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【竜と狼】私が影響を受けたラノベ
今回は、私が今まで読んだ小説で、特に影響を受けた作品を振り返ってみる記事になります。
ライトノベル作家ということで、やはりラノベをベースにした方が良いのだろうなぁと思いましたので、その通りに。
一般文芸に漫画や映画、アニメ、ドラマ、上げるときりが無いですから。
ということで前置きはこのくらいに。
最も影響を受けたラノベ作品
事は結論から。
① されど罪人は竜と踊る / 著 浅井ラボ 先生
② 狼と香辛料 / 著 支倉凍砂 先生
この2つです。
もともと活字を読むことが嫌いだった学生時代。小説を読むことの面白さを教えてくれたのがこの2作品でした。
お世話になった作品ですので、その経緯と紹介を少々。
*されど罪人は竜と踊る / 著 浅井ラボ 先生
ライトノベルという存在を知り、自分で初めて買った作品がこれでした。そして、私が小説を書こうと思い立ったきっかけでもある作品です。
そもそも、やたらと分厚い上に、やたらと小さな文字で書かれた背表紙のタイトルを見て「なんだこれ?」と手に取ったのが始まりです。
一度開いて中を読み始めたら、驚きが詰まったびっくり箱でした。
これは「ライト」ノベルなのか? というほど濃厚で作り込まれた設定とストーリー。物語の表に出てこない世界の隅々まで、確かにそこにあると感じさせる世界観。
こんな物を書いてよいのか、と感動しました。
そして同時に「自分もこんな物語を書いてみたい」という想いに火を付けてくれた作品でもあります。
間違いなく、この作品に出会わなければ、私が小説を書くことは無かったでしょう。
ですが、とある巻であまりに悲劇的な結末を目の当たりにし、続きが読めなくなってしまったトラウマの作品でもあります。
いや、本当に。失恋した時よりメンタルに響きました。
文章だけで、それほどの感情を生み出せる凄さ。物語が持つ”力”というモノを感じさせてくれた作品です。
商業的に良いのか悪いのかは、さて置き。後にも先にも、ここまでメンタルブレイクさせてくれた作品はありませんでした。
気になる方は是非、ご一読を。
*狼と香辛料 / 著 支倉凍砂 先生
この作品は、私がライトノベルを読んで初めてときめいた作品であり、色々な性癖を埋め付けられた物語です。
言わずと知れた名作ですね。
剣も魔法もない世界。行商人ロレンスと賢狼ホロの物語です。
物語は経済の仕組みや、物流、様々な思惑が絡み合う硬派な内容。物語の世界が本当に存在しているかのようなストーリーはとても魅力的です。
そして、私が特に影響を受けたのは「ホロ」というヒロインです。
守られるどころか、主人公よりも一枚二枚上手をゆく賢さ。強く、優しく、時に意地悪な彼女のキャラクター性は、学生時代の私にはたまらないモノでした。
私の好きな『強いヒロイン』という存在は、ここが起源だと思っています。
そして、そんなヒロインに翻弄されながらも、一生懸命に努力する主人公。その二人の関係性も、とても良いのですよ。
今流行のチート系や無双系では表現できない、等身大の登場人物達が織りなす物語は、読むほどに引き込まれる魅力的なものでした。
物語を書く立場になって改めて思うのは、剣も魔法も無いのに、ここまで魅力的な物語を生み出せる技は、本当に凄すぎる……。と、驚愕します。
こちらの作品は2024年4月に再びアニメ化されますね。前回のアニメは台詞を暗唱するくらい繰り返し見ていましたので、とても楽しみです。
よく読んでいたラノベ達
執筆活動に影響を受けた作品は上記の2作品です。
とはいえ、若かりし頃に読み重ねたラノベはもう少しあります。
*とある魔術の禁書目録 / 著 鎌池和馬 先生
*バッカーノ! / 著 成田良悟 先生
*紅 / 著 片山憲太郎 先生
*ゼロの使い魔 / 著 ヤマグチノボル 先生
といったラインナップを読んでいた記憶があります。
恥ずかしながら、学生時代はお金がなく、友人同士で最新刊を貸し合うことで読んでいました。
なので、どちらかと言えば友人の趣味の影響が大きいかもしれませんね。
まとめ
最もラノベに食いついていた時期が学生時代ということもあり、どうしても近年の作品は縁遠くなってしまいました。
人によっては、そんな昔の作品か、と思う事もあるでしょう。
ですが、昔でも良い作品は良いのです。
もし気になった方がいらっしゃいましたら、一読されてみてはいかがでしょうか。
今後、気が乗れば漫画や映画、そのほかの文芸関係でも影響を受けた作品を書き出せればなぁと思っています。
実はそっちの方が沢山あったりするのですよ。
ということで、今回はこんなところで。
また次回があれば、よろしくお願いします。