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エノキの伐採
エノキの木を伐採しています。
エノキの木はムクノキやケヤキに似ますが、横に大きく広がる枝と葉の形にわかりやすい特徴があります。
またエノキは、国蝶であるオオムラサキをはじめとするタテハチョウ科の蝶の幼虫やタマムシなど多くの昆虫の餌となる木で、様々な鳥もその実を餌にしています。(特定外来種の蝶アカホシゴマダラの食草にもなってしまっていますが。)
ここ関東平野でも鳥が落とした種から育った小さな木がよく見られますが、人間にとっては直接の価値を感じにくい木なので、植えられる事も少なく伐採される事が多いように感じます。
必要があってやむを得ず木を伐採する時も、それをきっかけに木の種類や性質を知り、その木を糧に何が生きていたのかを知り、さらには私たちが暮らしている土地の自然の事を知ろうとすることには大きな意味があると思います。
身近に生きる植物や生き物の種類を少しずつ知り、私たちが何を目にしているのか知ることが、この世の中や私たち自身の心を豊かにするのではないかと日々思っています。
【参考図書】
・葉で見分ける樹木(小学館)
・昆虫と食草ハンドブック(文一総合出版
【参考動画】
「これからの地球環境と私たちの暮らしのあり方
Youtube ふじのくにメディアチャンネル(静岡県庁公式)
(講師:国立環境研究所 五箇公一氏)