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加配保育士とは?

今回は、私が担当している「加配保育士」についてお話ししたいと思います。
加配保育士の具体的な役割や仕事内容については、まだ知られていないことが多いかもしれません。

この記事では、加配保育士がどのような存在であり、どのようなサポートをしているのかをご紹介します。



1.加配保育士の役割

加配保育士とは、特別な支援が必要な子どもたちに対して、より個別的なサポートを提供する保育士のことです。
通常の保育士に「追加」で配置される保育士を指します。
加配保育士はその子どもに対して、適切な環境や支援を提供し、他の子どもたちとの関わりをサポートします。

2.専門資格について

加配保育士について「専門資格はないの?」という声を耳にすることがあります。
加配保育士には専門的な国家資格はありませんが、児童発達支援管理責任者や発達障害児支援士など、民間資格が存在します。
私自身も発達障害児支援士の資格を取得したので、また後日紹介しようと思います。

基本的に保育士は発達障害に関する基礎知識を持っていますが、現場では資格以上に観察力や対応力、共感力、そして柔軟な対応が求められます。
実際の現場で活きるスキルこそが、特に重要だと感じています。

3.加配保育士がサポートする子どもたち

加配保育士がサポートする子どもたちは、以下のような特別な支援が必要な場合が多いです。

  • 発達障がい(自閉スペクトラム症(ASD)、注意欠陥・多動性障害(ADHD)等

  • 身体に障がいがある

  • 言葉の発達が遅れている

  • 外国籍で日本語が十分に理解できない

こうした様子が見られる子どもたちには、それぞれ異なる支援が必要です。
加配保育士は、子どもたちの個別のニーズに応じたサポートを行います。

4. 加配保育士が関わる場面

加配保育士は、日常の様々な場面で個別支援を行います。
集団活動でその子どもが参加しやすいように個別に働きかけたり、遊びの時間に他の子どもたちとの交流を円滑に促す場面があります。
子ども同士が協力して遊んだり、作品を作れるように仲立ちをしたり、コミュニケーションがスムーズになるようにサポートします。

また、食事や着替え、排泄などの日常生活の支援も行い、子どもたちが安全に生活、自立できるようサポートします。

加配保育士としての一日の仕事については、また次回書きたいと思います。


5. 課題とやりがい

日々の保育を通して多くのやりがいを感じますが、同時に課題もあります。
個々の子どものニーズに応じた臨機応変な対応が求められるため、常に学ぶ姿勢と挑戦が必要です。
また、保護者や他の保育士と協力して子どもを支えるチームワークも欠かせません。

担任を持つ保育士は「集団保育」ですが、加配保育士が行うのは「個別保育」となります。
そのため、少人数の子どもたちとしっかり向き合うことができます。
その子どもたちが少しずつ新しいことができるようになっていく姿を見る瞬間は、この仕事の大きな喜びです。

6. さいごに

加配保育士は、特別な支援が必要な子どもたちに寄り添い、日常生活や集団活動をサポートする存在です。
スキルや知識が必要なため大変なことも多いですが、子どもたちに学ぶことが多くあり、やりがいのある仕事です。

この記事で、加配保育士のことを少しでも知ってもらえたら嬉しいです。

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