ヴェーネレと私‐16 本当に良い化粧品は使い始めは物足りない。お肌の自活力を上げていく。

お肌が荒れていると、惨めな気持ちになりませんか？

11月に入り、乾燥の季節ですがいかがお過ごしですか？

私は40代前半のある秋冬の季節に、突然お肌の乾燥がひどくなり、口の周りが粉を吹いてシワが増えてしまった時がありました。

慌てて年齢肌用の、潤いを与えるようなクリームや化粧水、美容液を使いまくりましたが、治る気配はぜんぜん無し。
それどころか更に乾燥がひどくなって、吹き出物も出てしまいました。

その時の気持ちを、今でも覚えています。

お肌が荒れていると、すごく惨めな気持ちになるんですね。

「人に顔を見られたくないから、人に会いたくない」
「こんな自分なんて、ぜんぜん魅力無くてぜんぜんダメだ」
「こんな風になっちゃって、私はもうおしまいだー！」って。

こんなにお手入れしているのに、かえってひどくなるなんて、
もう悲しくて悲しくて、何より、

「もう年老いて、綺麗ではない」という現実が、私を惨めで悲惨な気持ちにしたのでした。

肌の老化・肌荒れの原因は、お肌を甘やかしているから

その状況をどうやって脱したかというと、
昔、横浜駅西口の近くにある皮膚科が凄いと教えてもらったことがあり、そこに行ってみたのです。

その皮膚科は、アトピー性皮膚炎や、もっといろいろと深刻な状況の患者さんが多くて、私の症状なんてまだ軽い方だったと思います。
（いつも、とても混んでいます）

そこの先生の特別な処方のクリームを塗ったら、症状が改善しました。
さすが、そこの皮膚科！（滝沢皮膚科といいます。超人気）

朝晩のお手入れは、そのクリームだけで化粧水や他のものは不要。

乾燥の症状が治まってお肌の調子が良くなってきたので、先生に、
「もしかして、今後のスキンケアもこのクリームだけで良かったりしますか？」とお聞きしたら、

「本当は、そのクリームだけで良いんですよ」とのことでした。

私たちは常に、化粧水、乳液、美容液、クリームなど様々な製品を使わなきゃいけないと思っているけど、

この時のこともあり、本当はスキンケアはこのようにシンプルであるべきなのでは・・・と思ったりしました。

でも、「ある程度の年齢になったら、リッチな成分が入った基礎化粧品を何かしら使うべき」と若い頃言われたので、それが意識に刷り込まれていました。

もしかしたら、私たちはそう思わされているだけかもしれない・・・と、ちょっと疑い始めた時でもありました。

リッチな化粧品で、よけいに肌が荒れた体験

肌荒れ・乾燥がひどかった時期に、とにかく潤いが大切！ということで、リッチな成分入りの化粧水やクリーム、美容液をこれでもかというほど使いました。

その結果どうなったかというと、吹き出物がドバーっと顔中にできました。

何故かというと、油分の取りすぎです。
私の場合、余分な油が毛穴に詰まって炎症を起こして、そして吹き出物になってしまったのでした。

お肌によかれと思って使った、リッチな成分の化粧品の数々。

お肌に合えばそれでよいのだろうけど、そういったものを使い続けて今後どうなっていくのかというと・・・、

お肌が乾燥したからといって油分をたっぷり与えることは、お肌を甘やかすことです。

おに肌は本来、自分で油分を出す働きがあります。
若いころ、午後になると顔に油が浮いてきて、油取り紙でその油を優しく取ったりしていましたよね。

外側から油分を補給しすぎることは、お甘やかして自分で油分を出す機能を弱らせていることになります。

これでは老化の道まっしぐらです。

本当にお肌に良いモノは、始めはちょっと物足りない

本当にお肌に良いモノをお使いの方は分かると思いますが、
使い始めの頃は潤い感など、物足りないな～と思うことが多いと思います。

でも、使っているうちにそれで足りるようになってくるんです。

そしてその頃には、お肌の状態も良くなっている。
そう、シンプルケアが一番なんです。

市販されているものは、使い心地が良いように潤い成分などがたっぷり含まれているので、お肌が保湿されているように感じます。

でも本来は、外側から過剰に補うのではなく、自分の中からそういった成分を出すことができるのです。

本当にお肌に良いモノには余分な成分が入っていないから、自分で良くなろうとする力（自己免疫力）を呼び覚ましてくれるのですね。

私が今使っている製品も、
最初は”お肌がつっぱる感じ””潤いが足りない感じ”がして、何度か使用をストップしたのですが、

お肌の自活力を上げるために、潤い成分は本当に必要な分だけしか入っていないということで理解してからは、使い続けました。

すると、1週間ほどで馴染んで良い状態になりました。

「このままでいいわ」は、年齢とともに老いていくこと

お肌がつっぱる、潤いが足りないから、この方法を続けるかストップするか・・・。

ちょっと辛抱して続ければ、お肌の自活力が上がり、自分自身で油分を出せるようになり、少量の化粧品でのシンプルケアで美肌が可能になります。

潤いが足りなくなる50代・60代・70代の方でもそうです。

ここで我慢できずに、今までのリッチな成分の化粧品によるお手入れに戻ってしまうと、通常どおり老化していきます。

辛抱するのは、長くて最初の3か月程度です。

お肌のために是非、油分を補いすぎないケアをしていきましょう。

ヴェーネレをやっている会員さんたちは、私よりも年上なのに若くて綺麗なのです。

実際に実行している皆さんのお話を聞くとすごく参考になります。

「このままでいいわ」というのは、このまま年老いていくことです。

このまま（30代・40代・50代・・・の状態）が、ずっと続くわけではないのです。
私も勘違いしていましたが(^^;

アンチエイジングも、やりすぎては逆効果です。
心の法則も使って正しい方法で行えば、若さと美しさを保つことは可能です。

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