武術的老子解説
原文
人を知るは智、自らを知るは明。
人に勝は力あり、自らに勝つは強。
足るを知るは富。
強を行うは志あり。
その所、失わぬは、久なり。
死して亡くならざるは、寿なり。
解釈
他人の心を知る者は知恵者と言われる。
それは実は自分の心なんだと知る者は、明者という。
人に勝つ者は、力があると言われる。
それは実は自分に勝った結果であると知っている者は、強者という。
裕福でも無駄なお金を使わない者は、真に豊かな者だ。
自分に勝ち続けて行く者は、意志が強いと言われる。
その意志を失わなければ、その地位に長く居続けることができるだろう。
死して終わりだと思わぬ者は、長寿となる。
コメント
死後もなお武術の技を追い求めていく気概を持ちたい。
その志を一生捨てることはないだろう。
負けたら全て終わりじゃない。
そこから先があると、強く信じている。