巡っているのかいないのか

秋口、冷えた朝に思い出す情景がある。
学生時代に付き合っていた恋人と散歩をし、学祭の準備をする場面。

たくさんの秋があったはずなのに、その光景ばかり思い出す。
当時学祭で使った「Seasons of Love」という曲が脳内で流れる。

もう戻れない場面を反芻して、今を悲観する。やめなければいけない。

季節は巡って秋を重ねていく。これから減りゆく秋をかみしめ、美しいものを美しいと思っていたい。

ゆっくり進んで欲しいと願える時が在り続けますように。

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