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#2|推しってなんだ
今回は読書記録です。
遂に「推し、燃ゆ」読んでみました。
私には明確な推しはいませんが、推しを推すってどういうことなんだろうってずっと気になっていて、この本を読めばヲタ活をする彼女たちの気持ちがわかるかなと思い、読んでみた次第です。
主人公みたいに、推しに人生を振り回されてしまう子は少なくないと思います。
実際、高校時代に主人公と似たような子を見かけてきたので。
でもなんでしょう、ただただ推しを追いかける彼女の姿をちょっとかっけえなって思ったんです。
推しをガチ勢として全力で追いかけて、推しの言動一つ一つを記録し、解釈しようとする。そこまでする存在がいるってすごいと思います。
途中、主人公が高校を中退してしまうなどありましたが、、
推しに関しては半端なことをせず、ガンガン追いかける姿にハッとさせられました。
物語の最後に
あたしを明確に傷つけたのは、彼女が抱えた洗濯物だった。あたしの部屋にある大量のファイルや、写真や、CDや、必死になって集めてきた大量のものよりも、たった一枚のシャツが、一足の靴下が、1人の人間の存在を感じさせる。引退した推しの現在をこれからも近くで見続ける人がいるという現実があった。
もう追えない。アイドルでなくなった彼をいつまでも見て、解釈し続けることはできない。推しは人になった。
ここが一番印象に残っています。
決してハッピーエンドではない終わりかたでしたが、あれだけ全力を注いで続けてきた追っかけがこれほどあっけなく、そして切なく終わってしまうのかーと。
主人公の追っかけはまだ終わっていないのかもしれませんね。
ヲタ活にピリオドを打ちそびれ、周囲に置いていかれたままなのでしょう。
ところで、皆さんは「推し」についてどう思いますか。
私は10代にとっての「推し」は自分の好みや属性を表してくれる、一種の名刺…名札のような存在ではないか、と推測しています。
仲良しのグループに加わる時、クラスの子と話す時に
「あの子はああいうアイドルが好きなんだ、なら私とも気が合うかも」
的な感じで、なんとなく自分と相手の距離を測るときの基準になっているのかもしれません。
実際に、私は高校生の頃、特定の推しがいないことに悩まされました笑
「私はなにが好きなんだ?」って
よく考えてましたね。
クラスの子とかになに好きなのって聞かれても答えられず、なにそれ、よくわかんないとか言われてました汗汗
推しがいないことは悪いことではないです。ちょっと分かりずらいだけ。
多分。笑
ヲタ活、受験終わったらやってみたいなって思っていましたが、、、
うーーーん。
私はいいかな苦笑
私はヲタ活やアイドルの追っかけなど、他人のためにお金を使うのではなく、自分のためにお金を使いたいのです。
最後に、、、、
推しは強いていえばすしらーめんりくさんです!