石田りんり

兼業作家。早大文構卒。得意分野はオカルトと宣伝と地方創生。岐阜市在住。

石田りんり

兼業作家。早大文構卒。得意分野はオカルトと宣伝と地方創生。岐阜市在住。

マガジン

最近の記事

大学の時に宗教団体の学生組織に勧誘された話

2022年7月8日。 安倍晋三元内閣総理大臣が演説中に凶弾に倒れた。 安倍元首相を狙撃した山上徹也容疑者は「特定の宗教団体に恨みがあり、その団体と関係の近い安倍元首相を狙った」と供述していた。 当初は大手マスメディアは公表していなかったが、その特定の宗教団体とは世界平和統一家庭連合(旧通称:統一教会)のことだった。 統一教会は全国の各大学(有名大には必ず)に学生組織を置いている。 今回はその統一教会の学生組織に学生時代に勧誘をされた話を書きたい。 大学1年生の夏前のち

    • 同じ釜の飯を食った仲間でどうして人生歩む道がこんなにも違ってくるのだろうか

      地元で開催された寮のOB会に参加した。 同じ釜の飯を食った世代の仲間も参加していたのだが、どうしてこんなにも違う人生を歩んでいるのだろうか、と驚いた。 私の住んでいた寮はいわゆるところの県民寮で、岐阜出身の人なら誰でも入寮できるような寮だった。 岐阜で生まれ、18歳まで岐阜で生活して育ってきた仲間たちなのだが、大学の4年間で、その歩む道は千差万別、多種多様に異なっている。 私のように地元の民間企業(といっても所在地は名古屋だが)を選び就活したものもいれば、外資系企業に就

      • 人間はスタンプラリーから決して逃れることができない問題

        スタンプラリーとは、一定のテーマに沿って、周遊を行い、経過地点でスタンプを集める企画のことである。 私自身も以前、スタンプラリーを集客のため、スタンプラリーを企画したことがある。 版権モノのキャラクタースタンプラリーで、回るコースを提示するタイプのスタンプラリーだった。 スタンプラリーに参加した人は概ねリタイアすることなく、こちらの求めるチェックポイントは制覇し、ノベルティを手にして帰っていった。 チェックポイントを作り、めぐるルートを設計して、ちょっとしたお得感、満足

        • FFXのことは今でも好き

          ここ1ヶ月くらいで、ファイナルファンタジーX(以下FFX)が再評価(?)されているので、とりあえず意思表明をしておく。 ニコニコ動画でUPされた動画がネットミームとなり、あらゆる層にいい意味でも悪い意味でも普及された結果、FFXは広く知られることとなった。 FFXはゲーム性、音楽、ストーリー、どれをとっても最良で最高の作品だから、今回悪い意味で騒がれても作品を実際に手にとり、プレイした人の評価は絶対に良か優良しかありえないので、そこに不安はない。 リマスター版でもなんでも

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        • 徒然文庫
          9本
        • 岐阜小説
          1本

        記事

          リゾナーレ八ヶ岳に行ってきた

          家族旅行で星野リゾートの「リゾナーレ八ヶ岳」に行ってきた。 リゾナーレ八ヶ岳はその名の通り、八ヶ岳の山麓に位置する、リゾートホテルであり、ホテル内にレストラン、カフェ、プール、結婚式場などを取り揃えた複合リゾート施設である。 人生初の星野リゾートデビューを、リゾナーレ八ヶ岳で飾ったわけだが、これが本当によかった。 高級感あふれる部屋の内装に、ホテル敷地内にはモールがあり、多種多様なお店で消費アクティビティが楽しめる。 料理もビュッフェ形式を選択したが、とても美味しくて、

          リゾナーレ八ヶ岳に行ってきた

          仕事を休んで浅草ロック座へ行ってきた。

          6年前の2016年5月。 大学4年の就活真っ只中のときに、僕は浅草ロック座(日本有数のストリップ劇場)へ行った。 その当時の僕は就活に疲弊し、精神的にも追い詰められ、限界を迎えていた。 そんな中で救いを求めたのが、推しのセクシー女優であった上原亜衣さんだった。 彼女の引退前、人前に出る最後の機会として、浅草ロック座で20日間限定のストリップ公演に出演すると聞いて、「画面越しではなく、実際に彼女を見ることで活力をもらおう。」そう思い、僕はリクルートスーツを身にまとい、人生で

          仕事を休んで浅草ロック座へ行ってきた。

          マルシェ、最近増えてることない?

          最近「マルシェ」という言葉をよく聞く。 フランス語で市場という意味を持つ言葉らしい。 英語で言うmarketと同義の言葉である。 個人や小規模事業者が人通りの多い場所や公園等に出店した集合体のことをいうようだ。 日本でも中世頃から商取引がされる場として「市」があった。 それの現代版がマルシェというわけだ。 「サンデービルチングマーケット」や「岐阜まちなかマルシェ」、「長良川夜市」、「あんどん朝市」、そして本日開催された、「ミライの参道まるけ」など、最近私が住む岐阜地区でもよ

          マルシェ、最近増えてることない?

