建築奮闘記 RIOアーキ南相馬

南相馬市で、新築住宅やリフォームの設計を行っております。これから、新築やリフォームを考…

建築奮闘記 RIOアーキ南相馬

南相馬市で、新築住宅やリフォームの設計を行っております。これから、新築やリフォームを考えている方に、参考となるような内容のブログを書いていこうと思います。興味のある方は、フォーローをお願いします。また、新築、リフォームに関して、質問のある方、遠慮せず、メッセージをください。

最近の記事

建築業界 2025年問題

住宅業界において、2025年は、大きな変革期になることはご存じですか? 2階建て木造住宅において、構造計算書の添付、省エネ計算が義務化となります。 正確には、今まで確認申請において、構造計算書と省エネ計算は審査されていませんでした。 ここで、驚きですよね。 構造計算について、今まで審査されていない。 一応、建築士が安全性を確かめるという規定にはなっているので、殆どの建築士は、建築基準法上の壁量計算は実施していると思います。 (この規定をはき違えて、壁量計算すらしなくてもいい

    • お引渡し 新築住宅2

      9月9日、お引渡しを迎えました。 2週連続です。 たまたま、竣工の時期が被っただけで、着工は、少し遅れて始まりました。 今回の家は、一人で住む家でした。 リビングを中心に、一人で暮らしていくうえで、いかに過ごしやすいかを考え設計しました。 お客様の要望として、虫が苦手ということで、窓は少なめで、虫の入りにくい窓を選定しました。 外壁の色は、お客様がこだわったため、外壁の無塗装板を塗装して、仕上げました。 お客様の予想をはるかに超える明るさで、最初は戸惑っていましたが、私は、

      • お引渡し 新築工事1

        9月1日、ようやくお引渡しを迎えました。 お客様と最初に出会った日は、去年9月のこと。 別のお客様の完成見学会でした。 そこから土地探しが始まり、住宅の設計、工事と約1年の付き合いとなりました。 仕事が多忙なため、ご迷惑をかけることもありましたが、何とかお引渡しを迎えました。 とは言っても、まだ外構工事が残っています。 大切に、そして、きれいに仕上げますので、最後までよろしくお願いします。 本日も最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。 新築は約1年かかることも

        • 確認申請 新築住宅3

          現在、絶賛、確認申請を申請中です。 先日、是正が届いていたので、訂正しました。 毎回思うこと。 何で完璧に仕上がらないのだろう(笑) 何かしら指摘をいただきます。 特に、土地の境界に関しては、毎回、苦戦するポイントです。 今回は、道路について、ご指摘をいただきました。 道路の幅員について、難しいですね。 その時、必要な情報だけを記入してほしいと言われても、中々判別できないので、書きすぎてしまいます。 そうすると、ごちゃごちゃして、醜い図面が仕上がります。 早く見やすい図面

          完了検査 新築工事1

          無事に終わりました。 来週、引渡となります。 とは言っても、まだ追加工事の外構工事が終わっておらず、引き続き、工事が続きます。 あと1ヶ月くらいはかかるかな。 さて、ようやく新築工事1も、最終局面です。 こちらの工事は、概ねスムーズに進んできました。 多忙で、大変な時期ですが、あともう少し、引き続き、頑張ります。 本日も最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。 更新のない期間、大変忙しい日々を過ごしておりました。 今も状況はあまり変わってませんが、自分のペース

          補助金申請と断熱等級2

          補助金申請には、省エネ性能を高める必要がある、壁や屋根は、断熱材を入れることで、断熱の性能が上がるという話をしました。 本日は、窓の性能について 窓は、面積が小さいものの、熱の出入りが多き部分になります。 それは、ガラスで仕切られているだけで、他はないからです。 まず、サッシの種類は、大きく分けて、 ・樹脂アルミ複合サッシ ・樹脂サッシ ・木製サッシ が住宅で多く使われています。 現在の主流は、樹脂サッシになりつつありますかね? 先日、樹脂サッシと複合サッシの見積もりを取

          補助金申請と断熱等級

          今、新築やリフォームの際に、補助金がでることがあります。 有名なもので言うと、 ・ 子育てエコホーム ・ 窓リノベ など国の補助金事業です。 今、建築業界では、空前の省エネブームです。 省エネ性能(断熱等級・一次エネルギー消費等級)が一定以上の性能になっていないと、補助金がもらえない仕組みになっています。 では、この省エネ性能を向上すると、どんないいことがあるのでしょう。 断熱等級について、この性能を上げると、涼しく、暖かい家になります。 すごく抽象的ですね。 では、どう

          完成見学会 新築工事1

          本日、完成見学会、最終日。 多くのお客様にご来場いただき、本当に感謝しております。 無垢の木を使用したナチュラルテイストの家ということで、柔らかい雰囲気に仕上がり、本当にいい家になったと思います。 施主様からも お任せして本当に良かったです。 と言っていただき、また、施主様の御親戚の人も多数お見えになり、うれしい言葉をたくさんいただきました。 新築の住宅は、長いと約1年かけて仕上げていきます。 それだけ、施主様と関わる時間も長く、大変な仕事ですが、最後に任せてよかったと言

