見出し画像

寿命が尽きるまでにぼくができること

ぼくは何歳まで生きられるのかと考える時がある。
80歳までならあと20年ほど、90歳までならあと30年ほど、100歳までならあと40年ほど・・・。

どれにしたって人生の折り返し地点はとうの昔に通過している。

ぼくの寿命が80歳で尽きるなら、ぼくはあとたったの20年しか生きることができない。

しかも若き頃のような元気は枯渇してしまっている。

リタイヤしたら家内と旅行でもしながらのんびり暮らそうか。

しかしただ死を待つような生き方もしたくはない。

どうすればいいだろうか。

この歳まで何かを成し遂げたとか、後世に何かを残すような大それたことは何もできなかった。

そんなぼくがたったの20年で何ができるだろうか。

きっとあーだこーだと思っているだけで、何もしないまま20年があっという間に過ぎていくんだろうな。

それじゃ、今までと同じことの繰り返しだな。

30歳代までは時間が永遠にあるような錯覚をしていた。
40歳代だって例外じゃなかった。

だから時間を浪費してしまっていた。
一日中テレビを見ていたり、ゲームをしていたり・・・。
勉強に時間を充てるようなことはなかった。

何百、何千時間もの時間を浪費してしまったことだろうか。

でも過ぎてしまったことは仕方がない。
この先、同じことを繰り返さないことが肝心だ。
ぼくは時間を浪費することの愚かさを知っている。
同じ過ちはしない。

まずは自分にできることを考えよう。 
それをどうやれば継続できるのか考えてみよう。

きっと体は思うように動かなくなる。
トレーニングをして、その時間を遅らせるための努力をしよう。

できることを続けて、20年後にどんな成果になるか想像してみよう。

その成果は何のために達成したいのか考えてみよう。

お金のため、名声を得たいため、自己満足のため。
いや、違うな。
どれも年寄りに必要なものじゃない。

誰かのためになることをしたい。
誰かを喜ばせることをしたい。

あーだこーだと迷っている必要はなさそうだ。
それに迷っている時間がもったいない。
あとは行動するのみ。

神様、どうかあと20年だけ生かしてください。
誰かに希望と勇気を与えられるような小説やエッセイを書き続けます。

いいなと思ったら応援しよう!

鈴々堂/rinrin_dou@昭真
小説を読んでいただきありがとうございます。鈴々堂プロジェクトに興味を持ってサポートいただけましたらうれしいです。夫婦で夢をかなえる一歩にしたいです。よろしくお願いします。