【私の紹介】メチャ盛りタイトルの小説家。
実を言うと私の本職は小説家だ。
著書は2冊。
「胸を張れ小心者」(文芸社。すでに廃番)
「メチャ盛りユーチューバーアイドルいおん⭐︎」(小学館ジュニア文庫)
細かく言えば
「奇妙にこわい話」光文社
「携帯メール小説」きらら編集部
とかもある。
小説家を目指したのは8歳の頃で、いろいろと紆余曲折があり、ライターやエッセイストやコラムニスト、委嘱リポーターなどの文章系の職を経て、30年かけて500回くらい小説賞に応募したけど、でもなかなか小説賞に入らず‥。
オラー!もうなんでもいい!
めちゃくちゃ盛ったタイトルにしちゃれ!
どうせ賞になんてはいらないんだから!
と、あらくれた気分で書いた小説が、なんとデビュー作に。
タイトル、「めちゃ盛りユーチューバーアイドルいおん⭐︎」て‥。
‥ちょっとデビュー作言うの恥ずかしい。
でも人生って、そういうもんだよね。
まさかと思うものが、賞に入ったりして。
せめてペンネームを「姫美月マカロン⭐︎」とか、ありえないくらい可愛いのにしなくてよかったよ‥。
あまり人に「小説家です」とはいわないけど、なにかの拍子に話すときは、必ず本のタイトルを聞かれる。
「メチャ盛りユーチューバーアイドルいおん⭐︎です」
って答える。
中年の男性とかと話すと、最初は「本を買うよー」と言ってくれるけど、タイトルを聞いたら「買えるかな‥」ってなる。そりゃそーだ。
小、中学生の女の子向けの小説だからね‥。
だけどタイトル「潮騒」とか「真実」とか、硬派な感じじゃないのがいかにも私っぽい。
むしろそんなタイトルなら、きっと本を出せないと思う。
今はなかなか本を出せず、編集さんにプロットを突き返される日々。
きっと次本を出せるときは、また「うおー!なかなか本を出せないから、また盛ったタイトルにしちゃえ!」となったときかも。
「ガチンコバトル!筋肉マッチョ対パイナップル男!」‥とか。
逆にもうここまでくると、恥ずかしくないかもしれない‥!
でも、本をだせるなら、もはやどんなタイトルでも嬉しいです、ハイ。