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老子私的解釈

真に立派な人物は、道の話をすると、「なるほど、その通りだ!」と言って、道に従って生きようとする。
まあまあな人物は、道の話をすると、「まあ、わかるような、わからないような」と言ってうやむやにする。
取るに足らない人物は、道の話をすると、「なんのこっちゃ!」と言って大笑いする。

しかし、道の話をして、笑われるようでなければ、道の説明としては不充分だ。

本当の事というのは、普通に聞けば滑稽なものだ。

だから、昔の人はこんなことを言っている。

自分が進むべき道は、暗くて曖昧に見える。
その道を進む者は、後ろ向きに歩いているようにも見える。
未開の地を歩いているようにも見える。

そんなふうに見えれば、だれだって笑っちゃうだろ?

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