「別れとは再会の楽しみが増えること」〜終身関係を築ける向き合い方をしていきたい〜
昨夜は弊社で三年間一緒に苦楽を共にし、駆け抜けてくれた中村主宰の最後のイベントでした。
*コロナが蔓延している最中でのイベントだったので、以下の注意事項、お願い事項は共有しておりますので、念のため。
ご存知の通り、新型コロナウィルスが世界中で猛威を奮っています。その渦中でも、最大限の注意を払い、本日はイベント開催を決定しております。楽しく、安全なイベントにするためには皆さまの協力が必要不可欠です。以下のことを守っていただくようお願いいたします。
①会場に到着した際、最初に必ず手洗いとうがいのお願いをします。*1時間に一度は手を洗っていただくのがベストです。
②1時間ごとに喚起を行います。少し寒いかと思いますが、ご了承お願いいたします。
③新型コロナウィルスは飛沫感染をするので、マスクの着用をお願いいたします。(話をする際、飲み物を飲む際に、はずすのは構いません。)
④手で触れる部分に関しては、こまめにアルコール消毒を行いますので、ご理解お願いいたします。
⑤万が一体調が悪い場合、熱がある場合、咳が止まらない場合は、本人と、周りの皆さまの安全を考慮して、帰宅していただきます。ご理解お願いいたします。
⑥アルコールハンドジェルをおいておきますので、こまめに手の除菌を行ってください。
⑦手で目や鼻、口を触るのはやめてください
⑧咳をする人はひじの内側で口を覆ってください
制約が多く、少し窮屈な思いをさせてしまうかもしれませんが、安全に楽しくイベントを実行するために、皆さまのご協力をお願いいたします。
昨日のイベント内容は僕はあまり把握してなくて、完全にお任せしてました。
そこで見た中村の姿は、入社一年目にイベント開催で四苦八苦している姿とはまるで違うものでした。
勝手ながら中村の当時を振り返ると、計画を立てるのは苦手で(今も少し苦手だよね。笑)、誰かを際立たせるよりも、自身が主役となり、場を楽しませるエンターテイナーのようなイメージをの方が強かったです。
それも彼の良さで、その時もそれはそれでとても楽しい時間を提供してくれていました。
昨日のイベントを思い出した時に、彼は彼の周りにいる人たちが輝けるステージを創り出し、自身が一番目立つのではなく、応援したい、応援されて欲しい人たちに活躍の場を用意するということを行っていました。
それを見た時に、少し感極まって、目頭が熱くなったのですが、こぼしそうになる涙を堪えながら、僕もその空間で、皆が活躍する姿と、楽しそうに過ごす姿をただ眺めていました。
イベントが終わりを迎えた頃、最後に中村がイベントに関わってくれた人、お世話になった人たちの紹介を始めました。
それもまた素敵だなと思って聞いていました。
それには三つ理由があります。
一つ目は、中村の誠実な心と優しさが垣間見る事ができたからです。
二つ目は、紹介することで、その人や、活動の場所のことを知ってもらえるという単純なものです。
そして三つ目は、だいぶ前になりますが、以前noteで 「"場"なんて作っても、人は繋がらない。~In order to truly connect people, simply "making a place" is not enough.~」という記事を書いたのですが、タイトルの通り、場を作っても、人は勝手に繋がらないと思うんです(コミュニケーション能力が高い、コミュニケーションおばけは別ですが)。
そう考えた時に、話すきっかけを提供しないといけないんですよね。それが、相手(の活動内容)を知ることだったり、自分とどんな共通点があるかを知ることだと思っています。
今回のイベントで初対面だった人同士でも、きっと次に会う、話すきっかけを手に入れられた人は多いのではないかな?
何気ない彼の優しさが、次に繋がるきっかけを落としてくれたいたはず。
さて、イベントも終わり今朝を迎えて中村が会社を去ることを改めて実感しました。振り返ると、彼が自転車で日本一周をしていた時に、共通の知人が僕たちのことを紹介してくれたのがきっかけで、1ヶ月ほどBarを一緒に作り、時間を共に過ごしたのが最初の出会いかと。あれは、確か2015年の夏だったかな?
彼は5年弱前の彼と比べると、今はどんな変化をしたのだろうか?
僕(ら)は、人を変えるなんてことはできないですし、「俺があいつを変えた」なんてことはおこがましすぎて言えません。ただ、もし彼の中で色々な変化があったのであれば、その変化をするきっかけの場所になったのなら嬉しいな。
昨夜帰り際に、彼の奥さんに「この場所があったから、私は圭甫と出会うことができました。」と泣きながら感謝を伝えてもらいました。その場ではグッと堪えましたが、今思い出すだけでも泣けます。そんな言葉をもらえて僕は本当に幸せです。
最高に信頼できる仲間と会社を創業できてよかった。
そして、そこに彼が関わってくれて本当に感謝してます。
4月からは正式に彼はStaylinkのメンバーではなくなりますが、終身雇用から生み出される関係性ではなく、一度関わればどこにいたって、僕らは仲間であり、繋がっているんだという「終身関係」を築いていけると信じています。
中村と彼の奥さんの二人が世界を旅しながら、かけがえのない出会いや経験を通して、簡単には得られない無形財産を養って戻ってくるのが楽しみです。
二人のこれからの旅路を心から応援しています。
きっと僕だけじゃなく、圭甫(中村)とユッキーの周りにいる人みんながそう思っていると思うよ。
「いってらっしゃい。良い旅を。」
はなむけの言葉として。