Kashii Rioka

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夢にも思わぬカンボジア

都内在住34歳、独身、彼氏なし。 ごく普通の派遣社員だった私がまさか3ヶ月後、カンボジアに移住するなんて夢にも思っていなかった。 30を過ぎた頃から留学やワーホリで海外暮らしを経験している知り合いが増えた。同僚は会社を辞めてロサンゼルスにインターンで行くと言う。 いいなー、カッコいいなー、アメリカ西海岸。20代の頃は全く海外に反応を示さなかった私が徐々に興味を持ち始める。 はたまた、地元の友人たちは次々と結婚、出産、マイホーム購入。実家に帰るたび祖母から「良い人はいな

    • 34歳独身女、海外移住

      カンボジア北西部のシェムリアップに初めて足を踏み入れたのは34歳の時のこと。子供なし、夫なし、彼氏なし。四年制の大学を卒業してからの12年間、干支が一周する間に日本で勤めた会社は計7社。履歴書を書く度に、自分はどれだけの市場価値がある人間なのだろうかと突き付けられる。更にCOVID-19という世界を大きく揺るがす出来事が起き、今後の自分はどのようにして生きていきたいのかを問いただされているようにも感じる。 渋谷スクランブル交差点を渡ろうと信号待ちをしていた私に、20代前半位

      • 何者かにならないといけないの?

        周りを見渡すと、どこかみんな、何者かになろうとしているように感じるのは何故だろう。「土の時代」から「風の時代」に。そんなキーワード、どこからやってきたのか。否定している訳ではない。ただ、時代に合った生き方というモノに惑わされているような気がする。 時代ではなく、自分に合った生き方でいいじゃないか。そういう自分こそ、いつも迷子になりがちなのだけど。見失ってばかり。そんなこんなで、こうして文章を綴りながら自分自身を整理してみようという魂胆です。子無し、夫無し、彼氏無し。海外で一

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