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親も子供もリスペクトし合うということ;子供が親の言うことを聞き入れるためには

リスペクトされることは無条件ではありません。

それは親子の関係でも然りです。


気持ちのいい態度や話し方などは人としてのマナーであり
家の中と家の外、誰に対しても変わるべきことではなく
リスペクトとは離して考えます。


また、ここでいうリスペクトは尊敬とも違います。


私は子供たちが他者を尊重できる人間に
なってほしいと思いました。


当たり前のことをどう教えるかを考えました。


まず親の自分が人として一貫した信念を持つこと。


信念を持つと排他的な人間になるように
思われるかもしれませんが、
そうではないんです。


自分にとって何が大切かが分かると
そこだけは譲れないものになりますが、
その他のことには逆に寛容になるんです。


そうなると親の私は自分の考えを
子供に押し付けることは不要になり、
子供との関係の中で対話を持てる余裕が出ます。


『対話が生まれます』

ここがポイントなんです。


対話が生まれることによって
お互いが考えや思いを出し合える場になります。


ここ、本当に重要。。。


一個人同士の対話なので親子であっても
一から十まで納得同意に至ることはありません。


しかし対話ですから対話を通して出た
具体的な話、目的、仮説、現実性、可能性、
物事や関わる人に与えうる影響、などなど
対話をすれば話し合われる事柄は
「自分と子供はそれぞれが個である」ことを
絶えず念頭におきながら
話を進めます。


そうすることで話し合いが終わった頃には
わからなかったこと、知らなかったことが
明るみに出て、お互いの思い込みや勘違いは払拭され、
当人同士が出した合意に達します。


なので、親が提案したことも子供は納得の上、
なんの問題もなく素直に受け入れます。


そして対話を通して子供と結論に至ったのであれば
親もその結論を尊重しなければなりません。
思い通りにならなかった、合意を反故にするのは
リスペクト違反です。


どうしても納得がいかないのであれば
正直に「ちょっと考えたいから時間が欲しい」
と伝え、可にせよ否にせよ自分の結論を
ちゃんと伝え、必要に応じてまた対話を持てばいいのです。


この流れが「リスペクト」です。


力関係が前提ではなく、
「親なんだから子供のことは自分が一番わかっている」
と言う思い込みからでもなく、
相手を知ろうとする好奇の心を持ち
対話を繰り返していく中で

親は子供がどういう人間なのか

子供は親がどういう人間なのかを

学び合いながら共生していけます。


リスペクトするとは何か、
共生するとはどういうことなのかを
口で言うだけではなく、
本で読むだけではなく、
実体験として子供に教えました。


何よりも、
リスペクトされるとはどういう感じなのかを
知ってもらうことが重要でした。


感覚的なことを体感することで
他者にも同等のことができるようになると考えました。


この対話形式の繰り返しは双方にとっていいことしかなく、
心の問題など長期的視野を入れるべきものでない限り
同じ問題を繰り返すことがほとんどなくなります。


真摯な姿勢は誰に対して持ってもいいものです。








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