23冬:6歳とタイワーケーション② 〜東南アジアのプレイランドは靴下必須
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前日、現地時間で深夜2時ごろ眠りについたのに、目が覚めたら6時だった。カーテンを開けてみると、まだまだ日差しが柔らかい。どうやら日が上りきる前のようだ。昨晩はシャワーをする元気がなかったので、朝風呂に入って二度寝する。
朝9時。なかなか起きない息子を引きずってレストランへ行く。なんとHafHからの予約なのに朝食がついていた。いくしかない!!こんなにオシャレなホテルだし朝食が楽しみだ。(HafHは素泊まりが多いのだ。超ラッキー!)
朝食をとりながら、今日の予定を立てる。
これが国内ならダラダラ過ごすのだろうが、折角のバンコク、しかも2日しかいない。(当初はその予定だった)何もしないのは勿体無いので、とりあえず寺でもみに行くことにした。
まずは目的地を定めないといけない……。そうだ、ワットポーにいってみよう! あそこなら目の前までMRTが伸びたので子連れでも簡単にいけそうだ。
ホテルの最寄駅は、中心部からやや東に外れたオンヌット(On nut)駅。そこからスクンビット(Sukhumvit)駅に行き、乗り換えでアソーク(Asok)駅からワット・ポーを目指す。
ここはタッチ決済が使えないので、券売機か窓口で買うしかないが、券売機の難易度が高い……。やだ、Googleレンズが仕事しないじゃない……。
ということで、もう早々に券売機で切符を買うことを諦めることにした。息子が暑い暑いと騒ぎ、券売機前で悩むことすら許されぬため、ここは腹を括って窓口で1日パスなるものを購入した。大は小を兼ねる、パワーオブマネーだ。
BTSは本数が多く、すぐに次の列車がやってきた。揺られること20分、終点のスクンビット駅で下車し乗り換え駅のアソーク(Asok)を目指す。
Sukhumvit駅からAsok駅への乗り換え10分弱の間に早速スタバの誘惑に吸い込まれる。タイまで来てスタバかよ!とおっしゃるかもしれないが、世界的なチェーンストアこそ意外な地域最適化が見られて面白いのだよ。これは研究なのだ。
ダラダラと一服したのちやっとMRTの乗り場へ向かう。またきっぷを買うのかと思っていたら次はVISAのタッチ決済に対応していた。カードでピッとして乗れればそれが一番いい。とても旅人フレンドリーな国である。さすが微笑みの国(微笑み関係ない)
MRTのサナームチャイ駅(Sanamchai)で降り歩くこと約5分。無事ワット・ポーへ到着した。ほとんど歩いていないはずなのだが、吹き出す汗が止まらない。とんでもない暑さでついさっき休んだばかりなのにもう体力ゲージが0に近くなっている。日陰を求めて有名な涅槃(ねはん)像がある建物に入った。
ワット・ポーは建立の年代はわかっていないが、おそらくアユタヤ王朝の時代(1351~1767年)というのが通説だ。さすがバンコクを代表する寺院だけあって、横たわる黄金の涅槃像のゴージャスさに圧倒される。正式名称は「ワット・プラチェートポンウィモンマンカラーラーム・ラーチャウォーラマハーウィハーン」と名前の長さも圧倒的だ。
息子もなんだかんだ文句を言いながら付き合ってくれたので、次は息子の楽しみが必要だろう。マップを見ながら思案すると、中心地にはいくつもモールがあり、こどもの遊び場もあるようだ。
移動のしやすさなども考えて、セントラルワールドの「Playmondo」に狙いを定めた。サイトを見る限り日本のキ◯キ◯のようなものらしい。とりあえずボールプールあれば安心だろう。うん。
改めてセントラルにいくと、とんでもなく渋滞していた。
花屋敷のパンダカーみたいなのが並んでいるが、これはアウトだろうみたいなのがしれっといるのがタイみがある。経済発展してもこういう側面がみられるところが大好きだ。
今日は遊びがメインなので、ウインドウショッピングは諦めてさっそく遊び場へ向かう。日本とのギャップに一番驚くのが「靴下を必ず履くこと」になっている点だ。東南アジア圏の遊び場は靴下必須で、子ども・保護者共に持っていない場合は入口で購入を求められる。そもそも今回の旅で靴を持ってきていなかった我々は、潔く入口で靴下を購入することにした。
足の裏に滑り止めがついている、水色の靴下はたしか60バーツくらいだったと思う。このカラーリングに60バーツ×2…… 地味に出費が続くが仕方ない。
ちょっと微妙な気持ちで入場したが、目の前に広がる遊び場の豪華さでいっきにテンションが上がった。広い!かわいい!遊具が充実しまくっている。これは1日居れるやつだ。
ボールプールも豪華である。ボールの溜まり具合はちょっと薄い気がするけれど広い。天井にあるボックスにどんどんボールを貯めていくと、一定量溜まった後にどさっとボールが落ちてくる(プールでよく見る)仕組みもあるし、子供達が飽きない仕組みが至る所に隠されている。他にもボールをバズーカで打ち出したり、立派なスカーフウォール(※)があったり、一角だけで色々と仕掛けがあるのは、大人も見ていて面白い。
※Playmondo名物らしい長いチューブ迷路をボールが駆け抜ける仕組み。
息子は言葉も通じないのに現地の子どもたちとの遊びに熱中している。5、6歳くらいになると、少し離れたところからでも安心して見守れるので助かる。なんにせよ、タイ感は薄いけど私も息子のライフも回復した。ありがとうplaymondo。子連れ観光に子供の息抜きは必須である。
意外と手離れしそうなので、playmondo内のカフェスペースで軽くスナックとドリンクを注文してPCを開く。そうだ、今日の夕食を考えていなかった。せっかくだからタイでしか楽しめないような夕食にしたいが、絡みが強いタイ料理はそこまで息子が好きではない。
いい案が思い浮かばないので、Googleマップをみながらふと思いついたのがルーフトップバーだ。しかし子連れで行けそうなところがあるのだろうか……? 行けそうなところが見つかったが、今日の今日で果たして入れるのだろうか。ダメ元で予約リクエストを送ってみることにした。
(つづく)
今回登場した遊び場はこちら。小学校低学年までなら絶対遊べる。課金の価値あり笑