
FAKE MOTION -THE SUPER STAGE-
失い、奪われ、それでも取り戻したいもの
大きな代償を払い、手に入れた玉座に座すのは
鍵をかけた心の扉を開くこともなくずっと
苦しみに囚われている王だった。
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FAKE MOTION -THE SUPER STAGE-
お疲れさまでしたー!!!
この状況で途中で公演の中止はあったものの、配信という形であれ千秋楽公演を無事に迎えられたこと、本当におめでとうございました!
熱い戦いとぶつかり合い。
個人的に聞き捨てならないセリフもあったけれど笑、とっても楽しい公演でした!!
ドラマを観ていた時から、荒牧慶彦さんの演じる織田を絶対に生で観たい…!!!と熱望させられてしまったので(彼の芝居に熱くさせられるのはいつものこと)、今回、辛うじて劇場での観劇が叶ったことに正直ホッとしました。観られてよかった……
設定こそぶっ飛んでいるけれど笑、織田の生き方が私は好きです。
自分の感情に素直で、真っ直ぐに前を見ていて、マイペースで周りを巻き込むのが上手くて。
卓球で、ひいてはある種の権力で殴り合うような恐怖政治みたいな世界。
そんな世界を変えんと突き進むことのできる彼の眩しさったらなくて、私ももっと、自分のやりたいことに貪欲に、なりふり構わず突き進むような生き方をしてみたかったなあって、思わなくもなかったり。笑
結果的に彼はそうして心を棄ててでも上杉を破ったわけだけれど。
ドラマの最後にはまた、笑顔が戻ってきた。
おかえり、織田。待ってたよ、その笑顔の君を。
そんな風に言いたくなったのはきっと、私だけじゃないはず。そう思ってる!笑
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いや何の話だよって感じでした笑
さて、お察しの通り、私は荒牧さんのお芝居を目当てに観劇しました!
今回も素敵なお芝居を観られて心底幸せだった…
だって、出てきて初っ端からあんなワクワクした笑みを向けられて、こっちの心が躍らないわけがない。心を焚き付ける天才ですか?(勝手に焚きつけられてるだけ)
荒牧さんのちょっと挑発的な笑みの破壊力と言ったらなくて、私は過去のとある作品で毎回殺されてたくらいで。何回観ても好きすぎて撃ち抜かれて殺される。ファンの欲目っていうんですかこういうの??←
それからOPのバチバチのダンスも本当に皆さんかっこよかった…!!!
公式さんの動画を観た時からかっこよすぎてちょっと理解が追いつかなかったし笑、何よりもこんなにかっこよく踊る荒牧さんを観て私は平気でいられるのだろうかと頭を抱えて心配になったくらいで(落ち着いてよ)
幸い、座席で卒倒することはなかったものの(当たり前だろ)、やっぱり劇場で観た時は目を輝かせて口開けて観てたと思う。マスクしてて命拾いしたな私よ。(間抜けな顔がありありと目に浮かぶな)
ひとりライトを浴びる姿もかっこよかったな…
あの眩しい光を浴びた時の絶対的な存在感。そんな姿を観られて心から幸せだったなあ…(温かい目で見てくださいね)
そんなこんなでOPが終わる頃にはもう幸せいっぱいだったのだけど笑、本番はここからでしたね!
てかさーーー今川!!キャラ濃すぎやろ!!笑
廣瀬さんの今川はとてもいいキャラしてて芸が細かくて、私的にOPでずっと"今川の顔"だったことに「うげっ!!」ってなったりして、とても楽しかった!笑
武田と今川の掛け合いも面白かったなあ〜!
前のシーンで今川が置いてけぼりにしてきたボケへの玉城さんの乗っかり方もとても面白くて好きでした!
千秋楽の"合い合い"ゲーム…なんだったんだろ…めちゃめちゃ笑ったけど!!笑笑
荒牧さん無限に「〜合い」出てくるやんすごい!!頭の回転速いかっこいい!!ってなってました笑(推しだからなんでもかっこいいんですよ♡笑)(ごめん殴らないで)
「斯波に触れると危ない」と回避された定本くん…定本くんそういうのに厳しいのかな笑笑
そうそう、定本くんといえば、私は今回のフェクステでかなり定本くんに癒されてました!
なんというか、冷静な物言いで声が柔らかくて…目の前の人を諭すような声と、絶妙なセリフの"間"。
あのセリフの間…本当に上手かったなあ。
それは斯波という人間のキャラクター性からくるものだとは思うのだけど(例えば織田は底抜けに明るくて感情を爆発させるキャラクターだから、必然的にそういった喋り方になると思うの!)、セリフのひとつひとつがしっかりと届いてくる、言葉を噛み締める時間をくれる彼の穏やかな熱さみたいなものが、私はとても好きでした。
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さてさて、それから明智が今川にラケットで殴られそうになる時に登場した織田の「ねぇ、職員室ってどこ?」の言い方さ〜〜最高ですよね??
