ドレスを着て、写真を撮るという謎イベント。3,300円也。
会社のイベントで、今日、ドレスを着た。
「妙齢の女性が、ドレスを着て写真を撮る」という謎イベント。
お客さんは二十代から八十代までと幅広い。
場所は結婚式場。
ドレスを選ぶ→着付け→プロのメイク・ヘアセット→写真撮影→ケーキと飲み物サービス
これで、3,300円。
このイベントでどーするかというと、若い人はこの結婚式場素敵でしょ?と見てもらうもので、歳をとった人は、こういうイベントを通じて互助会に入ってもらえたらいいな、というもの。
まぁ、入ってもらわなくても、「あそこ素敵な場所だったわ」なんてお友達に話してもらえればいいという程度。
私はこういうイベントをいつかやるかもしれないので、勉強のために仕事としていった。
ところがお客さんが少なかったので、いつのまにか3,300円をしっかり払い、ドレスを着ることに。
しかし、「好きなドレスを選んで」と言われても、なんだかサッパリ、どれを選べばいいかわからない。
なにしろ私は自身の結婚式のドレスすら、「どれも同じだ」と野武士のようなことを言って、試着1着目で、それに決めてしまった人間だ。
ましてカラフルなドレスが並ぶと、どれがいいか、さっぱりわからん。
まー、これでいっか。
気付けば華やかなドレスがたくさんあるのに、白のシンプルなドレスを選んでいた。
これは、色というより形が気に入った。
できればマーメイドのドレスを着てみたかった。
そして驚く。
‥私、マーメイドのドレスを着たいなどという願望があったんだ!
自分では、ドレスなど何の興味もない人間だと思っていたのに。
私にこんな願望があったことに驚く。
所詮私も、普通の女だったということか‥!(←なんで悔しがってるんだ)
それでなんだかんだ言いつつ、やってみたらなかなか楽しかった。
みんなが「痩せてるからいいわね」「スタイルがいいわね」なんて言ってくれるので嬉しい。
トップ写真がそれだけど、いかがだろうか。
ドレスを着るなんて、全然興味ないな。
まして3千円も払うなんて。その3千円でバイキングでもいくわ。
そんなふうに思っていたけど、やってみたら、こんなに楽しいなんて。
80代のお客様は、「毎年参加してるのよ」って言っていた。「これを遺影にしようと思ってね」
妙齢女性ギャグ。
「いいですね!」って返事したけど、この返事で合ってるのか?
だけど、お年を召して、毎年ドレスを着るなんて、なかなか粋だと思った。
どうです?3,300円。
もしお近くに同じようなイベントあれば、興味なくても参加してみることをオススメする。
やってみたら、案外楽しい。
遺影にもなるし(←?)。
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