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「楽しい孤独」の作り方
2025年1月24日(金)、『「楽しい孤独」の作り方』というイベントを開催します。
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あと1週間を切りました。
普段交わらない3バンドによる対バンということで、来る方は自分の目当て以外あまり見たことないという方が多いのではないでしょうか。
このイベントに来てもらう方に楽しんでもらえるよう、
あとは来るかどうか迷っている方に向けて、という意味も込め、
ガイドブック的なnoteを書いてみようと思います。
「楽しい孤独」の作り方とは
このイベントは、「つぎしま」という何者でもない人間が、自分が信じるかっこいい音楽を世界に証明するためのイベントです。
僕は、一般家庭に生まれ育ち、特に友達がいないわけでも人生楽しくないわけでもない、ごく普通の人間として生きてきました。
そんな中、音楽の趣味においてはほぼ誰とも交わることもなく孤独に生きてきました。
主にヴィジュアル系が大好きだった僕、周りを見渡しても誰も趣味が合う人はいませんでした。
高校の休み時間にイヤホンしながら音楽聴いてたり、誰と感想を共有することもなく一人でライブハウスに行って帰ってきたり。
一人で寂しそうと思われることも、「喋れる人がほしい」なんてぼやくこともありますが、
誰と共有できなくても一人で勝手に音楽を楽しんできた僕の人生は、タイトルにある通り「楽しい孤独」でした。
孤独なので根拠はないですが、僕の耳の中で鳴っている音楽が世界で一番かっこいいです。
ただ、残念なことに僕が聴いている音楽はどうやら今カルチャーの中心にはいません。
もちろんそんなことは知っていました、だから孤独なのだから。
それでも楽しかったからよかった。
でも、社会人になって、音楽業界で働き始めて、自分とカルチャーのズレが少々苦しくなってきました。
この苦しさがつもりつもって、齢27にして「楽しい孤独」仲間を作りたくなった。それがこのイベントを始めることにしたきっかけです。
また、世の中はおろか、音楽とカルチャーの中心とされる街「下北沢」にも全然僕の好きな音楽が鳴っていないことにも気づきます。
僕の耳にはこんなかっこいい音楽が流れているのに、
そんなことも知らずに「ここがカルチャーの中心だ」と言わんばかりに下北沢を闊歩するオシャレさんたちを見て、
謎に憤りを感じることもあります。
だから、そんな"自称"オシャレな街下北沢に乗り込んで、僕の好きなかっこいい音楽で街をぶっ壊してやろうじゃないか。
そんなことも思って「下北沢MOSAiC」というライブハウスでこのイベントの口火を切ることに決めました。
自分の好きな音楽が世界の中心だと思い込み、「楽しい孤独」というイベントタイトルを付けてしまうような少々イタい人間がオーガナイズするイベントですが、
出演してくれるアーティストは全員本物です。
そんなかっこいい出演者をご紹介します。
April in 85(出演時間19:00〜)
Vo&Gt/yuichi abeによるバンドプロジェクト。
景色の浮かび上がる叙情溢れたエレクトロミュージックが魅力。
誰に聴かせても「かっこいい」と言ってもらえる自信があるバンド。
音楽ルーツは様々だが、ヴィジュアル系を共通項に持っているからか、曲調やサウンドに独特なキャッチーさを感じる。
特にライブでは、音を鳴した瞬間。一気に空間全体に心地いい音が広がり、不思議な世界で浮遊しながら心が踊るような感覚になる。
アベさんのソロプロジェクトではあるものの、周りを固めるサポートメンバーの音楽の筋肉ムキムキ具合もすごい。
ときに大胆で、ときに繊細、アベさんの後ろで好き勝手に楽しそうに演奏している彼らを見るのも醍醐味。
実はまだAprilとは出会って1年ちょい。
だけど、出会った瞬間から激惚れしてしまい、「イベントやるなら絶対呼ぶし、絶対トッパー」とその瞬間に思ったことを覚えてる。
Aprilがいてくれたから、このイベントをやろうと思えたほど。
