【絵本】おしいれのぼうけん *心は誰に向かっているのか
こんばんは!Rioです😊
今日は絵本
『おしいれのぼうけん』
です!
ふるたたるひさん・たばたせいいちさんの作品です。
実は私の中で
「もっとも恐かったけど、もっとも印象に残った本No,1」
なんです(;゚Д゚)
《内容》
さとしくんとあきらくんの通う幼稚園には恐いものが2つあります。
1つはおしいれで、もう1つはねずみばあさん。
ある日、さとしくんとあきらくんはお昼寝の時間に遊んでいたことをみずの先生に怒られて、おしいれに入らえてしまいます。
みんなはおしいれに入れらえると恐くてすぐ謝るのですが、
さとしくんとあきらくんは中々謝りません。
そこにねずみばあさんの影が忍び寄り・・・
2人の「おしいれのぼうけん」が始まります。
《感想》
小さい頃読んで、もしかしたら一番印象に残っていた作品かもしれません。
絵本の内容通りに「おしいれとねずみばあさん」に恐怖していた記憶があります。
今改めて読み返すと・・・
「当たり前だけど大切過ぎること」に
ハッとさせられます。
この絵本の中で「ごめんなさいと言うこと」がキーワードになってきます。
そして2人の子どもはどんなに恐怖の場面を目の当たりにしても
頑なに謝ろうとはしません。
それはなぜか・・・
「怒られて謝るのではなく、自分が傷つけてしまった相手に対して自分自身がちゃんと謝る。」ということを
分かっていたんじゃないでしょうか。
ぜひ最後にこの2人と他の子ども達や先生とのやり取りを丁寧に読んでほしいです。
「ありがとう」や「ごめんなさい」は
私達の世界の中で
最もよく使う言葉だと思います。
だけど最近では「他人に感謝することで運気が上がるからありがとうは大切だよ。」とか
「(謝ればいいという問題ではないですが)
罰せられたり不利益があるから謝った方がいいよ。」とか
そんな感覚が多い気がします。
と言っても私自身、辛い事の渦中にいるときは
必死に感謝することで
自分に利益が回ってこないかと
そんな邪なことを考えていた時期もありました。
でも結局そんな自己利益のための
言葉には魂は宿らないんですよね。
言葉は目に見えないけど
本当に相手を想い
自分の想いで発した言葉には魂が宿り
「言霊」となって
あなたと相手を紡いでくれる。
そんな当たり前だけど大切過ぎることを
改めて教えられた気がします。
そして冒険心と恐怖心って大事だなって思うんです。
表現的に「今の時代はこれは虐待・・・」と
思われる表現もあります。
絶対的に虐待を擁護する訳ではありません。
でも冒険心は新しいことに
挑戦する心を育てるし、
恐怖心はリスク回避といった
ある意味、人間に必要な本能だと思います。
表面的に全てを
「正解・不正解」で判断するのではなく
多角的な視点で「大切なことは何だろう」と
「考える」ことが大事なのだと私は思います。
《おすすめの人》
◎小学校低学年くらいのお子さん
◎育児をする親御さん
○強迫観念が強い方
○自己肯定感が低い方
○なんにでも怒ってしまう方
○物事の分別をし過ぎる方
《読むときのポイント》
●お子さんに対して読むときは、臨場感たっぷりに読んでみてください。これは恐がらせるという意味では決してなく、例えばねずみばあさんのセリフは不気味なおばあさんの口調で読んだり、冒険している時は生き生きと言うことで、子ども達が絵本の冒険の世界を体感できると思います
●大人が読むときは、ぜひ「この絵本から伝わる大切なことは何か」ということをぜひ考えてみてください。きっとそれぞれで感じることが全然違うかもしれません。だからこそ自分自身が、そして他の人が何を大切に想っているのか知ることができるかもしれません。
☆ あとがき ☆
自分の心がどこに向いているのか
ふと考えてみる
自分の心がカラカラに乾いているのに
他人に向いてれば
その向いている手は
気付けば自分の心を縛っていく
他人と接しているのに
自分に向いていれば
きっと心は砂漠のように乾いてしまうだろう
自分の心がちゃんと
その対象に柔らかく向いていれば
きっと自分も相手をも救ってくれる
暖かい手となるだろう
最後までお読みいただき
本当にありがとうございます☺️
心を暖かくあなたへ向けて寄り添える
カウンセラーやっています✨
https://twitter.com/rio_holidance/status/1377097944982167557?s=20
*この記事を目に留めて頂いた出版社の方・作家さんへ*
今後、ゆくゆくは動画やライブ配信として素敵な絵本の読み聞かせや配信を行いたいと思っています。もし許可を頂けるお気持ちがありましたら、お声をかけて頂けるととってもとっても幸いです。
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