ラース司令、始動!
◆立ち塞がる壁 ~コンボ作り編~
アリサ拳帝から間を開けず、ラース司令がいよいよ始まりました。
リーとアリサをほぼ苦もなく拳帝に上げることができたのは、鉄拳7時代の肥やし(コンボに慣れていた、立ち回りで振る技が何となくでも分かっていた等)があったからだということに気づくのはそう遅い話ではなかったのです…。
ラースを始めるにあたって、まず直面した壁は基本中の基本ができないというところでした。
それは…、『コンボ』でした。
ラースはリーアリサと違って、
作れない・覚えられない
の2つ揃った状態でのスタートでした。
リーアリサで出来ていたこと、それは自分でコンボを作り、浮かし技を打ったあとにコンボを落とさずに完走できるということでした。リーに至っては壁コンボの為に途中の空中コンボを変更することも難なくできました。アリサは9LPの3段トルネード技が強いものの、壁付近では機能を発揮しないため多少苦戦を強いられましたが場数を踏むことと練度の問題で壁調整はできるようになる、と確信が持てるというような感じで、コンボや壁調整に至っては心配事があまりない状態でした。
しかし、ラースはというと…、まず自分でコンボを作れないという壁がありました…。
というのも、ラースを知っている方は分かるかと思いますが、鉄拳7の時代にあった3RPLPのフラッシングドライブというスクリュー技が鉄拳8では削除されてしまいました。これは鉄拳7のラースしか知らない私にとっては相当な痛手で、せっかく浮かすことができても『どうやってコンボすればいいの…?』と頭が真っ白になってしまう状況に陥りました😭
自分では作れない…。
ならば人に頼れば良い!💡
早速、YouTubeで
『鉄拳8 ラース コンボ』
で検索だ~~~~!!!!!🔎(諦)
諦めも時に肝心なのです…。見栄を張っても私はラースのコンボが作れないのです…。恥ずかしいことじゃないんだもん…!!!!!😢
…気を取り直して検索結果です。
流石は令和の家庭用格闘ゲーム。
YouTubeの検索結果欄には鉄拳8のラースのコンボをアップロードしてくださっている有難い先人達が沢山…!!これで私もなんとかコンボできるぞ…!!!!
…と思ったのも束の間。
視聴したものの……、コンボ内容が高度すぎるものが多く、『これを…私が…?覚えて…実際にやる…だと?(絶望)』と動画視聴だけで絶望しかけてしまいました(※もうしていた)
どの辺りで絶望したのか、かいつまんで説明すると、コンボ中に寸分の狂いなく66RKRP(サイレント・エントリーに自動で移行)という技を入れなければならないこと(66入力でコマンド完成までの時間にラグが生じるとコンボを落とすので初心者には難しい)、コンボ火力を上げることとコンボの安定の為に右パンチRPを挟まなければならないこと(その後の硬直が短くて立て続けにコマンドを入力することが難しい)、などが壁となり、初心者でも扱いやすい(はず…の)キャラクターのラースは蓋を開けるとやたら難しい印象しかないぞ…?という内容で、とても私ごときが手を出せるコンボではなかったのです。
自分でコンボを作るルート、人様の高度なコンボを覚えて実際にやるルートはこの時点で望み薄でした。
CBTの時はトルネード技として1RPLKを使用して火力が低いながらもなんとか楽しんでいたのですが、色々な人のラースを見てもそのパーツでコンボしている人はあまりおらず…そして私も新しく追加されたSE中にWP(タリャァ!!って言うことで特徴的な技)というトルネード技を組み込むものに惹かれていた為、何としててでもSE中WPでコンボするぞ!!!💪という気持ちだけは持ってラースと向き合うことに。
自分じゃ作れない、人様のコンボを見てもできなさそう…。そう思った他力本願な私は、ある人に頼むことにしました。
◆舎弟コンボ
困った時は人に頼れば良い(二度目)(他力本願)(他力本願寺)
そういうわけで(どういうわけで)『このコンボ始動の技から私でもできるコンボ作って!!!!』と一緒にマスターカップを楽しんだ然る方に無理難題を押し付けながらラースのコンボ面を解決することに。
この時点でその方は拳帝精製マシンと化していて、風神に到達していないのにも関わらず鉄拳力が20万超!その後触りたいキャラ軒並み触ったのでメインのリーを風神に、ということでサクッと風神へ。記事を書いてる時点でリーは鬼神、キングを風神に、と今度は風神精製マシンとなりつつありました…(畏怖) 時間が無くて土日くらいしかランクマできないとはいえ凄まじい快進撃。拳帝精製期にラースも50試合前後で拳帝まで上げていて、なおかつ新技であるSE中WP(タリャァ!!)をすぐさまマスターしてコンボに取り入れていたのでこれは聞くしかない!!と頼み込みました。
以下の3つを踏まえて作って頂きました。
①SE中WP(タリャァ!!)でトルネードしたい
②トルネード後は簡単だけどまあまあ火力が出るコンボ締めにしてほしい