          全人類は「明日、私は誰かのカノジョ」を読んだ方がいい

          ゴールデンウィークに何をしていたか、というと、暇に任せてDMMbooksで漫画を漁っては読み、漁っては読みを繰り返した。 その中で、「これはヤバいぞ」と感性に訴えかけてきた作品が「明日、私は誰かのカノジョ」だった。 「明日、私は誰かのカノジョ」はさまざまな悩みやコンプレックスを抱えた女性たちに焦点を当て、オムニバス形式で描く漫画(既刊10巻:2022年5月時点)であり、この4月からなんとテレビドラマ化もしている。 そんな人気作である「明日、私は誰かのカノジョ」だが、描かれ

          全人類は「明日、私は誰かのカノジョ」を読んだ方がいい

          なぜ人はショッピングモールへ出かけるのか

          ゴールデンウィークの真っ只中、皆さんはいかがお過ごしだろうか。 今回はコロナの規制もなく、「今までと変わらないゴールデンウィーク」というようなことをメディアでも言われている。 ゴールデンウィーク2日目の4月30日、家に篭りっぱなしの連休もなんなので、私は家族と近所のショッピングモールに出かけた。 モール近くまでくると、駐車場待ちの列が敷地外の公道まで続いていた。 ショッピングモールの敷地に入るのに、10分。 駐車場の空きを探すのに20分くらい待ち、ようやく

          なぜ人はショッピングモールへ出かけるのか

          山田くん

          山田くんと会ったのは、終電間際の名鉄各務原線の電車の中だった。 中学は地元の長森南、高校は岐阜高校、大学は一浪して河合塾に通い、名古屋大学に進学した山田くん。 小学校のときの宿泊研修でホームシックを起こし、夜に大泣きして同室の子たちに大顰蹙を買った山田くん。 中学のときの体育祭のクラス対抗リレーで盛大にコケてクラス中から大ブーイングをくらった山田くん。 中学卒業以来だから、もう13年ぶりだろうか。 久しぶりに見た彼は真っ黒なスーツに身を包み、覇気のない虚な目をしていた。

          社会人5年目問題

          「社会人5年目問題」という言葉をご存知だろうか。 この4月から社会人6年目に突入した私がたった今考えた言葉なのだが、社会人5年目にもなると水面下にあった問題・悩みがいろいろ表出してくる年次であることは間違いない。 「社会人5年目問題」の具体例を以下に書き連ねたのでぜひ一読してほしい。 ・自分の社内的立場 日本の伝統的な大手企業(Japanese Traditional Campany、以下JTC)勤務だと入社5年目になると社内の位置付けが変わってくる。 JTCでは

          社会人5年目問題

          決意表明

          アカウントを2017年に開設して少しだけ物書きしてたけれど、その後放置して今に至るので、少しずつ動かしていこうと思います。 日本人は、春になると何かを卒業したくなったり、始めたくなったりする生きものだから、仕方ないよね。 ということで、これからやっていきます。 こういうブログとか投稿系のものは継続してコンテンツを出し続けることが読者獲得への近道だということは自明の理なので、投稿の頻度は無理のないよう、週1にして、ジャンルは特に定めないものとします。 文量も特に決めませ

          レンタル彼女体験レポート

          ◆ご挨拶皆さん、こんにちは。 愛知県在住の20代男性がレンタル彼女を利用してみた感想について書きます。 数年前ではメディアでもよく「レンタル彼女」が取り上げられていましたが、最近は一時期ほど見ることはなくなりました。 今回はそんな「レンタル彼女」の実態を調査してきました。 それではご覧ください。 ◆レンタル彼女とは?レンタル彼女とは、ネット上でプロフィールを確認したお気に入りの女性と、既定の料金を支払い、疑似的なデートを楽しむことができるサービスです。簡単にいってしまうと「

          レンタル彼女体験レポート

          「100日後に死ぬワニ」がなぜバズったのか心理学的観点から考える

          この100日の間、きっと多くの人が注目し、その結末を待ち焦がれたであろう四コマ漫画「100日後に死ぬワニ」。 Twitter上に投稿された四コマ漫画がなぜこれほどまでに反響を呼んだのか。 心理学の見地から分析したい。 **「100日後に死ぬワニ」とは? **この記事をご覧いただいている諸兄には不要のことかと思われるが念のため。「100日後に死ぬワニ」とは主人公の「ワニ」とその友人の動物たちの日常を淡々と描く、きくちゆうき氏による四コマ漫画のことである。掲載媒体はTwitte

          「100日後に死ぬワニ」がなぜバズったのか心理学的観点から考える

          怪談王2019イベントレポ

          8月24日、名古屋の東建ホールにて開催された怪談王2019の見学にいったので、その様子をイベントレポートという形で残しておく。 出演者の皆様について、以下敬称略で綴らせていただく。 「怪談王」について 最恐の怪談師を決定するべく、怪談を「構成力」、「パフォーマンス」、「怖さ」、「間合い」などの項目から点数化し、作家・山口敏太郎の総指揮のもと行われるトーナメント形式の怪談バトル、それが怪談王だ。 初回は2016年に愛知県犬山市の博物館明治村で開催され、以後名古屋の劇場やホール

          怪談王2019イベントレポ

          「天気の子」のヒロイン・陽菜は「晴れ女」ではなく「雨女」だったのではないか

          日本中で大ヒットし、一大ムーブメントを築いた前作「君の名は。」から3年。 2019年7月19日、新海誠監督の最新作「天気の子」が公開された。 あらすじは離島から東京へ家出した少年・帆高(ほだか)は渡航中のフェリーで出会った編集プロダクション社長の須賀圭介を頼り、衣食住と仕事を手に入れる。そんな中出会った天候を変える力を持った少女・陽菜(ひな)。彼女は弟と二人暮らしをしており、生活は困窮していた。それを知った帆高は雨が降り続く東京で、陽菜の祈りで天気を晴れに変える能力を利用し

          「天気の子」のヒロイン・陽菜は「晴れ女」ではなく「雨女」だったのではないか