武術的老子解釈
原文
知らぬを知るは上、知るを知らざれば病。
それただ病を病となす。
聖人は病ならず、その病を病を以ってす。
これを以って病ならず。
解釈
自分が知らないということを知っているのは、レベルの高い知者であり、知っているということはどうゆう事なのかを知らない者は、病気である。
知っているという事はどういうことなのか知らないということを病気とすることを知らない者は、病気である。
聖人は病気ではなく、知らないことを知っているということを病気となすことを、知らないということを病気となす。
だから、聖人は病気ではない。
コメント
知らないことが溢れかえっているこの世の中は魅力的だ。
物事は、自分の見方に影響される。
自分の環境や体調によって物事の意味が他人とは違ってくる。
だから、自分が物事を見て、それを知っていると思っても、それは他人から見ればまた別のこととなる。それを知ることもまた楽しい。