【アロマ】植物と精油(しくみ、部位)
【植物が精油を作り出す仕組み】
①一次代謝
光合成により二酸化炭素と水から、酸素と炭水化物を合成。
②二次代謝
一次代謝で合成した炭水化物から、有機化合物を作り出す。
→精油はこの過程で生成されます!
つまり…精油は植物の二次代謝産物となる。
《まとめ》
一次代謝 : 二酸化炭素、水→酸素、炭水化物
二次代謝 : 炭水化物 → 有機化合物 (精油)=二次代謝産物
【植物の部位の役割】
精油は植物全体に均一に含まれるわけではなく、特定の細胞で作られ、それぞれの部位に蓄えられます。
そのため、精油の抽出部位は植物ごとに異なります🌳
①花🌼
▪️虫や蝶などを誘って受粉を促し、子孫を残すための種子を作る
▪️花から採れる精油は華やかな香りのものが多く、
ホルモンバランスが気になる時、楽しい気分になりたい時によく使われる
②果実🍊
▪️種子を遠くに運んでもらうため、美味しい果肉で鳥などを誘う
▪️爽やかな香りのものが多く、消化器系のトラブルが気になる時、リフレッシュしたい時に使われる
③葉🌿
▪️光合成によって植物に必要な栄養、酸素を作り出す
▪️すっきりとしたものが多く、リフレッシュ作用、抗菌作用がある
④幹🪵
▪️根から枝葉に栄養分などを送る運搬路
▪️植物を支える背骨
▪️森林を思わせる香りで、リラックスしたい時、心を鎮めたい時などに活用。
⑤樹脂🪹
▪️幹から出た樹液が固まったもの
▪️幹の傷を癒し、菌などから守る働き
▪️個性的な香りのものが多く、心身を癒したい時によく使われる
⑥根🌳
▪️地中から水や養分を吸い上げる
▪️植物をしっかり支える土台
▪️土のような深い香りなものが多く、心を落ち着かせたい時などに向いている