。これからは柔軟な発想と価値観の転換が必要で、旧来からの制約、固定観念、先入観に縛られていては、全く対応できなくなるだろう。戦後体制を維持したまま、もしかしたら、戦中を通り越して、次の新たな戦後体制へと、一気に突入していくのかもしれない。今、目覚めなければ、もう手遅れか?
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