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武術的老子解釈

原文

民の餓えるは、その上の税を食むことの多きを以ってなり。
これを以って餓える。
民の治め難きは、その上の為すことを有るを以ってなり。
これを以って治め難し。
民の死を軽んずるは、その上の生を求めることの厚きを以ってなり。
これを以って死を軽んず。
それにただ生を以って為すこと無き者は、これ生を貴ぶより賢きなり。

解釈

人民が餓えるのは、税金が高すぎるからだ。
これでは、生活できない。
人民を治めにくくするのは、政治がいろいろやらせるからだ。
これでは人民の抵抗を招く。
人民が死を軽んじてしまうのは、政治を行う者が私利私欲の亡者となるからだ。
これでは、ばかばかしくてやっていけない。
私利私欲をむさぼることのない者は、人民の生活を大切に思う者よりも賢い。

コメント

武術を教えるときに、善い指導者は、あれこれ口やかましく言わない。
偉そうににあれをしろ、これをしろとは言わない。
私の師の師は、技を教える時、無言でやってみせ、「どうですか。研究してください」と言うだけで、全く解説もしなかった。
全ての技や理論は、自分が発見することでしか、自分のものにならない。
善き指導者は、それがよくわかっているので、説明などしないのだ。


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