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宮崎レインボーパレード2020 - 2020年9月20日(日)/宮崎県宮崎市

2020年9月20日(日)、宮崎県宮崎市で行なわれた『宮崎レインボーパレード2020』の記録

 宮崎県では昨年に続き第2回目となるレインボーパレードが開催され約30名が宮崎駅前の高千穂通りの歩道を行進した。
 この行進には警備の警察官はおらず、ルート途中の交差点に安全確認スタッフが待機していて、パレードを誘導し安全に通り過ぎた後、隊列に加わるという独自のスタイルだった。

【動画】

宮崎レインボーパレード2020 - 2020.9.20 宮崎県宮崎市(3分19秒)


【写真】

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 宮崎県では毎年8月を人権啓発強調月間と定めていて、昨年は8月1日〜7日の1週間、性的マイノリティへの理解促進のため県庁本館を6色のレインボーカラーでライトアップした。同時に、この期間を当事者団体と宮崎市が協働で『宮崎レインボーウィーク2019』と銘打ち、LGBTQに関するイベントを共催した。
 今年も宮崎県の人権啓発強調月間に合わせて『宮崎レインボーウィーク2020』が8月1日〜7日に開催されたのだが、新型コロナウイルス感染拡大の影響でパレードをはじめ企画していたイベントが中止となってしまった。
 今回のこのパレードは、改めて企画された『宮崎レインボーウィーク2020(第2弾)』の一環として行われたイベントで、本来は8月1日〜7日にライトアップされている県庁前を1週間毎日(=7日間連続)パレードをする予定だったそうだが、それは断念し9月のこの時期に宮崎駅前でのパレードに変更された。


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 大抵のデモやパレードには警察官が来て行進の誘導をしてくれるのだが、宮崎のレインボーパレードではそれがなかった。要するに勝手にやってくれという対応だ。そのため行進の安全確認は自ら行い、信号機に従い青信号で横断歩道を渡り赤信号では止まる。
 今回、パレードが通る全ての横断歩道には、安全にパレードが通行できるよう誘導スタッフが配置されていた。このスタッフは一参加者でもあるので、安全確認業務が終了したらパレードに合流して共にゴールまで歩いた。
 このような行進の方式を見たのは初めてだった。考えようによっては信号ごとに小さなイベントがあり、ゴールした時には参加者が少し増えているというちょっとした嬉しさもあり、なんだか素敵な気がする。


 

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 宮日会館を出発したパレードは、高千穂通を宮崎駅へ向かい歩を進め、宮崎駅交差点で折り返し、中央郵便局前交差点を通過して宮日会館へと戻ってくる約1kmのコースで、所要時間はおおよそ20分だった。
 パレード最中、今年の宮崎レインボーウィークのために作られたオリジナル曲『虹の向こう愛の世界へ』が繰り返し流されていた。レインボーパレードはシュプレヒコールというものが基本的にはないので、音楽が流れていることが大切だ。(オリジナル曲というのは、撮影する側としては著作権的にありがたい。)


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 パレード後、宮日会館(宮崎日日新聞社本社)1階のエントランスホールにて参加者記念撮影。

[主催]
LGBT交流会「Rainbow View MIYAZAKI」(レインボービュー宮崎)
https://www.facebook.com/RainbowViewMiyazaki/
https://twitter.com/r_v_m_2016



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