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補正切りシルバーサーキュラーの見極め方

鉄拳8になってリー・チャオランが変わったことの代表例と言えば、シルバーサーキュラーの補正切り壁コンボです。
新しい要素!しかも補正切りで追撃可能で強い!
是非とも使いたい!!!

とはいえ、私は鉄拳7から鉄拳シリーズはプレイしているのですが補正切りについての知識は素人も良いところです。
説明して!と言われたら言葉に詰まるくらい分からないのが現状です。…が、リーさんにせっかく強い補正切りがついたので先輩方のお知恵やプレイを拝見し、感覚でなんとなく補正切りができるようになってきました。何も知らないところからできるようになってきたので記事として残したいと思います。かなり素人目線での補正切りの話になることを前置きしておきます。ご容赦ください。


◆ 失敗/成功から見る壁コンボのサーキュラーの補正切りの見極め方

失敗例/成功例として2つの動画(GIF)を置いておきます。


コンボのレシピはどちらも、

9WP(壁強)→RKLKRK(T)→WK→HM中9RK→7LK

となっています。

❌ 補正切り失敗

失敗例(※7LKをガードされてしまっている)

⭕️ 補正切り成功

成功例(※7LKが確定)

失敗例では7LKの部分でやられていた相手キャラが立ち上がってガードされてしまっています。ヒットマン中9RKのシルバーサーキュラーを補正切りで当てられていれば本来は確定するはずの7LKがガードとなり壁コンボしている側のリーの大幅な不利となります。


◆ 失敗例と成功例の違い

レシピが同じならばこの2つのコンボは何が違うのか。

それはずばり、
ヒットマン9RKを相手に当てるタイミングにあります。

視覚的な違い数値的な違いの点からシルバーサーキュラー補正切りの失敗と成功を見ていきます。

《視覚的な違い その1》

視覚的に分かりやすい違いに焦点を当てて見ると、サーキュラー後の相手リーのやられ方の違いがあります。

❌ 補正切り失敗

サーキュラー後の起き上がりがめちゃめちゃ早い

️⭕️ 補正切り成功

サーキュラー後の起き上がりが遅い

よく見ると補正切り成功のほうは失敗のほうよりもサーキュラーを当てた時に体が大きく浮き上がっているのが分かると思います。
この浮遊感のある状態で受け身や起き上がりをどう選択しても相手キャラは次にくる7LKをかわすことは不可能です。このやられ方だと、相手が自分のキャラクターを操作できるようになる状態までの時間が長いので7LKが確定する、というような形ですね。
ダウンしてるけど受身が取れない絶妙な状態を作り出す。
これがサーキュラー補正切りの醍醐味ですね。

《視覚的な違い その2》

リーのサーキュラーに焦点を当てた記事なので、練習等でもう少し分かりやすく補正切りができてるかできてないかを確認できないかと探していたらサーキュラーを当てた時のこちらのマーク↓の有無で確認する方法がありました。

黄色い背景の人が床に対して下方向に力を加えたマーク

失敗例のサーキュラーを当てた時だけ出てくる為、壁強、トルネード、シルバーサーキュラーが連続ヒットしつつ、黄色いマークが出ないタイミングを探すというのもひとつの練習方法になると思います。

もともとシルバーサーキュラーは空中コンボ中に当てると床ギミックを発動させることができるという特性があります。

これが補正切りが成功した場合だけは床ギミック発動のマークが付かない為、サーキュラー補正切りの練習をする時であれば視覚的に分かりやすいと思います。


❌ 補正切り失敗

失敗すると黄色いマークが出てしまう


️⭕️ 補正切り成功

マークなし!補正切り成功!!👍✨


他のキャラクターで床ギミックを発動させる技を補正切りで当てた場合でも床ギミックの表示は消える為、覚えておくと楽な場面もあるかもしれません。

《数値的な違い》

壁コンボでの補正切りは一律50%になるという仕組みを利用して、シルバーサーキュラーが壁コンボの中で連続ヒットしつつ、ダメージの補正が50%になっているかどうかで補正切りができているかどうかを判断します。


❌ 補正切り失敗

ダメージ 4(24%)


️⭕️ 補正切り成功

ダメージ 10(50%)