③りんりん先生でもできそうなコンボにしてほしい
厄介を通り越して実にワールドイズマインな頼みですね…(猛省)。今から考えるとよくこんなことを飄々と頼めたものだと思います…(323スライディング土下座)
そういうわけで上記3つの無理難題をなんとか聞き入れて頂いた舎弟コンボがこちら⬇️⬇️⬇️
6WP(浮かし技)→3LK3~DE移行→DE中RP→3RP3~SE移行→SE中WP(T)→(近くまで走って)3LP→4LK6~SE移行→SE中LP 66ダメージ
コンボ始動技によって多少内容は変わるものの、基本的に3RP3~で3の入力を維持したまま、RPの入力も維持したまま、タリャァ!!でトルネードしたい時にその状態でLPを押すとWPの入力として受け付けられるので失敗がないとのこと。アーケード版鉄拳を極めていた人なのでボタンをホールドして技がきちんと入力されるようにするという技術を用いて、LP+RPでWPとして入力したのに技がちゃんと出ない!というストレスを無くしてくれました。コンボに慣れていない当初は新しい技でトルネードさせることに四苦八苦していましたが、私が無くなってしまった!!と嘆いていたフラッシングドライブ3RPLPの入力と似ているのでその雰囲気で打つとトルネードしてくれるから大丈夫!と元気づけられてなんとか覚えていくことに。
そしてそして、私が懸念していたトルネード後の追撃。これは鉄拳7でお馴染みのあるラースの動きでした。
3LPも4LK6~もSE中LPも知ってる技!!
分かりやすい!!
ジャブ刻みも66入力もない!!
神~~~!!!😭🙏✨
そういうわけで、これを舎弟コンボ(基本のコンボ)として来る日も来る日も練習していったのです。
◆立ち塞がる壁 ~反復練習編~
ようやくコンボのメモが完成!!!
あとは身体に覚え込ませるだけだ!!!💪
コンボが作れないと嘆いていたのはとうの昔。
今の私には舎弟コンボがある!!大丈夫!!!
意気揚々と練習を始めました🎶
しかし………、
同じことを繰り返して覚えるだけのはずなのに…浮かした瞬間やトルネードさせた後に何をしたらいいかが全く思い出せなくて頭が真っ白になる…😱
リーやアリサではこういうことは起こらなかったのでラースへの理解が足りていないせいだとは分かっていたのですが、メモしたコマンドの通りに順番に技を出していくだけなのに頭が真っ白になって躓く日々…。私ってこんなに物覚えが悪かったんだ…。こんなこと初めて…🥀
コンボを作ってもらっても、それをメモしても、実際にやると何度やっても上手くいかない。リーとアリサが上手くいっていた分、急に何もできない自分というものに直面してしまい、
『ラース…無理かもしれない…』😭
とランクマすらしていないのに弱音を吐く日々でした。昔鉄拳7でしていたコンボが軒並み入らなくなったこともありましたが、ラースの場合は特殊な構えの技、ダイナミック・エントリー(DE)、サイレント・エントリー(SE)、リミテッド・エントリー(LE)、の多種多様な技を覚えなければならず、なおかつ先程の舎弟コンボを表記した時のように、SE中WPでトルネード、3LK3~DE移行、DE中RPとコンボで中継する技を出すには必ずと言っていいほどエントリーを含むのでメモが読みにくく自分でメモを取っているのにも関わらず瞬時に理解できないことがもどかしい期間が続きました。
そこでまず、新しくメモを作る事にしました📝
①各種エントリーから出せる技をメモとして一覧にまとめ、②更にエントリーに移行できる技のリストを作り、③発生フレーム、④上・中・下の判定、⑤エントリー移行時と立ち状態のガード時ヒット時のフレームのプラスマイナス、…この全てを調べ上げ、自分でメモを見ながら技を出すという練習を繰り返しました。(この回りくどいメモと練習過程を見て分かる通り、私は普通の人が数時間やれば理解できそうなことを相当遠回りして納得するまで調べて理解していかないと覚えられないタイプです)
しかしながら、ここまでしてもコンボ始動を当てても頭が真っ白になることは改善されず…、いったい何が私をここまで意固地にさせているのか全く分からないまま、浮かしては頭が真っ白になるという日々を繰り返していました。
このままでは潰れてしまう…ダメだ…、と思い、一旦鉄拳から離れることに。2週間ほど別ゲーを嗜みながら、事ある毎にラースのコンボをイメージトレーニングしました。別ゲーをやりつつも、いつも頭が真っ白になる部分を重点的にイメトレする日々。『ラースのコンボは一緒に声を出しながらやると覚えられるよ』というコンボを作ってくださった方の言葉もあったので6WPのコンボをイメトレしながら、『消えろ!だんふしゅエァヤァ!ふんふんタリャァ!』と鼻息混じりに呪文を呟きながら時折鉄拳を開いてラースと向き合う日々。
そんなこんなで別ゲーにも飽きてきた頃、ようやくラースを本格的に練習し始めました。
そうするとあら不思議…!!