          施主確認 新築工事1

          本日、施主様に仕上がりを確認いただきました。 一ヶ所、コンセントが不足していました。 それ以外は、指摘なし。 これでようやく、竣工を迎えることができます。 長かったですね! 施主様とは、1年の付き合いになります。 土地探しから始まり、設計、施工、色々ありましたが、本当にいい家が出来上がりました。 やっぱり、設計デザインした本人が1番納得できないと、施主様には納得いただけませんよね。 本当にいい仕上がりで、今日も建具屋さんと、あの建具最高でした。 なんて話しちゃいました。 建

          今後の新築工事

          新築工事1、2が間もなく、竣工を迎えます。 そして、8月末から新築工事3が着工します。 大規模な木造住宅のリフォームも2件控えている中、昨日、新築工事の問い合わせがありました。 この方は、去年、少し話が進んだものの、事情があり、頓挫していた案件です。 もう約1年間、音沙汰がなかったので、てっきり、終わったものだと思っていたのですが、急に電話があり、話を進めたいとのことでした。 本当にうれしかったです。 なぜなら、当時、やっていたことが正しかった、肯定されたような気がしたか

          造作建具 新築住宅1

          今回の新築住宅では、真壁の和室が施主様の強い希望でした。 正直、真壁の和室って、あんまり作る機会がないので、私としては、気合が入りまくりでした。 そして、本日、造作の建具やふすまが現場に納品されました。 現場に行って玄関を開けると、すでに一つ目の建具がすでに納まっていました。 どうですか!!この出来栄え!! ステンドグラスは、施主様のセンスで、選んでもらいました。 そして、建具本体は、当初、杉材を使う予定でしたが、奮発して、檜材で作りました。 写真の撮り方については、ご配

          仕様まとめ 新築住宅4 北新田の家

          新築住宅4について初めて書きます。 これは、農業振興地域の除外が必要な新築工事なので、準備に時間がかかります。 時間があるからとのんびりしていたのですが、まだ契約もしてないので、見積もりを始めたところでした。 今日は、見積もりに必要な仕様をまとめました。 まとめている途中、自分で作った間取りなのに、すごく気になるんですね。 間取りの納まりが気になるんですね。 お客様とも打合せが終わっていて、そのまま見積もりすればいいのに、間取りを作り直す始末。 仕事に余裕があればいいんです

          仕様まとめ 新築住宅4 北新田の家

          完成間近 新築住宅1

          今日は、片付け1回目をやってきました。 本当のところを言うと、今日で終わらせる予定でした。 しかし、思ってた以上に、荷物が残っていました。 今日、終わる量では無いと判断し、次回に持ち越しました。 まだ、床の養生を剥がしてないのですが、剥がしたときの姿を想像すると、楽しみでなりません。 完成するときの達成感は格別です。 清掃が終わった暁には、リビングのど真ん中で、ゴロリとしちゃおうと思います。 これが最高の瞬間です。 本日も最後までお読みいただき、誠にありがとうございまし

          猛暑の外構 新築住宅1

          竣工が近いので、絶賛外構工事が進んでいます。 先週まで、雨の心配をしていたのですが、天気は何とか持って、少しづつですが進められました。 まだまだ工事は残っています。 しかし、昨日からザ夏といった感じの猛暑。 私も現場に行ったときは、暑くて暑くて、倒れそうでした。 職人さんは一日中、外で作業していると考えると、頭が上がりません。 毎年、夏になると、作業中に熱中症になる職人さんがいます。 その人は、頑張って仕事をこなしているので、仕方がないですが、早めに休憩をとるよう、厳しく

          構造設計 新築住宅3

          今日は、事務所でデスクワーク。 外の気温も35度を超えていたのかな。 朝一番に現場で打ち合わせするも、ジリジリと焼かれるように熱い。 そんな中、構造計算に入りました。 構造計算への思いは、以前、どれかのブログで書かせていただきました。 福島県南相馬市は、東日本大震災で、甚大な被害を受けた場所です。 大きな地震にも耐えうる住宅は、絶対に必要ですよね。 じゃあ、地震に耐えうる根拠となる計算方法ってどんな計算方法ですか? 建築基準法上の壁量計算ですか? 品確法の壁量計算ですか

          過去の作品たちに再会 新地の家

          先日、一番最初に設計した家について話しましたが、今回は、二件目です。 色々あって竣工まで、非常に時間のかかった物件です。 先日、所用で福島県相馬郡新地町まで、足を延ばす機会がありました。 新地町は、南相馬市より北方に位置し、車で50分くらいかかる場所です。 所用を済ませ、ふと思い出しました。 この先に、苦労して引き渡した家がある。 この家は、まず、農地転用の手続きが必要で、同接道をとればいいのか非常に難しい家でした。 まず、この家の接道は、2項道路で、さらに、里道みたいな

          過去の作品たちに再会 新地の家