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ito
itoというボードゲームを知っている方はいますか?ジャンルとしてはカードを使ったもので、最近友人に紹介されてやってみたのですが、これが自分のボードゲームの概念を全く覆してきたので紹介させてください。
何人かで友人宅で集まった時のこと、そのうちの一人が「itoってゲームが面白いからやってみない?」ということで持ってきてくれたのがそもそもの始まりでした。自分が経験してきたボードゲームといえば勝敗がつくものばかりで、子供の頃なんかは険悪なムードになることもしばしばでした。そんなボードゲームのイメージを覆すゲームがこのitoです。
itoには2つのゲームがあり、『クモノイト』と『アカイイト』という2つのゲームを遊ぶことができます。
『クモノイト』
このゲームは全員が仲間の完全協力ゲームです。
プレイヤーの皆さんは「クモ」と呼ばれる正義の盗賊団です。
ある日あなた達は罠にハマり、敵のアジトに捕まってしまいました!
隠し持っていた秘密道具「クモノイト」による脱獄を企てますが、この特殊なロープは非常に細いため、切れないよう1人ずつ登らなくてはなりません!
看守に脱獄がバレないよう世間話のフリをして脱出する順番を決め、全員脱出しましょう!(出典:https://arclightgames.jp/product/ito/)
クモノイトは山札から出されたお題に従って、それぞれが持っている手札の番号をフリートークをしながら予測しあって、少ない数字と思われる人から場に手札を出していくゲームです。詳しいルールはリンク先に載っているのでぜひみてください!(『アカイイト』も面白いのでぜひ!)
この『クモノイト』がすごいのは全員で成功を目指すという点がまずあります。しかも成功したらもちろん盛り上がるのですが、お題の設定が絶妙でなかなか全員で揃うことがありません。たとえ失敗してしまっても、なぜ失敗したのかで盛り上がれるのです。
このゲームはいつメンでやっても、初対面の人とのアイスブレイクでも、親戚の集まりでもどんなシチュエーションでも盛り上がると思います。お題が与えられるので自然と会話が盛り上がるし、成功しても失敗しても誰の責任を追求することもなく平和に楽しめる。自分のボードゲームに対する考え方を変えてくれたそんな思い出のボードゲームです。