あんなにも頭が真っ白になっていたのにいつの間にか流れるようにコンボができるようになっていたのです!!
イメージトレーニングは大事だし、時には鉄拳から離れてみること(けれど心は鉄拳にあり)も大事なのだと気づきました。
コンボ習得で躓いている方がもしいらっしゃれば、イメトレと声出しがオススメです!🙆🏻♀️
◆舎弟コンボから新たなコンボへ
舎弟コンボ(トルネードしたら3LP→4LK6~SE→SE中LP)の締めに慣れてきたので次のステップとして、
・ステージギミックに対応させてコンボの後半を変更すること
・コンボダメージが高いレシピを自分で作ること
を念頭にコンボの改善に着手しました。
・ステージギミック ~フロアブレイク編~
まずはフロアブレイク、床割り系のコンボです。これができるようになると床が割れるステージでかなりのダメージを取ることができます。
ラースといえばエントリーを絡めてコンボをすることが多いので、まずはエントリーから床を割ることが出来る技を探しました。その中でサイレント・エントリーの中にSE中にWKという新技があったので、それをコンボとして取り入れることに。そしてYouTubeのコンボ動画でコンボの中継技として使われていた66RKRP~DE移行と組み合わせて床を割れるコンボと舎弟コンボよりも少しダメージを伸ばすことを意識しました。そのコンボがこちら⬇️⬇️⬇️
6WP→3LK3~DE移行→DE中RP→3RP3~SE移行→SE中WP(T)→66RKRP~DE移行→DE中LP6~SE移行→SE中WK 69ダメージ
最後のSE中WKの部分はSE中LPでも同じダメージが入るので、ヒート中などはヒートダッシュも絡めた大ダメージを狙えるのでコンボの幅が広がりましたね。なによりSE中WKが格好良いのでコンボを完走することができた時はテンションが爆上がりです!🇸🇪 このコンボをする為だけに何も割り当てていなかったアケコンのRK右横のボタンにWKボタンを割り当てました! 家庭用メインの時代で個人が持つ様々なコントローラーでプレイすることが多い中でボタンの割り当ては今後もどんどん増えてくるのかも知れませんね。精度は大事です✨
こちらのコンボは床を割った後にヒートバーストを絡めてヒートダッシュも活用した倒し切りを目的としたコンボの一例です⬇️⬇️⬇️
6WP→3LK3~DE移行→DE中RP→3RP3~SE移行→SE中WP(T)→66RKRP~DE移行→DE中LP6~SE移行→SE中WK(フロアブレイク)→RP+LK(ヒートバースト)→6RPLP6~SE移行→SE中LP6~ヒートダッシュ→666LK 85ダメージ
このように見るとラース司令のコンボレシピを書くことも読むことも大変だと分かりますね💦
人によって表記も違うので動画などのコンボをちゃんと理解できるよう私は逐一『~○○移行』と省略せず書いてる節があります。覚えたら覚えたで、うんうんうんうん~、分かった!分かったよ!となるくらい回りくどい表記ではありますが覚えるまでがラースはとても難しい為、私のnoteのラース司令のコンボではこんな長い表記が続きます…。
・コンボ火力をアップさせる
床割りを覚え、ヒートも少しずつではありますが使えるようになってきました。
ここまでで6WPの最大ダメージは69ダメージ。
70ダメージまであと一歩で届かずということで、もう少し上げられないかなぁと思っていました。そこで色々なエントリーからの技やコンボ動画などから学んでいくとDE中RP9~RKという技に行き着きました。そちらを取り入れたコンボがこちら⬇️⬇️⬇️
6WP→3LK3~DE移行→DE中RP→3RP3~SE移行→SE中WP(T)→66RKRP~DE移行→DE中RP9~RK 75ダメージ
ただ、これをすると自動的に位置入れ替えが発生してしまうので1P/2P側が苦手となってしまうとなかなかやりづらいコンボではあります。
最初はコンボを作れない・覚えられないという基本が危うい状態ではありましたが、自分で少しずつ応用しながらラースへの理解を深めていくことができました!
次回からはタース雷鳥のランクマッチでびゅーから拳帝までの道のりを徐々にまとめていきます!🐣