いやーー荒牧さんやっぱり巧いなって、私は勝手に思ったのだけど!皮肉たっぷりな「わざとらしさ」の詰まった声と今川への牽制の眼差しみたいなもの…うーーーわ好き。ってなりました笑
ついでに言うと、千秋楽のその後のシーンで明智に笑いを含んだ声で「俺の心配してくれてるってこと〜?」って言う言い方が私的にかっこよくて死にました…イケメンだな好き…
その後の疾風迅雷までの流れもよかったなあ!
明智の「ポテトもつけろ。」が個人的にツボで好き!笑
千秋楽で荒牧さんが「11点先取のワンゲーム」って言う時に眼をかっ開いたのにはぎゃーーー!!!ってなったし、疾風迅雷の振り付けとてもかっこよくて好き!
歌いながら苦しい表情と声なのも織田の心情が伝わってくる表現でグッとくるし、次のパートを歌う斯波のことを見る表情も好きだった…
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書いてたらキリがなくなってきた!笑
もうクライマックスのこと書いていいです?←
上杉と戦ってる時の荒牧さんの動き、本当にすごかったな…本当に操られてたよなあ、あれは…
なんかこう、腕を持って振り回されてるかの如くな動き。腕の動きに身体が振り回されながらついていってるような。乱暴に振り回されてて、でも動きひとつひとつがピタッピタッて止まるから、本当に第三者に"動かされてる"動きだったし、その時の表情も、支配に抗わんとする苦悶に満ちたものだったから…いやあ本当にあの動きには心底面食らいました。すごすぎた。
荒牧さんって一体どこまで表現の幅があるんだろう?って、何だかもうすごすぎて放心してしまった。届けてくれるものひとつひとつのレベルがすごいなあって…すみません、またファンの戯言ですね。
それから斯波が殺されてしまうシーンはもう圧巻としか言いようがなかった。ドラマで観た時からこのシーンが観たかった。この表情が、声が、心底観たかった。
あなたの絶対的な表現力で、私の心も打ちのめして欲しかった。
いやドMかよ、って言い方になってしまったけれど笑、それこそが「好きな俳優の芝居に酔う」ということであり、ファンとしてのこの上ない悦びだと、私は常々思っているのです。
そんな心を掻き立てられるような、心臓の鼓動がどんどんと速くなって、目の前の光景に釘付けにされるような。そんな感覚を与えてくれることが、どんなに特別で、当たり前じゃなくて、奇蹟みたいに幸せなことか。
私はどうしようもなく観劇が好きな、いわば"観劇ウサギ"とでも言いましょうか笑(そんな可愛いものじゃないけれど!)、彼のお芝居がなくては寂しくて死んでしまいそうなくらいには大好きなので(迷惑な話だな笑)、そんな感覚を絶えず毎回くださる荒牧さんのことが、観劇する度に好きになって心からの信頼の気持ちが大きくなっていく。
そんな幸せを与えられる、すごい俳優さん。今回も例に漏れず大好きになったし、やっぱりこの人についていく!この人のお芝居を追いかけていく!!って、改めて決意し直しました。ありがとう大好きです!!(盛大な告白はやめて)
いや告白してる場合じゃなかった!笑
斯波が殺される直前に、戸惑いを隠しきれない不安に満ちた表情で斯波を見る織田の顔に心が千切れそうになったし、「もう消えていい」って上杉が言った時(千秋楽のここの髙橋さんの表現、めちゃめちゃかっこよかった〜!!!!)の織田の「やめろ」の声にうわああああってなってしまって、あんなに聴いただけで心が締め付けられる声の出し方ができるなんてもう…天才だよ。
「なんで…殺した」って言う混乱に満ちた声の振り絞り方も最高だったし、そこからゆっくりと顔を上げたらもう雰囲気まで別人なんだもの…
ゆっくりとまばたきをするのも好きだったし、途中ずっと焦点が定まらない虚ろな目だったのもとても…ゾッとした。その目の使い方、最高です。
最後の最後に心のある織田が一瞬戻ってくるあの表現には、息が止まる思いだったな…徐々に戻ってきて、またスッて押し込めてしまうところが本当に巧い…表現の巧みさがすごい…
ここまでくるともう私は、物語の息苦しさと荒牧さんの表現の素敵さという感情のジェットコースターに乗せられて疲労困憊してました笑
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本当に素敵な表現を魅せてくださって、心から表現を受け取ることが楽しかった…!!!
辛い時間軸の織田に、会えてよかったな。
また、ドラマのラストで笑顔を取り戻す彼を観たくなりました。
今回も例に漏れず、荒牧さんのお芝居が大好きな時間を過ごせたこと、本当に幸せだったなあって思います!
とってもお忙しい人だから、どんどんと先に進んでいってしまうけれど…あなたの輝く姿に、心底幸せにしてもらった人間がここにいます!ということを、すこしだけでもお伝えできていたら嬉しいな。
改めて、今回も素敵なお芝居を届けてくださってありがとうございました!またひとつ、荒牧さんのお芝居が大好きになれました☆
やっぱり劇場で大好きな人の大好きな表現を直に受け取れる。それって、とてつもなく観劇のQOLが爆上がりする気がする!
次は、どんなお芝居が観られるかなあ^^