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喉から手が出るほどに欲しい 彼の存在が教えてくれるもの

恋活を再会して、間もなく出会った年下の彼



不意にも好きになった彼から、


めっきり連絡がなかった3日間


たった3日なのに、


ものすごく長い時間に感じた



そして、私はこのたった3日の間に、


どれだけのネガティブな思考を


巡らせただろうか…




これまでの恋活の経験から、


フランス人の男性は気に入ってれたら、


用がなくてもすぐにメールをくれたのに、


私が気に入った彼に限っては例外で、


全く私に興味がないようで、


もう会う気もないようだった




遡れば、


彼が私に対して本気じゃないことは、


会った時の別れ際から、


いや本当はもっと前に、


会う前のメールのやりとりから感じていた



だから、彼から連絡がないことは


十分に予測ができたはずだった


だけど、実際に本当に連絡がないと、


日に日に気持ちが憂鬱になっていった



彼から連絡がなくても、


私が今この瞬間を気分よく過ごすこと以上に


大切なことはないと、


もちろん頭ではよく分かりながら、


エゴの声が激しくうるさかった




終いには、彼と知り合った出会いサイトで、


彼が頻繁にオンラインになっていることに気づく…



「私はいつもこうだ」


私は知らず知らずのうちに、


「私には価値がない」


「私には何か欠けている」と自分を否定し、


今私がここにこうしていること、


フランスでのこの生活を選択したことまでも


否定しはじめていた








だけど、私は知っている


今回のことは、私の奥深くに残っている傷を


昇華するために起きた




私はまだどこかで、


特定の物や人、環境を手に入れることが、


幸せの条件と思い込んでいるから…



それは、自分自身に備わる力を、


私でない誰か、外の世界の存在に、


(または他人に植え付けられた価値観)に、


明け渡しているということだ




目に見える条件とは無関係に、


外界の条件とは一切無関係に、


私は幸せな気分(=幸せ)でいることができる




このことを私は今、徹底的に学ぶために、


喉から手が出る程に欲しくてたまらない


彼という存在を出現させ、


私の傷を掻きむしらせたのだ




逆に言えば、


私には今この深い傷に向き合い、


癒す準備が整ってきているということ




「どうしていつも私はこうなの??」


もうそんな思いを繰り返さないために、


「私はこれからどんなに寂しい時だって、


 私が一緒にいてあげるんだ」と、


大きく自分を抱き締めた










彼からのメールの受信通知…


彼のメールがどんなものであろうと、


私はもう何にも誰にも振り回されず、


条件付きの自己評価と幸せを一切手放すんだ




メールの開封の前に、


私は自分の心と精神を立て直し、


もう二度と同じことを繰り返さないよう、


今回起きたことの意味を明らかにして、


宣言しておきたかった



私はもう、


どんなに理想の男性にであっても、


自分の力を渡さない







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