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タイプ2のニーズについて

タイプ2にニーズはあるのか?という話が出ていたので、タイプ2に関して考察したことをまとめておく。



タイプ2が抑圧するニーズとは?

「あなたにはそうあってほしい」

「私はあなたを愛しているので、愛するあなたにはこうあってほしい」というのがタイプ2のニーズに当たる。
それには「あなたはそれを望んでいるだろうから」という見込みが含まれる。


囚われの『プライド』

タイプ2の囚われのプライドは「私はあなたよりもあなたのことをよく分かっている」というもの。
これにより「あなたが自分のニーズを満たすには私が必要である」という状態を生み出す。この状態から抜け出すのが難しいのがタイプ2の囚われだ。

タイプ2には自分から人のニーズを汲み取るという特徴がある。この「ニーズを汲み取る」という事自体がタイプ2の自動反応(囚われ)だと言える。
自分が率先して人のニーズを満たすことで「自分は相手にとって必要不可欠な存在」になる(根源的欲求が満たされる)。この時、相手側が求めているように見えるというのがタイプ2の囚われで、自分がしたくてやっている事に気付くのは難しい。

これの何が『プライド』の囚われかというと、相手の本来のニーズを無視することがタイプ2にはある。
相手がタイプ2が気付かなかった部分である自分のニーズを訴えると、タイプ2は「必要とされない恐れ」を感じないようにするために「あの人はわがままだ」と受け取る所がある。


タイプ2の恐れ

以上のことから、タイプ2の恐れは他人のニーズを直視することだと考えている。他人のニーズに気付くのが怖いのがタイプ2だ。

他人のニーズを直視してしまえば自分の汲み取れなかった部分が見え、自分は完全には相手の求めに応じられないことに気付いてしまう。なのでそれを避けるべく、相手から求められるよりも先に自分から必要とされる存在になろうとする。

他人から必要とされる存在であるために、「他人が必要としているものは全部把握している(私はあなたの事をよく知っている)」という状態を維持する。
把握漏れ(相手のことを十分に知らないこと)を恐れているという所がありそうだ。


まとめ

タイプ2は「必要とされたい」欲求から、他人の必要とするものを通じて自分が必要とされる理由を見つける。
(この人はこれを必要としている事に私は気付けて、ニーズを満たせる → この人は私を必要としている)

タイプ2自身が汲み取った「他人の求めている事」こそがタイプ2自身のニーズだ。
「他人にはこうあってほしい」というニーズを持っている。そのニーズを他人の持つものだと見なすことで「私にはニーズはない」という自己認識を形成する。



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