「されたら嫌なことをしない」が正解なのはマジョリティだけだと思う
「自分がされたら嫌なことは人にしないようにしましょう!」という教え。
幼稚園とか小学校から習ってるこれ、最近もバズってるのを見かけたけど私はあまり好きではないのです。
だって、されたら嫌なことってものすごく個人差ないですか!?
例えば私は複数人で食事をしている時にサラダの取り分けをされたくないタイプだ。食事をしているメンバーの中には野菜が苦手であまり食べたくない人もいれば、ダイエット中でなるべくたくさん食べたい人もいるだろう。クルトンが好きとか、生ハムが好きとか、エビだけ食べれないとか、いろいろあるはずなのだ。欲しい人が欲しいものを欲しいだけ自分で取るのが最も効率的であるはずなのに、勝手に平等に振り分けるなんて良い迷惑だとすら思う。気が利くアピールっぽければなおさらだ。
「自分がされたら嫌なことをしない」がすべて正解なのであれば、サラダの取り分けはしないが正解のはずなのだが、残念ながら気が利かない認定をされたうえで、結局別の人間が取り分けてしまう結末が待っている。残念だ。
相手が喜ぶことをする、相手が嫌がることをしない。そうやって生きていきたいが、正解がわからない。自分に照らし合わせると混乱しかない。LINEでダラダラと時間を拘束されるのも嫌だし、生産性のない会話も嫌だし、会話の途中で割り込まれるのも嫌だし、遥か先の予定を押さえられるのも嫌だ。けど、嫌じゃない人の方が多いみたいなのだ。
多くの人が守るべき教訓は、多くの人に向けてできているのだろう。
私みたいな拗らせマイノリティには、拗らせマイノリティ専用の生きるコツが必要そうだ。そんなことをぼんやり考えていた。
40歳まで、あと91日。