同じサーキュラーを5hitの時点で当てたにも関わらず、失敗では24%にまで落ちてしまった補正が、成功時は50%まで回復しています。これが補正切りです。

壁コンボでは、壁強した技の補正が100%、次が56%、その次が40%、そのまた次が32%…というような補正が効いて、攻撃を当てれば当てるほど補正の効果でダメージが落ちていくのですが、壁やられされた相手のキャラクターが尻もちをつくタイミング(受身が取れるタイミング)の直前で技を当てると壁の補正が50%まで戻ってくる、というような仕様となっています。
技の発生によっては最速で壁コンボをしていても補正切り扱いになるキャラクター(代表例で言えばラース)、技自体にディレイをかけることで補正切りをするキャラクター(アリサやデビル仁)などがいます。
今回のリーのシルバーサーキュラーを補正切りで当てることに関しては《目押し》という領域になり自分で相手のやられ方を見てタイミングを掴んで技を打つということをしなければならないため習得するまでは練習が必要になりますが、慣れてくれば体がタイミングを覚えてくれるので視覚的な違い/数値的な違いを参考にして頂いてご自身なりのタイミングを見つけて下されば幸いです。


◆ サーキュラー補正切りができるようになると実際どうなるのか?

リーさんの従来の壁コンボといえば、
壁はり付き→3LP→6RKLK→2LK
が有名だと思います。

私自身サーキュラー補正切りができるようになるまではどんな状況でもこの壁コンボをしていました。「本当に壁コンボでサーキュラー補正切りなんて難しいことをする必要があるのだろうか?」と思う時もありました。その為、できるようになると何がどのくらい変わるのかという例を挙げます。

比較するため、3つのコンボはそれぞれ同じ場所から始めています。

① 壁コンボができないコンボをしてしまった例

コンボをしてみたら壁が近かったという一例です。
68+壁はり付きの1ダメージで総計69ダメージ。

比較的安定するコンボですが、壁コンボができないはり付き方をしていて、壁コンボができるように調整すればもっとダメージを伸ばすことができたという一例です。


② 壁まで運んだ後に従来の壁コンボをした例

76+13=89
総計89ダメージとなりました。

通常のコンボで壁まで運ぶようにレシピを変え、トルネード後に壁はり付けを目指したコンボです。鉄拳8でも過去の鉄拳作品でも同じようにはり付けて壁コンボをする場面が多いので見慣れた壁コンボかと思います。



③ 壁まで運んでサーキュラー補正切りができた例

81+16=97
総計97ダメージとなる大ダメージコンボとなりました。

壁コンボでサーキュラー補正切りを行うには、
『壁でトルネードをする』必要があります。

その為、③のコンボでは空中コンボ中にヒートバーストを駆使してトルネードをしない状態でコンボの距離を伸ばして壁にはり付け、その後トルネードを目指す、というようにコンボレシピを変えると補正切りサーキュラーが入るようになります。

壁がもう見えている距離で空中コンボを始めることができればヒートを使わずとも壁でトルネードができるというような例もあるため、様々な場面でコンボを変えて壁を目指してみると、より壁コンボに深みが増してくると思います。

①と②のコンボは実際に私がリーを使う中でサーキュラー補正切りができない時によく多用していたコンボであり、壁の距離把握を失敗していつも勿体ない形でしかダメージを取れなかった例でもあります。

サーキュラー補正切りができるようになると浮かせた時のダメージがおのずと伸びます。

その為、単純に今までK.O.できなかった場面でも相手をK.O.できる場面が増える、というメリットがあります。

それに付随する話ですが、サーキュラー補正切りができるように壁まで運ぶことを目指そうとすると自然と壁までのコンボに創意工夫が必要になる、という点もリーの楽しいところだと思います。

実際私もできるようになるまでは従来のコンボをずっとしていたので、ダメージはまあまあ取れてるけど目新しさもなければ代わり映えもしない、というような所謂マンネリな状態が続いていました。その中で『サーキュラー補正切り挑戦してみようかな?』と考え始め、どのようにコンボをすれば壁までトルネードをせずに運べるか、どうしたら実戦でもミスすることなくサーキュラー補正切りを当てるようになるか、という所に焦点を当て、実際に出来るようになって来た時に『鉄拳8のリーめちゃめちゃ楽しいのでは!?😳』と気づいた、というようなこともありました。