そして、アベさんにはじめて恐る恐る「こういうイベント考えてて、是非April in 85をお呼びしたいんです」とお伝えしたとき、
「めちゃめちゃ面白そうですね!」と言ってくれたのがすごく嬉しかった。
サポートメンバーもみんな優しくて、特にマキさんにはお世話になりっぱなし。
上にも書いたんですけど、アベさん以外の3人演奏中もアベさんが喋ってるときも、マイペースすぎて自由なのでそこも見どころです。
アベさん生誕40周年、BNCの復活、Zepp Shinjukuでのライブなど、盛りだくさんな2025年のファーストアクトを是非堪能してもらいたい。
※あとあけおめ特典があるらしい、僕もなにかわからないんだけど楽しみ。
the Enma.(出演時間20:00〜)
【無差別に愛を刺す ジェンダーレスラブソングバンド】
黒霧心春(Vo,Gt)と森田絵美里(Dr)、サポートメンバー2人を入れた形態で、とにかく熱く激しく、包み隠さず素直に「愛」を刺しにくるライブをする。
トランスジェンダー当事者である心春さんの言葉が、特徴的な声色と共に説得力をもって心に届く。
そして容易くガールズバンドとは呼ばせない、もりみさんの骨太なドラムがthe Enma.を支える。
なによりこのバンドの特徴は「愛」に素直なことで、
ステージに「愛」が結集したとき、ステージ上の心春さんが猛獣と化す。この瞬間が堪らない。
恐らくthe Enma.のファンであるえんまちゃんズは、心春さんが毎回どんなパフォーマンスをしてくれるのか楽しみにしている人たちも多いのではないだろうか。
そんな心春さんをフロントで支えるサポートメンバーのお二人。
僕はサポートの2人合わせたフロントの3人を心の中で勝手に「黒霧心春 with B」と呼んでる。(割と出会ったときから心でこう思ってるけど初めて口にした、怒られないかな)
それだけ心春さんを信頼し、心春さんを輝かせることに徹する2人の演奏には脱帽する。
そして、僕は一般的に猛獣よりも猛獣使いの方が危険だと思っている。
the Enma.の特徴は愛の猛獣「心春」であることは間違いないが、その猛獣が暴れる後ろで爽やかな笑顔でバキバキのドラムを叩くもりみさんはもっとヤバい。多分彼女のヤバさはまだ隠し持ってるはず。
the Enma.にとってチャレンジングな45分になることは間違いない、このメンツでどう戦うのか楽しみすぎる。
梟(出演時間21:00〜)
4人組ロックバンド。Vo.Yoshiatsu、Key.Daisuke、Ba.Yutara、Dr.Lottoによる、常駐ギターがなくキーボードがいるという珍しい編成のバンド。
同期ものも使用せず、ジャズのような空気感も漂わせる梟だが、洗練されたライブパフォーマンスからはヴィジュアル系シーンで培ってきたスキルが感じられる。
昨年敢行したアメリカツアー以降、手がつけられなくなってきてる。ほんまにあとキッカケだけな気がする。
梟メンバーで一番最初に面識ができたのはLottoさん、今の仕事で2年半前にお会いしてからというもの、本当にお世話になりっぱなし。THE大人の漢。かっこいい。(照)
ベースとデザインの天才ゆたらさんは、今回のイベントのフライヤーも担当してくださってます。「厨二な感じでお願いします」って頼めるのはマジでゆたらさんしかいない。(笑)
だいすけさんは、どんな曲聴いても大体「あれっぽいな」って思っちゃう今の音楽シーンに対し、どのパターンにも当てはまらない唯一無二の曲を作り続ける天才。(褒)
そして僕が昔っから声を聴いてた最強ボーカリストよしあつさん。ここ10年だけでいえば、親の声よりあなたの声を聞いてきました。僕のイベントのステージにあなたが立ってもらえるとは思わなかった。(涙)
この日が梟にとって何かのキッカケになると嬉しいな。
この日はいつもの常識が通用しません。
これまでも、そしてこれからも、この日以上に変な日はなかなか存在しないでしょう。
ちょっと刺激的な夜になる気がします。
バンドにとっても、ファンにとっても、僕にとっても。
わけわからないイベントではありますが、あなたの好きなバンドのことを同じように大好きな僕がオーガナイズしてるんです、信じてみてください。
「楽しい孤独」、始めます。