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soeji
武術的老子解釈
原文
大怨を和すれば必ず余怨あり。
善を以って為しやすくすべし。
これを以って聖人、左契を執りて人を責めず。
徳有りて契を司り、徳無くて徹を司る。
天道は親無し、常に善人に与す。
解釈
大きな恨みを買って和解しても、必ず恨みは残るものだ。
常に善を行うよう心がけ、人から恨みを買わないようにするべきだ。
これを以って聖人は、約束を違えても人を責めない。
徳があれば、約束事を融通のきくものとするが、徳がなければ、税金を取り立てるように冷徹になる。
天の道には親のようなえこひいきはない。
常に善人の味方をするものだ。
コメント
武術家は時として冷徹になってしまう。
戦いや争いごとは、特に避けなければならない。
たとえ相手を倒しても、恨みは残り、なんらかの形で復讐される。
恨みは恨みを呼ぶだけだ。
特に約束事に関しては寛容でなければならない。
相手に非があっても、寛容に柔軟に対処することが大切だ。