今回の記事をまとめようと思ったのは、このように私自身がサーキュラー補正切りがまったくできなかったという所からのスタートで、何度も何度もリー使いの先輩方にやり方を聞いて実際にやってみても『…ごめんなさい!!せっかく教えて頂いているのにどうやってるのか全然分からないです!!😭』というような期間が長かったからです。
『できなくて悔しい!!けど全然分からない!!』という気持ちを失う前に記事としてまとめようと思いました。
誰かの役に立っていれば幸いです🙇‍♀️



◆ 余談① リーカッターヒットマン移行からのサーキュラー

サーキュラーの話なのでついでという感じではありますが、平地でリーカッターヒットマンからシルバーサーキュラーを当てて7LKのクリッパーホイールを決める時も同じような確認ができます。

❌ 失敗した時

失敗しているのでサーキュラーに壁ギミックの黄色いマークがついていて、相手リーはサーキュラー後に受身が取れていますし、やられ方も成功とは違い相手側に足があるやられ方となっています。

️⭕️ 成功した時

成功しているので壁ギミックの黄色いマークはなく、相手リーはシルバーサーキュラーの後に受身を最速で取ることができません。やられ方も相手側に頭がある仰向けとなり大きな違いがあります。

成功時のダメージはリーカッターヒットマン移行(44RKLK)、シルバーサーキュラー(HM中9RK)、クリッパーホイール(7LK)の順で足して、23+16+16=55、ということで総計55ダメージです。リーカッターからサーキュラーは最速ではないものの確定するタイミングが必ずありその時は頭向きやられとなることを覚えておくと慣れてくると思います。

◆ 余談② コンボ始動として使うリーカッターサーキュラー

逆に言えば本来失敗であるはずのリーカッターからの最速シルバーサーキュラーを床ギミックを発動させるように打てばコンボ始動となり得るのでは…???と思い至ったので試してみたらできました🥳

75+11=86
総計86ダメージでした

宇宙ステージは壁も含めるとぶっ壊れなくらい強いです🌍💫
リーカッターからシルバーサーキュラー後にフロアブラストを挟んでいるため軸が通常の状態に戻るのも魅力のひとつです。

床割れから壁が遠いステージで66ダメージ
もう少し詰めればいいコンボが見つかりそうな予感
床割れから壁が絶妙に遠い場所で79ダメージ
44RKや前ダッシュ2RPなどタイミングと前ダッシュの踏み込みが甘いとコンボ自体を落としますが鉄拳8らしい拾い方に加え、横移動での軸合わせやジャスト入力など、リーの器用で面白い面も垣間見えるのでかなり好きなコンボです。

仁の精神世界ステージの性質上、どろどろ沼のステージとガラス張り床のステージで床を割った場所と降りた先がリンクしている為、運ぶコンボなどは割った場所によって毎度変わることになりますがリーカッターサーキュラー後に軸を合わせるのか、トルネードしてから軸を合わせるのかと考えさせられるやられ方なのでぜひ色々試してみてください。

65+8=73
総計73ダメージとなりました。

アズセナステージはどの位置で床を割ってもステージ中央に降り立つ仕様の為、安定するコンボを用意しておくとダメージを稼ぐ効率が上がります。軸合わせをする必要が無い上にジャスト入力ができなくてもダメージが1下がるのみのコンボの為、通信が不安定な時の対戦や絶対に失敗したくない時などにやりやすいコンボを目指しています。

69+8=77
総計77ダメージとなりました。

リーカッター前ダッシュポリッシュを使った少し難しめでも安定するコンボを目指しました。サーキュラー補正切りからのクリッパーをすると飛躍的にダメージが伸びますが壁やられの角度が斜めなので安定性は低かったです。(運良くできた場合は総計84ダメージとなりました)

Xでアズセナステージのコンボ例を4つほど挙げていたら需要がありそうだったのでポストを載せておきます⬇️

いつも教えてくれてる割り箸さんがアズセナステージでエクセレントなコンボを作ってくれたので合わせて紹介しておきます⬇️


以上がリーカッター最速シルバーサーキュラーの床割りコンボ始動からのコンボの例です。

これは…間違いなく強い!!!!!!!(確信)
技打ちのタイミングを切り替えることでここまで変わるのでいつものリーカッターシルバーサーキュラーのタイミングだけでなくステージの床ギミックに応じた切り替えも視野に入れていきたいですね👩🏻‍🎓


総評:シルバーサーキュラーは奥が深い上に強い🌹✨



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