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【魔法少女】琴爪ゆかりさんの魅力

こんにちは、唐梨です。
今日は琴爪ゆかりさんの魅力について書こうと思います。
それでは早速いってみましょう。 





琴爪ゆかりさんとは?

プリキュア14作品目である『キラキラ☆プリキュアアラモード』のメインキャラの一人。
声優は藤田咲さん。
いちご野高校2年生。 
キュアマカロンに変身し、変身モチーフはその名の通りのマカロンと猫。
容姿端麗なうえに、勉強も運動もゲームも何でもこなせる才女。

そしてこの「何でもこなせる」が彼女を語るうえで欠かせないキーワード。自分でも能力の高さを持て余し気味で、そんな自分に複雑な心境を抱えつつも、退屈な毎日を送っていました。そこからプリキュア覚醒を通して少しずつ変化していくゆかりさんの内面描写は、プリアラの魅力の一つです。




麗しのお姉様

とにかくまずもう、ゆかりさんといえば美しい!麗しい!大人っぽい!気品たっぷり!なのに色っぽい!総じてファビュラス!

突然のカミングアウトですが、私、セーラームーンだと海王みちる/セーラーネプチューンが一番好きなんですよ。

さらに私、宝塚も好きで、特に男役よりも娘役が好きなんですよ。

これらが守備範囲の人なら分かっていただけると思いますが、そりゃあ琴爪ゆかりさんを好きにならないはずがないよね、ってな話です。

中学生組の主人公たちを見守る、大人な高校生組のお姉様。そして傍らには男装(あるいは男装と勘違いされがち)の麗人。完璧です。

そんなゆかりさんの大人びた美人設定は、作画にも現れているなと思います。プリキュアって女児向けアニメなこともあって、基本みんなスレンダーな作画なのですが、ゆかりさんだけプリキュア世界の作画にしてはメリハリ立体的な作画。初めてキュアマカロン変身時のニーハイブーツ姿を見た時は「絶対領域ってこんな色っぽいのか…!」と衝撃を受けたことを覚えています。

そのほかに私服も「これはファッションモデルじゃないと着こなせないし、ファッションモデルだとしても女子高生向けのものではないぞ?」と思わせる系統のものを着こなしています。雑誌でたとえると、本来の年齢的に適齢であろう『non-no』とか『Seventeen』じゃなくて、『25ans』とか『ELLE』にいそうな感じ。これは超個人的な偏見ですが、ゆかりさんは絶対にハイブランドやオートクチュールが似合うっ!!!本人の美貌が服に負けないタイプの人だと思う。たぶん顔タイプ診断でいうとエレガント。華やかに飾り立てられた優雅なお姿をぜひ拝見してみたいものです。

自分の過去のXを見ても、ゆかりさん美人つぶやきしかしてなかったです。笑




ショコマカとウラネプ

さて、ゆかりさんを語るうえで必ず外せないのが剣城あきら/キュアショコラ。先程「傍らには男装(あるいは男装と勘違いされがち)の麗人」と書いたのはこの人のことですね。通称ショコマカとして、二人のあまりの見目麗しさから、きっとTVの前の視聴者をざわつかせてきたに違いない、と思わせるコンビです。

そんなショコマカといえば、百合界のカリスマことウラネプ(セーラームーンの天王はるか/セーラーウラヌス海王みちる/セーラーネプチューンのコンビ)をオマージュして生み出されたキャラと言われています。実際、宝塚のような耽美な演出や、コンビの片割れが男役のように中性的であることからも、そうなんだと思います。

じゃあウラネプとショコマカの違いは何かというと、男女(いやどっちも女だけど)それぞれの役割が逆。

ウラネプは、ぱっと見ウラヌスがネプチューンをリードしている風に見えますが、実はウラヌスの方が少年のような幼さがあって、ネプチューンがどーんと構えて受け入れている感じ。

一方ショコマカは、ぱっと見マカロンが猫のような気まぐれさでショコラを振り回しているのですが、実は心に闇を抱えているのはマカロンで、ショコラがそれすらも大きな愛で包み込んでいる感じ。

両者は、耽美な美形コンビという点では同じなので一括りにされやすいですが、それぞれの性格や持ち味はやっぱり全然違うので、ぜひ両作品とも見て、その世界観に浸っていただきたいですね。ちょっと本来の女児向けターゲット層からは明らかに浮いちゃってますが、そこがまた良いので。笑




ゆかりさんと闇

さて、今回はセーラームーンではなくプリアラについてのnoteなので、ゆかりさんに話を戻すと、やはり傑作回は第29話「大ピンチ! 闇に染まったキュアマカロン!」でしょうか。

いや、ナタ王子の回とか、リオに精神攻撃されると見せかけて逆にかまかける回とか、他にもたくさんあるんですけどもね。

ただ、マカロンが自分の意思で闇を跳ね除けた「あなたは私・・・。あなた・・・好きよ・・・」の名台詞に始まり、闇の世界から戻ってきた際になぜかお姫様抱っこで受け止めるショコラに、けっこうな精神攻撃を受けてたはずなのに「ちょっと遊んできただけよ」と余裕たっぷりに言えちゃうマカロンに、無駄に耽美なモーションで繰り広げられるショコマカのコンビネーション攻撃に、その間に終始流れるキャラソン『CAT MEETS SWEETS』の演出に、見どころ盛りだくさんなんですよ!

ゆかりさんって、女児の憧れのキラキラ輝く正義の味方のプリキュアの割に、自身の心のコンプレックスが王道主人公属性らしくないんですよね。何でもできてしまうからこその、人生への退屈さや飽き飽きした感情を抱えている。そして何でもできてしまう彼女ですから、そんな自分もしっかり客観的に把握できていて、だからキラキラ正統派主人公属性な人たちに複雑な心境を持ってしまう。

闇な虚無という点では、プリキュアの中で一番敵サイドに近い心を持っていたと思います。リオやエリシオの仕掛けた罠にわざと自分から嵌まりに行ってやり合えるのも、似ているから何となく通じるものを感じて引き寄せられた、という理由もあるんじゃないかな〜と私は勝手に思っています。

でも、ゆかりさんのようなプリキュアがいることって希望だと思うのです。ゆかりさんの存在は、闇や虚無を抱えていても、それをきちんと自覚して正しく扱えば、プリキュアのような光の存在になれることを示している。第29話で「でもね、私の中には光もあるの!」「私の周りには、カラフルな世界が広がっている!」と言い切るゆかりさんは、最高にカッコいいです!




最後に

ゆかりさんの内面は本当に複雑で、本人すら扱いあぐねている節があります。なので、たぶん幼児の頃に視聴しても理解できないかもしれません。ですが、10代の思春期になって視聴したり、あるいはさらに成人して大人になって視聴した時に、初めて見えてくるゆかりさんのキャラクター像があるはず。

そうやって年齢を重ねるにつれてキャラ理解が深まるところも、一筋縄ではいかない猫のように気まぐれな琴爪ゆかり様らしいな、と思ったところで筆を置かせていただくこととします。

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