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夫婦の身体が入れ替わったら?


なんて楽しいお題なんでしょう。ドラマや映画で入れ替わりストーリーを楽しんでいたけれど、夫婦に置き換えて考えたこともありませんでした。

今週のテーマは、パートナーと入れ替わったら?

我々夫婦は男女という差を除いても、身体のポテンシャルがかなり異なります。今回は、私の野望だけではなく、ナマズ君(=旦那)の心の中も紹介しましょう。

わたしがナマズになったら

*とにかく走る

ナマズの心臓はゆっくりと鼓動します。その影響もあってか、長距離を走ることが苦ではないようです。随分前に市民マラソンに参加したり、仕事前に皇居ランへ行ったりと、走ることが大好きです。

わたしの平常時の心拍数は、ナマズと20も違く、体力が乏しい私からすると、なぜ走るのがあんなにも好きなのか理解できません。

「距離が長くなるほうが、どんどんペースが掴めて気持ちよくなるんだよね!」と爽やか笑顔で教えてくれる"気持ちよさ"というやらを、私にも一度味わせてほしい!と思いました。

*1日に予定を5個詰め込む

体力お化けのナマズ君は、お休みの日に朝から夜までビッシリと予定を入れます。会う人も違ければ、場所も違う。シンジラレナイ。

わたしは1日3予定ある日ですら稀です。そんな日は決まって「あ〜、きょう乗り越えられるかなぁぁ」と憂鬱になります。だから、ナマズレベルに予定をぶち込んで、朝から晩まで人と話し、それでも元気にお家へ帰ってくる、という夢のような体験をしてみたいです。

ナマズがわたしになったら

*フルートを吹く

人生で楽器を吹いた経験は、リコーダーのみのナマズ君。私と結婚するまで、旦那の家族には音楽をやっている人がいませんでした。ナマズが演奏会に来るたびに、「僕も何か楽器ができたらいいなぁ」と言っています。

だからなのか、わたしの身体を借りてやりたいことのひとつ目に、フルートを吹くと言ってくれました。自分にとっては当たり前の趣味だったので、ナマズが音楽に食いついてくれたことが、なんだか嬉しかったです。

*可愛がられたい

フルートの話の後に、小さな声で「僕も可愛がられてみたいな…」と呟いたのを私は聞き逃しませんでした。どうやら、私が周りの人に愛でられることを羨ましいと感じていたようです。

私はナマズのことをたくさん可愛いと言っています。その度に「僕って可愛いのかなあ?」と不思議がっていたのですが、私の可愛い洗脳が5年以上続いたことで、ナマズの可愛がられたい欲望が、知らない間に肥大化してしまったのかもしれません。

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体力お化けのナマズ君は、月曜日から飲み会。「今日は終電で帰ってくると思う!」と言うパワフルさを羨ましく思いながら、きょうも私はクラシックをBGMにこのnoteを執筆しました。




前回の夫婦エッセイはこちらです。

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