遊園地の観覧車みたいな存在になりたいよねって話
こんにちは、株式会社HQ(エイチキュー)でソフトウェアエンジニアをしている増田です。HQは「テクノロジーの力で、自分らしい生き方を支える社会インフラをつくる」をミッションに掲げるスタートアップ企業です。初期プロダクトとして社員の個別最適なリモートワーク環境の構築を支援する「リモートHQ」を開発、運用しています。
前回の投稿ではこれからのソフトウェアエンジニアの未来について考えてみました。この記事を書いてから数日の間にも、日々の仕事に生成AIを使う割合はどんどん増している印象で、間違いなく自分が「管制官」へと進んでいる実感があります。
さて、今回はソフトウェアエンジニアの話からは打って変わって一般的な話をしたいと思います。
遊園地のシンボルとしての観覧車
突然ですが、皆さんが遊園地のシンボルとして思い浮かべるものは何でしょうか?ジェットコースターやお化け屋敷、メリーゴーランドやゴーカートを思い浮かべる人も多いかもしれません。が、もしかすると一番遊園地のシンボルとして思い浮かべる人が多いのは観覧車ではないでしょうか?
この間ふと観覧車が目に入って、観覧車みたいな存在になりたいなと思いました。今日はそんな話を書きたいと思います。
派手さもなく、集客力もおそらくない観覧車
遊園地が宣伝されるとき、観覧車がその宣伝の中心であることは稀ではないかと思います。時速〇〇kmで滑走するジェットコースター、様々な仕掛けを施した最恐のお化け屋敷、アニメやゲーム作品とコラボしたイベント、最新のテクノロジーを駆使した没入型アトラクション等々。遊園地が宣伝されるときに前面に立つのはそういうもので、実際お客さんもそれらを求めて遊園地に集まってくるケースが多いと思います。
観覧車を目的に遊園地を訪れるというケースは稀とは言わないまでも、少数派である印象は否めません。遊園地に朝一番から並んで、最初に飛び込むアトラクションが観覧車であるというケースもあまりないでしょう。どちらかと言えば終盤に、もしくは締めに乗るようなアトラクションです。
それでもなくてはならない存在の観覧車
上述のように派手さもなく、おそらく集客力もない観覧車ですが、それでも遊園地にとっては欠かせない存在であることは疑いようないのではないでしょうか。冒頭で述べた通り遊園地のシンボルとしての役割を果たしていますし、仮に遊園地からどれかひとつのアトラクションを撤去しなければならないとしても、おそらく観覧車がそれに選ばれることはないのではないでしょうか。
これはとても面白い状況のように思います。派手さもなく、集客力もないのにシンボルの役割を担っており、撤去するわけにはいかない重要な存在、遊園地の観覧車にはそんな存在としての面白さがあります。
個人としても、企業としても、観覧車のようにありたいと思う
つらつらと上述のようなことを考えていて、自分も、そして自分の勤務する企業も、社会にとって遊園地の観覧車のような存在であれたらいいのではないかと思いました。派手さはなく、耳目を集める存在でもない。でもシンボルとしてそこにいて、かつかけがえのない存在。そういう存在でいられることは、企業人として、そしてひとつの企業として、理想的な姿のひとつかもしれません。
最後に
凄まじくボエミーな内容になってしまいましたが、遊園地の観覧車をメタファーに仕事や企業の在り方について考えてみました。日本には「縁の下の力持ち」という美しい言葉がありますが、「遊園地の観覧車」もシンボリックであり、かつ陰ながら皆を支えている存在を表す表現になり得るかもしれません。
いつも通りHQの採用ページを下に置いて終わりたいと思います。観覧車のみならず、色々な個性をもった集団からなる面白い企業です。もしよろしければ覗いてみてください。