アイデア=課題の発掘力
先日、スタートアップ界隈の人と話してて、「あーなるほどなー」と思ったキーワードとして「課題の発掘力」というのが挙げられました。
このLincというサービスとか、まさしくそうなのですが、
外国人が日本に留学しようと決意したとき、彼らの多くはまず留学エージェントに相談する。エージェントはバックマージン欲しさに日本語学校への入学を強く勧めるが、それが唯一の選択肢だと勘違いしてしまっている人もいる。その結果、授業料の支払いのために母国で大きな借金を抱えて来日する人たちもいる。
要するに、中国市場の中で、留学エージェントって、日本語学校の紹介といっても、その先が良いか悪いかとかどうでもよく、博打みたいなシステムみたいなんです。
で、それにムカついている人がいる。
それを解決する為のサービス作ろうよ、と。
こんな課題、中国市場を知らないと思いつきもしないし、逆に思いつきさえすれば後はトントン拍子で一気にグロースしていきそうなビジネスモデルです。
なお、これらの概念は、以下の記事によると、課題も解決策も「順張り (課題はやや逆張り?)」であり、かつ「天使度」の高いプロダクトに位置づけられるのでしょうか。
ホームランの発想で言うと、悪魔度高いもの、という風になるかもなのですが、
でも結局、天使度の高いプロダクトって、その名の通り、やっぱり
思いつきは素晴らしいが、創るのは簡単
リアルに誰も思いつかないんだと思います。
これすなわち、やっぱり課題発掘力なんじゃないかな、と。
ちなみにキモはこの「課題」が独りよがりの課題ではないことも重要です。例えば、僕は現金という概念がもう最近嫌いで、早くキャッシュレスにならないかなー、という課題を持っていますが、日本がフィンテック遅いのって、結局他国と比較し、日本において「現金というシステムに課題がない」のであって、別にフィンテック遅れていること自体が悪いというわけではないのです。
この辺の思考力とか身につける上でも、もっと市場や生の消費者を知らなくちゃいけないなー、と最近改めて思います。
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